先日、シンガポールの英語、Singlishのお話をしましたが、
今回は日本人の英語、
いわゆる和製英語についてお話ししたいと思います。
和製英語とは、元々は英語にある単語やフレーズだけれど、
使い方が間違っている、というものを指します。
たとえば、体型がスリムな人のことを、日本語で「スマート」と言いますね。
この「スマート」という言葉は、言うまでもなく英語の“smart”から来ています。
けれども、英語の“smart”には、体型がスリムだという意味はありません。
He’s smart.
は、「彼はスマートだ」ではなく、「彼は頭がいい」という意味なのです。
このように、日本語には、和製英語が山のようにあります。
パソコン用語や、携帯電話に関する単語なども、和製英語だらけです。
メールアドレスを言う時、@を日本語では「アットマーク」と言いますね。
たとえば、アドレスの後半が@docomo.ne.jpの場合、
日本語だと「アットマーク、ドコモ、ドット、エヌイー、ドット、ジェイピー」となります。
英語では、@のことを“at mark”とは言いません。
単なる“at”です。
ちなみに、「全部小文字で」と言いたいときは、“all lower-case”と言います。
プッシュホン(って、これ自体が死語ですかね 笑)のマークも和製英語が使われていますね。
♯はシャープではありません。
これは、英語ではpound keyと言います。
重量を表す単位のpoundですね。
♯自体は、numberを表すのですが(♯1と書いて、number oneと読みます)、
電話のキーに関しては、poundと言うのです。
sharp keyと言っても通じませんのでご注意を。
ちなみに、*は日本語では米印と言いますが、英語ではstar keyと言います。
正式にはasteriskと呼びますが、実際に日常会話で使われることはまずないですね。
少なくとも、私はネイティブのアメリカ人がasteriskと言っているのを聞いたことがありません。
このように、和製英語が氾濫している日本ですが、
私がこの世で最も恥ずかしい、みっともない和製英語だと思っている単語があります。
一刻も早く、この単語を抹殺してもらいたい、と常々願っている単語です。
それは、
バージンロード
です(大恥)あせる
virgin roadですよ。
そんな単語は存在しません。
どこのだれが言い出したのかはわかりませんが、もはや当たり前のように使われるこの単語。
もう、顔から火が出るくらいに恥ずかしいですね。
以前、アメリカ人の友人に追及されて、返す言葉がありませんでした(笑)
英語でバージンロードを何と言うか、ですって?
何とも言いません。
あの通路に、特別な名前なんかないのです。
普通に、“the aisle(通路)”と言うだけです。
多くの和製英語は罪のないものですが、これだけは恥ずかしいので、
間違って英語だと思ってうっかり使ったりしないようにしましょう。
以上、和製英語の危険性(?)についてでした。
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