最近、私の周りでツイッター疲れ状態の人が何人かいます。
あれ、ここ一週間ほど全くTL(タイムライン、ツイートが時系列で表示される)に見当たらないな、
という人がちらほらいるのです。
で、リアルな知人に「どうしたの」と聞いてみたらひとこと、
ちょっともういいかなと思って。
というこたえが返ってきました。
膨大な量のツイートと情報の数々に、だんだん疲れてきたのだそうです。
今何々している、どこそこにいる、○○が面白い、××始めました・・・etc
その人が今どこで何をしているのか、ツイッターは丸わかりで、なんだかもうついて行けない。
ちょっと頭を真っ白にしたい。
と、友人は苦笑いしながら語りました。
確かに、仲の良い友人数十名だけをフォローしている状態ならそうでもないでしょうが、
これが数百人単位となると、情報の洪水状態になってしまいます。
さとなおさんのブログで、ツイッターは受動的情報摂取が良いと書いていますが、
このあたりの感覚というか、使い方に関してはそれぞれ意見が分かれるところでしょう。
私は、受動的情報摂取の代表格であるテレビが嫌いなので、
どうしてもツイッターも能動的な使い方に偏重するきらいがあるように思います。
また、さとなおさんは触れていませんが、ツイッターとテレビには決定的な違いがあります。
それは、テレビはこちらのレスポンスに直接反応することはないですが、
ツイートは個人対個人になりうるということです。
テレビ番組は、製作者や出演者が個々の視聴者と直にコミュニケーションを取ることはありません。
もちろん、視聴者の反応が視聴率というかたちでダイレクトに返ってきますから、
アンケートなり公式BBSなりでその反応を見ることはあるでしょう。
けれども、基本的にテレビは不特定多数(大衆)に発信するためのツールであり、
あくまでも発信側(メディア)と受信側(視聴者、大衆)という関係性が変わることはないのであり、
相互間のコミュニケーションツールの延長から生まれたツイッターとは、根本的に違うと思うのです。
テレビは不快だったらチャンネルを変えるかスイッチを切ればいい。
不快であることを伝えるためには、メールを送ったりテレビ局に電話をするといったひと手間がいるため、
そこまでする人はごく一部の熱心な視聴者か、究極のクレーマーのどちらかでしょう。
対して、ツイッターは、ある人のツイートに対して、それをフォローしている人や
たまたま何らかの形でそれを見た人が、すぐさま反応を返すことができます。
そしてそれは相手のTL上にリアルタイムで表示され、ここからは個々のコミュニケーションとなります。
これが、建設的なものだけならいいのですが、中にはそうでないものもあります。
例えば、ネット右翼と呼ばれるような人たちが、わざと絡んできたり、
アフィリエイト系のサイトがスパムとして入り込んできたり、
受動的な活用をしていても、どうしても琴線に引っかかってくる場合があります。
そういったことが毎日続くと、いい加減うんざりしてしまうのでしょう。
しばらくツイッターはいいや、という知人がちらほら出始めました。
私は、こういう状況はいつ起きてもおかしくないと思っていました。
疲れた、という知人たちは、このままツイッターから離れてしまうかもしれません。
SNSなどもそうですが、これまで存在しなかったコミュニケーションツールは、
日本人の性質を浮き彫りにしているような気がします。
けれども、私はツイッターはまだまだ色んな可能性があると考えているので、
しばらく様子を見てみようと思います。
今後のSNSに注目、ですね。
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