エイプリルフールに対する認知度は日本でもかなり高いと思いますが、欧米人の場合、本気でジョークを考えるのが面白いですね。みんな、真剣にジョークを考える。それは政治家であろうと大企業であろうと同じで、日本人の感覚からすると「そこまでやるか~」というような嘘をつきます。
今回、私がシカゴ滞在中泊めてもらった友人Anneとその夫のMikeも例にもれず真剣になっていました。去年のエイプリルフールでは、弟にしてやられたのだそうで、地元の新聞に「ペットのサルを譲ります。欲しい方はご電話ください」と電話番号入りで載せられてしまったらしい。そのせいで、しばらくの間ひっきりなしに電話がかかってきて、「新聞見ました」「サルってどのくらいの大きさですか」といった問い合わせが続き、悩まされたのだとか。
そんな中、今年のエイプリルフールはたまたま私がいることを利用しようと、Mikeは考えたようです。お母さんに電話をし、夜に自宅にコールバックするようメッセージを残す。母親が電話に出ないであろう時間帯を見計らってかけるところが憎い。夜何時ごろには戻るので電話してほしい、と息子に言われたら母親なら大抵電話をするでしょう。夜の9時を回った頃、電話が鳴りました。番号表示を見るとお母さんからだとわかります。そこで、私の出番です。
以下、その時の会話の再現です。
私:Hello.
Mike母:Hello. Is Mike there? (マイクはいる?)
私:He’s gone.(外出中です)
母:Is he?…who am I speaking to?(あら、そう。お宅、どなた?)
私:I’m his girl friend.(マイクの恋人です)
母:Girl friend?!(こ、恋人ですって?!)
私:日本語で何やらつぶやく。
母:Hello? Do you hear me?(もしもし?聞こえてますか?)
私:Yes. Mike’s not here.(ええ。マイクは今いません)
母:Where’s Anne?(アンはどこにいるの?)
私:Anne…who?(アンって誰?)

お母さんがパニックになったのは言うまでもありません(笑)
結局、その後すぐマイクに代わって、エイプリルフールのジョークだとお母さんもわかり一安心。円満な家庭に突如訪れた嵐のようなひとコマでした。実の母親にこんなジョークをしかけるなんて、悪いやっちゃなぁ~と思いつつも、それなりに楽しんだ私です。
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