イングリッシュブートキャンプ:由美です。

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★言葉の習得方法は万国共通

前回、「由美の英語マスターへの道 その3」で、普通の会話についていけないという、
大きな壁にぶち当たった、というお話をしました。
そこで、私はとにかく手当たり次第に、ひたすら英語を聞く、真似するということを繰り返しました。
私のお話は、今回はちょっと置いといて・・・
友人のサラ(アメリカ人)の、日本語マスターへの道を、ご紹介したいと思います。

サラは、日本の歌謡曲やアニメが大好きで、日本語をマスターした、というテキサス出身の才女。
彼女のインタビューを、聞いてみてください。
語学習得の方法は、万国共通ですよ♪

日本語が堪能な外国人に、共通しているのは、みんな日本のアニメ、音楽が好きだということです。
これは奇しくも、英語が堪能な日本人に、洋楽や映画・ドラマ好きが多いことと、似ています。
なぜ、映画や音楽が好きだと、語学が上達するのでしょう?
それは、ネイティブがよく使うチャンクを、ネイティブの話し方で、知ることができるからです。

歌の歌詞や、アニメ・ドラマは、ネイティブ表現の宝庫です。
また、歌の場合、メロディーに合わせて覚えられるので、忘れにくいという利点があります。
ドラマでは、ネイティブが自然なしゃべり方で、テキスト英語(日本語)ではない、会話をしています。
ニュースやレクチャーは、あくまでも原稿を読んだり、一つのテーマに沿って、オーディエンスに話すため、
いわゆる“普通のしゃべり方”とは、違います。
普通に会話するとき、思わず早口になったり、どもったり、最初言おうとしていたことを忘れて、
途中から急に話題が変わったり、そういうことが頻繁に起きますが、スピーチやレクチャーは、
あらかじめ話すことが決まっているため、そうなることは、めったにありません。
つまり、テーマが決まっている分、話す内容をある程度予測することが、できるのです。

また、話題が専門的であればあるほど、知識が内容理解を助けるため、リスニング力が50%でも、
知識力でカバーすることで、90%以上の理解力になるんです。
この、90%以上の理解力は、純粋な語学力とは異なります。
経済に強かったり、ビジネスの専門知識があることで、内容についていけている状態を、
“その言語が理解できている”と錯覚してしまうと、永遠に普通の会話が、理解できないままに終わります。

★英語は日本語より遥かに音の種類が多い

サラの言うように、英語は日本語より、音の種類が遥かに多いんですね。
ここでサラは、英語の母音は5種類だ、と言っています。
確かに表記上(アルファベット)は、英語も日本語と同じで、母音はA, E, I, O, U の5つしかありません。
けれども実際には、英語には日本語にない母音が、山のようにあります。
たとえば、アルファベットの“A”一つに対し、発音は何種類もある。

APPLE  ENGLAND  WALK  CAKE

この4つの単語に出てくる、“A”の発音は、すべて違います。
えっΣ(゚Д゚;o) と思ったあなた、ヤバいですよ~(笑)
基本的な音のルールを、理解していないと、言葉を話せるようには、絶対になりません。
まずは、音の基本ルールを知り、覚えるところからやり直しましょう。

日本語は、「あ」と表記されていると、「あ」以外の発音はしませんね。
でも英語は、そうではないのです。
基本母音は13種類ですが、それに加えて、いわゆるRやLなど、子音と合わさった母音などを入れると、
優に20を越えます。
それらの音のほとんどが、日本語には存在しない音です。

英語は、母音ひとつ取っても、日本語の5倍くらいある。
ということはつまり、私たち日本人が、英語の音に慣れるのは、サラのような英語ネイティブが、
日本語の音に慣れるより、遥かに大変だということです。
音の種類が多い英語ネイティブが、音の少ない日本語に慣れるのは、それほど大変ではないんです。
実際、アメリカ人やイギリス人に、日本語を教えていて、彼等から「音が聞けない」という、
相談を受けることは、めったにありません。
けれども、日本人の場合、英語の音そのものが聞けない、という人が珍しくないのです。

では、どうすれば音を聞けるようになるのか。

最終的には、慣れるしかありません。
以前、日本語の方言の話を、しましたね?
日本語であっても、知らない語彙や、慣れないアクセント、イントネーションで話されると、
まったく聞き取れないわけです。
外国語なら、なおさらです。
音に関しては、私たち日本人は、外国語学習者としては、かなり不利な部類に入ります。
それはしょうがないことです。
音に慣れることが、いかに重要か、意識しながら訓練を続けるしか、ないのです。

★英語は音とリズムが命

言葉は音で成り立っています。
文法にルールがあるように、音にもルールがあります。
特に、英語は日本語よりも、音の種類が多い。
正しく発音できないと、英語を聞く・話すことはできません。

『Yumiの脱カタカナ英語マニュアル』は、英語の基本発声である喉の開き方から、
リエゾンやリダクションまで、段階を踏みながら習得できるように、まとめられています。

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