唐突ですが、みなさんはツイッターをやっていますか?
若い世代の人たちは、ツイッターに対して及び腰なんだそうです。
というのも、ツイッターは全世界に向かっているからだそうで。
ミクシィやFacebookなど、閉ざされた世界で知り合いだけと盛り上がるほうが安心なんだそうです。
なんとも、保守的な発想じゃありませんか。
若者よ、もっとオープンマインドに行こうじゃありませんか。
全世界に開いているということは、それだけチャンスも大きいということ。
英語でツイートすれば、思わぬ扉が開けるかもしれませんよ。
ところで、ツイッターは時間帯によって繋がりにくい時があるんですね。
で、そういう時、こんなノーティスが表示されます。
Something is technically wrong.
Thanks for noticing — we’re going to fix it up and have things back to normal soon.

直訳すると、
技術上の障害が発生しました。
障害をご報告いただき、ありがとうございます。
早急に、正常な状態に復旧するように努めます。
ということなんですが、この、Thanks for noticing という一行に、
日本語と英語の発想の差を感じますね。
この場合、日本語だとまず間違いなく、「申し訳ございません」の一言が出てきますね。
なので、その発想で英語にすると、Sorry for the inconvenience あたりになると思います。
けれども、ここで敢えて Sorry という表現を使わないのが英語的発想なんですね。
特に、アメリカ人に関して言えることですが、
彼らは日常においては、日本人より遥かに「Sorry」や「Excuse me」を使う頻度が高い。
小さいころから躾が徹底されているアメリカでは、ちょっとしたことでも、
親は子供に「I’m sorry」と言うまで許しません。
これは、まだ3歳くらいの小児に対してでもです。
まだ小さいんだからしょうがない、という日本人の親とは違うんですね。
三つ子の魂百まで、という諺は日本ではなくアメリカのものじゃないかと思うくらいです。
なので、大人になっても、マナーとして相手に迷惑をかけたりしたらすぐに謝る、
というのが徹底されているように思います。
たとえば、道で肩がぶつかったりすると、「Oops, sorry!」と言います。
無言で立ち去ったり、あまつさえこちらを睨み返してきたりなどということはありません(笑)
がしかし、これが企業や団体となると、状況は一変します。
たとえば、東京の地下鉄などでよく聞くアナウンス。
「人身事故のため、○○線は大幅にダイヤが乱れております。お急ぎのところ大変申し訳ありません」
という、謝罪のアナウンスですが、これは海外ではありえません。
なぜなら、人身事故は不可避のアクシデントであり、鉄道会社の責任ではないからです。
なので、申し訳ありません、という言葉は出てこないわけですね。
飛行機にしてもそうで、何らかの理由で離陸が遅れた場合も、
現在調整中です、○○分遅れる見込みです、といった報告しかなされません。
お待たせして申し訳ありません、という言い方はしないんですね。
あくまでも、Thank you for your patience とか、Thank you for waiting といった、
ありがとうございますという表現になるのです。
ツイッターが込み合っていてサーバーがパンク状態になっている、
でもそれはある程度致し方がない状況なので、We’re sorryではないということなのでしょう。
Thanks for noticing 、つまり、お知らせありがとう、ということですから(笑)
言葉は文化、メンタリティーを表します。
こういったノーティスひとつ取ってみても、それが如実に表れていて面白いですね。
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