イングリッシュブートキャンプ:由美です。

★まずは、基礎英語力から

前回、英語学習ジプシーにならないためには、どうすればいいのか、というお話をしました。

前回の記事はこちら♪

英語学習で大事なのは、根気と継続力だ、というのは既にお話した通りです。
それと、私たち日本人は、学校で6年間英語を学習します。
この時に触れた英語の基礎は、否が応でも一生、私たちに付きまといます。

なので、まずは学校英語の基礎がある、ということを前提で、お話をしますね。
受験英語をきちんとやった人であれば、英検2級程度の力は、絶対にあるはずです。
また、TOEICも600点くらいは、取れるはずです。
そこに至らないという人は、まずはもう一度、基礎からやり直しましょう。

それをすっ飛ばして、色々やったところで、結局もう一度基本に立ち返らざるを、得なくなります。
近道しようとすればするほど、森の中に迷い込み、結局遠回りをするはめになるのです。
学生時代、英語が嫌いだったという人は、必ずもう一度、中学英語から始めてください。
以下は、英語力はある程度ある、だけどネイティブの英語についていけない、という人へのアドバイスです。
実際に、私が試してきたメソッドや、教材をご紹介します。

★実際に私が試した、5つの方法・教材

【1】NHKの英語講座

これは、王道ですね。
私の周りの英語関係者、英語が得意な人で、帰国子女でない人はみな、NHK講座を通ってきています。
テキスト代はたったの数百円。
それで、内容はかなり濃いから、お得です(^O^)

私は、高校時代はNHKのラジオ講座を、大学時代はNHKテレビの「英会話」を、視聴しました。
当時のNHK英会話は、吉田研作先生が、番組を担当しておられました。
スキットを何度も繰り返し、リピート練習したりして、楽しかったのを、今でも覚えています。
NHKの講座は、基礎力を養うのに、大変有効ですよ。
もしあなたが今、中高生でしたら、ぜひNHKの基礎英語を、視聴してくださいね。

【2】洋楽カラオケ

これは、実際のところ、かなり効果があったと思います。
実費は、レコード(CD)代のみ。
昔は洋盤(輸入盤)と、国内盤では、値段がずいぶん違ったため、タワーレコードなどで、
洋盤を買っていました。
洋盤のほうが、遥かに安かったんですよ。
でも、洋盤には歌詞カードがついていない。
そこで、近所のレンタルレコード屋さんで、歌詞カードだけコピーしていました(笑)

好きなバンドのレコードを聴きながら、まずは歌詞をチェック。
知らないフレーズは、辞書で調べましたが、スラングや口語までは、辞書には載っていません。
そこで、大学の図書館に出向き、スラング辞典や口語辞典で、そういったフレーズを調べました。
意味を一通り理解したら、一緒に歌います。
何度も歌って、歌い込んで、歌詞を覚えるまで、練習します。

今みたいに、当たり前のようにカラオケで洋楽が歌える、というような時代ではありませんでした。
カラオケ店に収録されているのは、日本の曲ばかりで、洋楽はごく限られたものだけでした。
せいぜい、ビートルズくらいで、当時大ヒットしていた、ボン・ジョヴィですら入ってなかった。
なので、カラオケと言っても、家でステレオ聞きながら、一人カラオケです(^ ^;)
ライブがあると、それまでに曲を全部覚えて行って、一緒に歌ったりしていました。

歌うことで、ネイティブフレーズを覚えましたし、リエゾンやリダクションといった、
ナチュラルな発音も、自然と身についていきました。
実際、私の知人で、洋楽カラオケをするようになって、TOEICでリスニング満点取った、
という方もいるくらい、これは効果的なトレーニング法です。

【3】Language Exchange

日本語を習いたい英語ネイティブと、交流を持つ、いわゆる“Language Exchange”も、やりました。
これは、お互い教え合うので、レッスン料はチャラになります。
だからお手軽と言えば、お手軽なのですが、良い相手を見つけないと、あまり効果がありません。
相手との相性もありますし、互いの言語レベルも関係してきます。

たとえば、相手の日本語能力のほうが、自分の英語力よりも、高いという場合。
向こうが積極的に、日本語を話してきて、自分は聞き役に回る。
気付いたら、日本語ばっかりしゃべっていて、ちっとも英語の訓練にならない・・・
なんてことに、なりがちです(実際、私もそうなりました)。
あと、親しくなりすぎると、互いのことが大体わかるので、語学の訓練にならない、というのもあります。

良い相手に巡り合えるかどうかは、その人の勘と嗅覚によるところが、非常に大きいでしょう。
知人で、Language Exchangeで仲良くなった複数の人と、しょっちゅうご飯を食べたり、
出かけたりしているうちに、ネイティブみたいに英語が上手くなった、という人もいました。
なのでこれは、効果は人それぞれ、という感じかと思います。
私は、個人的には、あまり効果がありませんでした(^ ^;)

【4】イングリッシュ・アドベンチャー

80年代に流行った、ストーリーを聴きながら読むタイプの、通信教材。
シドニー・シェルダン原作、俳優のオーソン・ウェールズが、ナレーションを担当して、
かなり話題となりました。
当時、新聞広告で派手に出ていたので、記憶にある人も、多いのではないでしょうか。

こちらが公式サイトです⇒イングリッシュ・アドベンチャー

この人がオーソン・ウェルズ↓

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こちらの教材は、確か2~3万円くらいだったかな・・・ちょっと、うろ覚えです。
というのも、実は私はこれ、大学の同級生から、もらったんですよ。
彼女はESSに所属していて、ディベートなどを、やっている人でした。

