今回は、留学についてお話ししようと思います。
私は、基本的に日本人全員ができれば一度は海外に出たほうがいいと思っています。
それもなるだけ頭の柔らかい、若いうちに。
私が留学したのは21才の時でしたが、できるなら十代で行きたかったと思いました。
留学などしなくても英語はマスターできる、という人もいると思います。
もちろん、海外経験がなくても英語が堪能な人はいますし、
事実私の友人にも、留学経験なしで通訳をしている人がいます。
それでも、私は敢えて言います。
やはり経済事情(及び家庭の事情)が許すのであれば、若いころに留学したほうが良い。
それも、できれば北米に留学したほうがいいと思います。
理由は色々ありますが、ひとつは教育水準の高さにあります。
日本の大学は、もうほとんど行く価値がないといっていい状態になりさがってしまいました。
それでも、年々学費は高くなります。
大学受験で苦労しないために、小学校や中学から学費の高い私立に進学するくらいなら、
中高を公立に通って必死で英語を勉強し(1年浪人してもかまいません)、
アメリカの大学に行ったほうがずっといいと思います。
中国や韓国の富裕層は、みなアメリカやイギリスの大学に子供を進学させているというのに、
日本人だけが、いまだにやっきになって私立のエスカレーター学校に入れようと、
まだ5歳にもならないような小さな子供の貴重な時間を、お受験塾で無駄にしているのです。
ハーバード大学に進学した中国人は300人いるのに、日本人はたったの1人しかいない。
これが今の日本の現状です。
私は、英語を教えていますが、英語をマスターすることがゴールだとは思っていません。
英語はコミュニケーションのツールにすぎません。
英語をマスターすることで、異文化を知り、日本という小さな窓から外を覗くことができるようになる。
そのための第一歩、いわばスタート地点なのであって、
マスターすること自体をゴールとみなしてそこに意義を見出すのは無意味だと思っています。
たとえて言うなら結婚に似ていると思います。
結婚は人生のゴールではありません。
新たな人生へのスタートであり、分岐点であるはずです。
英語マスターも同じです。
マスターすることがゴールではなく、そこからがスタートなのです。
若くて脳が柔らかいうちに留学し、そこで自然と語学を身に付けたほうが合理的だし、
早くスタート地点に立つことができます。
一人で理想を語っているより、色んな人と出会う場所に出向いて多くの人とデートしたほうが、
とっとと結婚相手に巡り合えるのと同じです。
結婚にはリスクが付き物です。
最悪の相手と結婚してしまった場合、かなりのダメージを受けます。
また、結婚することで得るものもありますが、逆に失うものもあります。
それは、自由な時間だったり自由に使えるお金だったり。
家庭を持ったことで諦めなければならないことが、少なからずあるでしょう。
けれども、留学して失うものなどありません。
いやいや、そんなことを言うけれど安易に海外になど出たりして、危険な目にあったらどうするのか。
という声が聞こえてきそうですが、まったく同じことを私が留学したいと言った時に、
両親や親せきから言われたものでした。
特に、私の叔母は「若い娘がアメリカなんて危険な国に行くなんて!」と大反対。
当時、関西地方では暴力団の山○組と一○会の抗争があり、
叔母の住むK市は非常に治安の不安定な状態でした。
向かいのマンションから銃声が聞こえてきた、階下に住んでいた組員が殺された、
そんなことが日常茶飯事でした。
にもかかわらず、「そんな危ないところに行くな」です(苦笑)
私は、アメリカに住んでいた間一度も危ない目にあったことはないですし、
日本では何度か聞いたことのある銃声も(!)アメリカで聞いたことは一度もありませんでした。
また、日本では毎日のようにあっていた通学電車の中での痴漢や、夏場に現れる変質者も、
アメリカで遭遇したことはただの一度もなかったのです。
ここにあるのは、「無知」ということだと私は思います。
実際に外の世界を知らずして、こうだと思い込み決めつける。
自分が知らないことに対して非常に閉鎖的で、時として攻撃的な態度にさえ出てしまう。
これが、差別の根源となっている部分もあるのではないかと思っています。
治安に関しては、今や大都市はどこも似たようなものです。
もちろん、危機管理という点では日本よりアメリカ、さらにはヨーロッパや、
東南アジアなどのほうがずっと深刻ではありますが。
でも自分はもう若くないから、と言う人もいるかもしれません。
30代で留学というのも、いくらでも可能です。
アメリカは日本とは比べものにならないほど、年齢というものが関係しない文化です。
新卒に価値を見出す日本社会や企業とは違い、年を取ってから大学に入り直す人もいくらでもいます。
そして、そういう人を、社会はきちんと評価します。
まだまだ遅くはありません。
親や親戚に借金してでも、留学はする価値はあると私は思います。
もちろん、健康の問題や親の介護の問題などで身動きが取れないといった場合は別ですが、
そうでない限りは、どんどん挑戦するべきです。
そんな夢物語を、という人もいるでしょう。
けれども考えてもみてください。
30を過ぎてから何とかお金をかき集めて留学したいと考えることよりも、
「一生食いっぱぐれのない会社に定年まで勤め上げる」とか、
「高収入の夫を見つけて、一生働かずに安楽に暮らす」などと本気で夢見るほうが、
よっぽど荒唐無稽ではないですか?
30過ぎて結婚したいと言うと、やめときなよ!と言う人はいないのに、
30過ぎて留学したいと言うと、大半の人がやめておけという。
日本人は本当に不思議な民族です(苦笑)
とにかく、若い人(だけじゃないですが)にはどんどん海外に出てもらいたいのです。
そんなことは無理だ、などと決めつけるのはやめましょう。
英語マスターはゴールではありません。
そこがスタート。
留学する人を、心から応援します。
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