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<目次>
1.Yは下あごの動きが重要
1-1 「や、ゆ、よ」よりも舌を盛り上げる
1-2 志村けんの「アイーン」をイメージ

2.R母音をマスターしてネイティブに近付く
2-1 口を横に広げない
2-2 舌とあごを鍛える

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1.Yは下あごの動きが重要

Ear(耳)とYear(年)、どことなく似ている音ですが、発音の違いがわかりにくいですね。

日本語だと「イヤリング」「ニューイヤー」と、どちらも「イヤー」と表記するため、同じ発音なんじゃないの、と思っている人もいることでしょう。

二者の差は、スペルからも歴然ですが、Yの音です。

日本人の苦手なYの発音のコツを、解説したいと思います。

1-1 「や、ゆ、よ」よりも舌を盛り上げる

Yに近い音が、日本語にもあります。

それは、

や ゆ よ

これらの音を発音する時、舌が上あごに触りますね。
舌を上に盛り上げて、一旦離してから「や」と発音します。
ただ、この時に舌にもあごにも、あまり負荷はかかりません。
日本語は、ほとんどどの音を出すにも、あまり口周りの筋肉を使わないのです。

英語のYは、舌をもっとギュッと盛り上げます。
上あごにつけて、擦るような感じで力を入れてから、一気に離します。
ちょうど、「ぃやめてよ!」と強く拒否する時に思わず出る、「イヤッ」という音に似ています。
それくらい、舌に負荷がかかるのです。

違いを聞いてみましょう。

日本人の「や」と英語の「Ya」



どうですか?

最初のねばりが、違うのがわかりますね?

1-2 志村けんの「アイーン」をイメージ

英語の子音は、このように舌やあごに負荷がかかるものが、とても多いのです。
日頃ほとんど使っていない筋肉は、鍛えないと正しい音を出すことができません。
舌を上あごにギュッと押し上げ、下あごを前に突き出すことで、このYの音は正しく発音することができます。
これは、あの志村けんの「アイ~ン」に似ています。

動画で解説しましたので、参考にどうぞ。



このあごの動きをイメージして、Yを正しく発音できるように練習しましょう。

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2.R母音をマスターしてネイティブに近付く

もう一つ、このEar/Year に共通している音があります。

それは、R母音です。

R母音とは、母音の後にRがくっついたもので、ここでは[ir]の音ですね。

この音をうまく出せるようになると、ネイティブっぽくなります。

2-1 口を横に広げない

R母音はついつい、「アー」とか「ヤー」と言ってしまいがちです。

Car カー
Bird バード
Teacher ティーチャー

これらの単語を、カタカナで読んでみてください。
この時、口は横に広がっていますね?

そうなんです。
日本人の口って、横に広がりやすいんです。
でも実際は、R母音は口を前に突き出して、喉の奥でRを鳴らして出す音です。

Earがイヤーにならないように、気をつけましょう。
動画を見て、口の動きも真似するようにしてください。

2-2 舌とあごを鍛える

英語は、舌やあごをかなり使う言語だというのが、わかったかと思います。

私たち日本人は、日頃そんなに舌やあごを使いません。
なぜなら、日本語は極めて省エネな言葉だからです。
あるデータによると、日本語は英語の40%ほどしか、表情筋を動かさないそうです。

つまり、英語を話すためには、日本語の2倍以上の動きが必要だということです。

舌やあごの筋肉を鍛え、正しく動かせるようになることが、英語を話すためには不可欠だということがわかるでしょう。
筋トレと同じく、毎日訓練しないと筋肉は発達しません。

一日数分でかまいません。

毎日トレーニングしましょう。

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もう何年も英語を勉強してきているのに、話せるようにならない・・・
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といった悩みを、あなたも抱えていませんか?

私は英語を教え始めて25年以上になりますが、こういった悩みは昔から変わることなく頻繁に耳にするものです。
日本人は中高で6年間、英語を勉強してきています。
その後大学や、個人的に英会話を習うなどすると、10年以上英語に取り組んできている人も少なくありません。
なのになぜ、いつまでも同じ悩みを抱え続けるのでしょうか。

それは、日本人が間違った学習のしかたをしているからです。

英語は、日本語よりはるかに音の種類の多い言葉です。
たとえば母音ひとつとってみても、日本語には「あいうえお」の5つしかありませんが、英語は20以上あります。
母音だけで英語は日本語の4倍以上あるのです。
わたしたちには似たように聞こえる音でも、ネイティブにとっては「い」と「お」ほどの差があるのです。

色に例えて言うなら、単純に「青」に見える色も、ネイティブにとっては微妙に少しずつ違う。
スカイブルーもあればネイビーブルーもある、ターコイズもある、というようにそれぞれ違う色として認識されるのです。
日本人はまず、正しく音を認識する必要があります。

系統だてて音を理解し、慣れていくことで英語はスッと耳に入ってくるようになります。
そして、正しい発声と口を動かす訓練を続けることで、ネイティブのような発音・流暢さを身に付けることができます。
まずは、正しい音のルールを、理解するところから始めましょう。
わたしたちは学校で、まともに英語の発音を習うことがありません。
習ったとしても、「THは舌をかむ」だとか「Rは巻き舌にする」だとか、間違ったことを教わっている可能性が高いのです。

自分が言えるフレーズは必ず聞き取れます。

音を聞き取れたからと言って、必ずしもそれと同じように言えるとは限りません。
けれども真似して言える音は、必ず聞き取れます。
言ってることは大体わかるけど話せない、という人はいても、英語はぺらぺらだけどリスニングは全然できないという人は、いないのです。
自分が正しく言える、ネイティブのように言えるフレーズは、必ず聞き取れます。
発音矯正をすることは、そのままリスニングの向上に繋がる、一石二鳥のトレーニング方法なのです。

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著者プロフィール:明場由美子(Yumi)
大阪大学文学部卒、オクラホマシティー大学社会学専攻
フリーランス通訳、大手英会話講師、企業トレーナー、外資系出版社セールスマーケティングを経て2010年に独立、English Boot Campを立ち上げる。

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監修本:『ネイティブ発音が3D映像でわかる!英語の発音トレーニングBOOK DVD1枚CD3枚付き』(西東社)-Amazonランキング発音部門で第1位!

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