で、話題のイングリッシュ・アドベンチャーの、「追跡(The Chase)」をやり始めたけど、
簡単すぎるから、途中で嫌になっちゃった・・・と。
だけど、1年間毎月、教材が送られてくる、もったいないことしたわ~
と言うので、じゃあ私に譲って、と厚かましくも、ただで譲ってもらいました(笑)

内容はどうだったかと言うと、私にはそこまで、簡単ではなかったですね。
知らない単語や、フレーズも結構ありました。
ただ、ナレーションのスピードは、比較的ゆっくりです。
なので、上級者には、ちょっと物足りなく感じるかもしれません。

上級者には、「ゲームの達人」という教材が、あるようです。
こちらも同じく、シドニー・シェルダン作なので、内容は面白いと思います。
臨場感あふれるナレーションを聴きながら、物語の世界に入っていけます。
繰り返し、声に出して読むことで、それなりに力はつく教材です。

ちなみに私は、友人からごっそりセットをもらったので、月ごとに学習するのではなく、
3ヶ月くらいで、一気にやってしまいました。
ウォークマンで通学の行き帰りに、カセット(カセットですよ!)を、聞いていました。
小説を読むのが好きな人には、おススメですが、それ以外の人は退屈かも・・・

【5】アルクのヒアリングマラソン

イングリッシュジャーナルで有名な、アルクが出している通信講座です。
こちらも、1年間かけて学ぶコースですが、素材は多岐にわたっています。
スターのインタビューや、様々な分野で第一線で活躍している人のインタビュー、映画のワンシーンなど。
飽きることのない素材が満載で、楽しく学習ができます。

値段は5万円と、そこそこしますが、月に割ると4千円くらいなので、まあまあかなというところ。
コンセプトは、“1年間に1,000時間、英語を聴く”というもの。
1年で1,000時間英語を聴くと、耳が英語に慣れてくる。
で、1年で1,000時間ということは、1日だいたい3時間弱なわけです。
毎日3時間、英語学習に時間を割かないと、意味がありません。

が、ここで「ええっ、3時間もΣ(゚Д゚;o) 」と、思っている人は、語学習得は諦めたほうがいいです。
というのも、それくらいの時間はやらないと、絶対に外国語をマスターすることなど、できないからです。
1日3時間、ヒアリングマラソンをするのは、そんなに大変なことじゃないんです。
通学、通勤の往復も入れてOK。
それ以外に、机に向かってちゃんと勉強する時間も、もちろん取ります。

私はこれを、大学2年くらいの時に、やりました。
留学を真剣に考えていたので、結構真面目にやりましたよ。
今でこそ、YOU TUBEもあるし、CS放送もあるし、生の英語を聴こうと思ったら、
いくらでも聴ける時代ですが、当時はそうではなかったので、この教材はありがたい存在でした。
学習素材として、やはりスクリプトがあることが、とても重要です。
そういう意味では、今でも貴重な教材だと言えると思います。

ヒアリングマラソンのサイトはこちら⇒「1000時間ヒアリングマラソン」

1年間のコースって、ちょっと長すぎ・・・(´Д`;)
という人に、今アルクさんでは、3ヶ月お試しコースというのを、やっているようです。
10,800円なので、ちょっとお得ですね。
  ↓  ↓  ↓
ヒアリングマラソン特別お試し3カ月コース

私の頃は、ネットも何もなかったので(というか、黒電話でした 笑)、会員専用サイトとか、
学習相談室とかあって、今の人が羨ましいですね。

とまあ、色々挙げましたが、基本的に自分でやってみたものだけを、ご紹介しました。
しつこいようですが、語学は習得するのに、どうしても時間がかかります。
例えば、一日24時間、ずっと英語漬けの生活で、なおかつトレーニングを毎日受ける、
というような、特殊な環境でない限り、普通の人が数か月で飛躍的に結果を出す、というのは難しい。

3ヶ月ごとに、学習プランを作り、見直しをしながら続けていく。
これを根気よく続けることが、語学マスターへの一番の近道です。
一見、遠回りしているようですが、実はこれが王道であり、着実な方法なんですよ。

最後に、番外編として私がおススメしたい、学習方法があります。

それは、

実際に、英語圏に行くこと。

です。

語学の究極の目的は、その言葉を話す人や文化に触れ、自分の世界を広げることだと、私は思います。
もちろん、海外に出なくても、今はネットもあるし、いくらでも語学の学習はできます。
けれどもやはり私は、せっかく外国語をやる以上は、その言葉を母語として話す人たちのいる国に、
どんどん行って、実際にネイティブと話す、という経験をしてほしいと思います。
それがまた、新たなモチベーションとなりますし、人生の楽しみにもなるからです。

百聞は一見にしかず、と言います。
何事も肌で経験することは、本やネットだけで得た知識とは、やはり違うのです。
そもそも、日本にいる外国人は、基本的に日本に興味がある、日本が好きな人たちです。
そしてそういう人たちは、日本人の英語にも、慣れています(笑)
けれども、ニューヨークやロンドンといった、英語圏に実際に行くと、日本のことなど興味がない、
日本と中国の区別もつかない、というような人たちだって、いるわけです。
そういう人と、英語で話をする機会を、ぜひとも持ってほしいと思います。
新たな世界が開けますよ(^O^)

★英語は音とリズムが命

言葉は音が基本です。
発音を知ることは、英語をマスターするうえで、最も重要な部分です。

『Yumiの脱カタカナ英語マニュアル』は、英語の基本発声である喉の開き方から、
リエゾンやリダクションまで、段階を踏みながら習得できるように、まとめられています。

マニュアルの詳細、サンプルはこちら♪
   ↓  ↓  ↓
Yumiの脱カタカナ英語マニュアル

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