ツイッターを見ていると、色んな人間模様が見えて面白いですね。
たった140字という制限された字数だからこそ、その人の人間性が見えます。
テレビに出たり名前が売れている知人などは、しょっちゅう誰かから絡まれたりしていて、
なんだか気の毒になってしまいます。
私などは心の底から冷たい人間なので(笑)面倒なことはサクッとスルーしますが、
彼らは一々まともにとりあっていて、言葉じりを捉えては非難攻撃してくる相手に
ちゃんとレスを返しているんです。
頭が下がりますね。
つくづく思いますが、こういう粘着気質って日本人特有ではないでしょうか。
かつて、同僚だった米人に「Japanese people stick!」と言われたのを思い出しました。
ホントにstickyですね。
もっと生産的なことに時間を使えばいいのに、と思ってしまいます。
ところで、ツイッターを見ていると、若い人の嘆きがたくさんあって胸が痛みます。
長い不況と鬱々とした日本経済において、一番貧乏くじを引いているのが、
他でもない今の若者だと思います。
年配者が作った大借金を、何の関係もない身に覚えもない若い人たちが支払わされている。
これは本当にアンフェアな状況だと思います。
それなのに、年配者は自分の責任を棚に上げて若い人たちを「やれ根性がない」だの
「辛抱が足りない」だのと非難しています。
どの面さげてそんなことが言えるんだ、と思ってしまいますね。
私が高校生の頃、空前のバブル時代が幕開けをしました。
バブル、を英語で言うと“economic bubble”です。
日本=お金持ち、というイメージが世界的にも定着しつつある時代でした。
日本企業がアメリカの映画会社やビルをどんどん買収し、何十億とするゴッホの絵画を落札し、
飛ぶ鳥を落とす勢いだった頃、私は学生時代を謳歌していました。
といっても、私には留学したいという思いがあったので、
ひたすらバイトと貯金に明け暮れる毎日でしたが。
あの頃は、学生と言えばみな車を持っていました。
高校卒業とともに自動車の免許を取り、ちょっとバイトをして安い軽自動車を買う。
実際、ファーストフードの店員の時給が1,000円を越えていた時代です(東京や大阪では)。
家庭教師や塾の講師のバイトなどを半年もすれば、車1台くらい買えたのです。
卒業旅行はヨーロッパ一周、なんていうのもざらでした。
私はお金がなかったので(貯金はすべて留学で使い果たしたので)、卒業旅行はしませんでしたが、
私の友人はほとんどがヨーロッパ旅行か、バックパックで世界一周をしたりしていました。
DCブランド、というものが一般的になったのもこの頃でした。
それまでは一部の富裕層にしか縁のなかったブランドバッグやアクセサリーなどが、
その辺の学生でも持つようになったのです。
思えば、あの頃が日本人のメンタリティーがドラスティックに変わった分岐点だったのでしょう。
私が卒業後就職したのは、金融業界でした。
世間知らずだった私は、金融業界があそこまでドメスティックだとは知る由もなく、
というより、日系企業というのがいかに前時代的であるかということを知らず、
当時は空前絶後の売り手市場で、簡単に内定をもらうことができたというのもあり、
深く考えることもなく就職先を決めてしまったのです。
あの、悪夢のような日々はいまだに忘れられません。
長くなりそうなので、日系金融企業での悪夢のような日々については、また後ほどアップします。
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