英語全般

「口語=カジュアル」ではない-書き言葉との違い

イングリッシュブートキャンプ:由美です。

よく、メールを読んだり書いたりするのはできるけど、会話ができない、という悩みを聞きます。

これは日本人英語学習者に、顕著な悩みなんですね。

日本語を学習している英語ネイティブは、このまったく逆で、話す方が得意です。

会話は得意だけど、読み書きは英語でお願い・・・という人の方が、圧倒的に多いのです。

なぜ、日本人はここまで会話が苦手なのでしょう?

その原因は、英語の「音」にあります。

そこには日本人の大きな誤解、すなわち「口語表現はカジュアルだ」というものが、大きく関係しています。

口語はカジュアルではない

まず、口語=カジュアルという先入観を、捨ててください。
口語とは「話し言葉」のことです。
話し言葉とはつまり、私たちがふだん話している言葉のことですね?
日本語も、話し言葉と書き言葉には、違いがあります。

「あの、ちょっと、そこの窓開けてもらえます?」

これは話し言葉ですね。
そしてこれは、あまり親しくない人に対して発言している、というのがわかると思います。
もしも親しい人であれば、「ちょっとごめん、そこの窓開けて」となるはずだからです。
相手は知らない人か、年配者だったり、とにかくこれは、カジュアルな言い方ではないですね?

では、書き言葉にするとどうなるでしょう。

「そこの窓を開けてもらえませんか」

あの、とか、ちょっと、とか余計な掛け声はなくなります。
また、話し言葉では往々にして省かれる助詞(てにをは)も、書く時は省略しません。
これが、話し言葉と書き言葉の違いです。

英語も同じです。

話し言葉は書き言葉とは違うけれど、決してカジュアルなわけではないのです。
書き言葉には存在する品詞が、話す時には省略される。
音の脱落は、話し言葉ではあたり前に起こることです。
カジュアルな話し方だから、そうなるわけではありません。

話し言葉に慣れないと、会話は聞き取れない

どれほどたくさん語彙を覚えても、英文を読んでも、それだけでは話し言葉には慣れません。
書かれた文章と、話す時の文章は、音が違ってくるからです。

「でもそういうのって、くだけた話し方でしょう?」と、誤解している人がいますが、そうではありません。
くだけた話し方ではなく、普通の話し方(フォーマルな話し方でも同じ)です。

オバマ夫人の、NYシティカレッジの卒業式でのスピーチを、例に見てみましょう。





2分20秒あたりからの、ミシェルさんの話し方に注目してください。

以下、スクリプトです。


And in many ways, this is a big day for me too. See, this is my very last commencement address as First Lady of the United States. This is it. So I just want to take it all in. And I think this was the perfect place to be, because this is my last chance to share my love and admiration, and hopefully a little bit of wisdom with a graduating class.


太字にした箇所は、音の変化が起きているところです。

鋭い方はもう、気付いたかと思います。
want to は、話し言葉では wanna となります。
これは別に、カジュアルな言い方でもなんでもありません。
このスピーチは、大学の卒業式のお祝いです。
そして話しているのは、ファーストレディー(大統領夫人)です。
思いっきりフォーマルな場面です(笑)

もう一つ、a little bit of の部分ですが、ここも音が繋がって、lil biduv となっています。
こういった音の繋がり(リエゾン)や、音の脱落(リダクション)は、話し言葉には普通に起きる現象です。
英語は、日本語と比べて、音のバリエーションが多い言語です。
ただでさえ多いバリエーションに、私たちはとても苦労するわけです。
そしてそれがさらに、くっついたりなくなったりして、音が変化するとなるともう大変。
これが、日本人が英語を読めても(書けても)話せない、聞けない最大の原因なのです。

じゃあなぜ、英語ネイティブは日本語の音が聞けるのか。
答えはシンプルです。
日本語の音が単純で、バリエーションが少ないからです。
多種多様な音を聞き分けられる英語ネイティブにとって、音の種類の少ない日本語を聞くのは、たやすいのです。
意味はまったくわからなくても、音だけは全部聞き取れるのです。
だから彼らは、「話せるけど読み書きができない」のです。

話し言葉(spoken English)のパターンに慣れるには?

では、こういった話し言葉に慣れるには、どうすればいいのでしょう?
とにかく英語を聞きまくれば、いいのでしょうか。
もちろん、たくさん聞くことは、それ自体は悪いことではありませんし、聞かないよりは聞いた方がいい。
けれども、いたずらに聞き流すだけでは、音が右から左へ素通りするだけで、効果はあまり期待できません。

先ほども述べたように、英語は日本語より遥かに音の種類が多い。
まずはその音を正確に発音できるよう、訓練する必要があります。
そして、音がくっついたり(リエゾン)省略されたり(リダクション)するパターンを、知る必要があります。
これにはある程度の法則性がありますから、まずは基本ルールを覚えることです。

私たちは中学から英語をやり始め、単語を覚えたり文法を覚えたりと、書き言葉にばかり比重を置いてきました。
けれども、話し言葉を理解するためには、発音のルールを覚えないとどうにもなりません。
これまで発音について、ほとんどやってこなかったという人はぜひ、一度きちんとやり直してみましょう。

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