イングリッシュブートキャンプ：由美です。
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お騒がせセレブ、マドンナが映画館を出禁になった、というニュースです。
記事はこちら↓
Alamo Drafthouse Cinema Bans Madonna From Its Theaters For Texting During ‘12 Years A Slave’
マドンナ、「12 Years A Slave」の上映中に携帯でメール、映画館から出入り禁止にされる。
またかぁ～、という感じがしないでもないですが。
マドンナのこの手のエピソードは、ちょっと聞き飽きた感もありますが、
今回も、ありゃりゃ・・・な内容です。
Madonna was caught texting…とありますが、be caught ～ing で、
～しているところを捕まる、つまりその場でお縄に、ということですね。
textは、動詞で「携帯メールを打つ」という意味です。
携帯メッセージのことを、text message と言います。
texting は、携帯でメールを送ることを指します。
この手のネット・ガジェット用語は、もはや必須ですよ～
When one audience member called out the Material Girl and asked politely to please stop texting, she had the gall to yell at the person and call them a particular type of 19th century tyrant. “It’s for business … enslaver!” she shrieked and then continued to text.
観客の一人が、丁寧な態度でマテリアルガールに携帯をいじるのを止めるようお願いすると、なんと彼女はまるで19世紀の暴君のような態度で、「これは仕事のメールなのよ、クソ女！」と金切り声で罵り、そのままメールを打ち続けたのです。
これが本当なら、まあ相当ひどいですね(^_^;)
Material Girl というのは、物質主義の女、お金にしか興味のない女、ということですが、
これはもちろん、マドンナの80年代の大ヒット曲に掛けていますね。
tyrant は暴君、専制君主。
名詞形は、tyranny（専制政治、暴力政治）
何が皮肉かというと、奇しくも彼女が使った罵倒語が、enslaver ということです。
enslaver とはもちろん、slave と関係していて、奴隷のように男に媚びる女、という意味です。
で、この時のプレミアのタイトルが、『12 Yeas A Slave』で、12年間も奴隷を強いられていた、
悲運の黒人の実話をもとにしたお話だったのです。
その映画を見ていたから、ついよくある女性に対する罵声語の“bitch”ではなく、
enslaver なんて言葉が、口を突いて出てきたのかもしれないですね。
“Until she apologizes to movie fans, Madonna is banned from watching movies,” Drafthouse head honcho Tim League tweeted late last week.
マドンナが映画ファンに対して謝罪しない限りは、この映画館には出入り禁止にさせてもらう、と先週映画館のマネージャーがツイートしていた。
banned from ～ing もよく使われるフレーズです。
～することを禁止させられる、という意味です。
ban は禁止する、という他動詞です。
劇場側がマドンナを出禁にしたので、ここではマドンナが主語ですから、
is banned と受動態になっていますね。
で、彼女は劇場側に謝罪をしたんでしょうかね。
どう考えても、しそうにないですよね（笑）
まあ、マドンナらしいといえば、マドンナらしいお騒がせ事件でした(^_^;)
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