イングリッシュブートキャンプ:由美です。
英語の資格と言うと、国内ではTOEICか英検か、という感じですね。
でも一歩日本の外に出ると、英検もTOEICもまったく通用しません。
今回は、世界に通用する英語資格について、とりあげてみたいと思います。
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アメリカならTOEFL、ヨーロッパならケンブリッジ英検
Yumiが英語の試験について語るのは、珍しいなぁと思う人も、いるんじゃないでしょうか。
なぜ私が試験対策について、一切話題にしないかというと、試験が嫌いだからです(笑)
学生の時に散々試験を受けさせられたので、もう受けたくない、というのもあります。
ですが、時々質問されるので、たまには資格試験の話をするのも、いいかと思いまして。
今、日本国内において有効な英語の資格と言えば、断トツでTOEICでしょう。
一昔前は、英検のほうが強かった。
でもまあ、その辺はETSや省庁の政治的な動きがあって、TOEICが一歩リードしている状態です。
なにしろ、日系企業の多くが、TOEICを英語力の判断基準として、採用してしまっています。
これはちょっと、由々しき事態だと個人的には思っていますが、ここでは多くは語りません。
ただ言えることは、TOEICも英検も、一歩日本の外を出たら、何の役にも立たない資格である、
ということだけは、念頭に置いておいたほうがいいということ。
では、海外で有効な資格とは、何なのでしょう。
北米なら断トツで、TOEFLでしょう。
これは留学するのに必要なので、英語学習者なら知っている人が、多い資格だと思います。
私が受けた頃は、まだ紙ベースの試験でしたので、学部で500点から550点、
大学院だと550点から600点が、目安と言われていました。
ちなみに私は、自己最高点が613点でした。
今はコンピューターベースですね。
大学院留学を目指すなら、100点が目安という感じです。
欧州では、ケンブリッジ英検とIELTSがメジャーです。
IELTSの読み方は、“アイエルツ”です。
昔、出版社に勤めていた頃、IELTSに関する情報がほしいと、アメリカ人の先生から、
電話で問い合わせがありました。
その先生がしきりに、「エレッツ、エレッツ」というので、何のことだろうと思ったら、
IELTSのことで、吹き出しそうになったことがあります(^ ^;)
まあつまり、アメリカではあまり、知られていないテストということです。
で、今回はこの、ケンブリッジ英検と、IELTSに関して、少しお話したいと思います。
日本ではなじみが薄いが、世界では知名度抜群!
ケンブリッジ英検が、日本でなかなか市民権を得られない理由として、イギリス英語である、
というのが大きいと思います。
日本の英語教育は、アメリカ英語がベースなのと、文化的にもアメリカの影響が大きいので、
どうしてもなじみが薄い、というのがあるのでしょう。
それと、なんと言っても、受験料が高いこと。
一番難しいテストは、受験料が2万円を軽く超えます。
これでは気軽に受けようか、という人も少なくなってしまうでしょう。
それと、ケンブリッジ英検は、タフな試験だということも、尻込みしてしまう理由です。
4技能全て合わせて、ほぼ一日がかりのテストですからね。
リーディングだけで1時間とか1時間半、そしてライティングでまたしても1時間半。
TOEICが2時間で終わるのと比べると、いかに大変かが伺い知れます。
これだけの長時間、集中力を持たせるのは、かなりきついものがあります(^ ^;)
ちなみに、こちらのサイトで、自分の受験レベルをチェックすることができます。
25問の選択問題に答えると、レベルを教えてくれます。
ちなみに私は、全問正解でした(ホッとしました 笑)
ここにあるように、KET、PET、FCE、CAE、CPEという呼び名が、各レベルに付いています。
1級とか2級とか言わないんですよ、ケンブリッジ英検って。
このあたりもまた、とっつきにくい印象を、与えてしまっているかもしれません。
ちなみに私が受験するなら、このCPEになるわけですが、4技能合わせて6時間以上かかります。
受けたくありません(笑)
ケンブリッジ英検の良いところは、実践的なところです。
ここまで徹底した試験ですから、その人の英語運用能力が、かなり細かくチェックされます。
なので体力のある人は、ぜひ受けてみてください。
CAEを持ってます~っていうのは、イギリスや欧州では、かなりアピールできますから。
TOEIC900点って言っても「何それ?」と言われますが、CAEならインパクト大です。
もう一つ、IELTSについてですが、こちらはTOEFLのイギリス版です。
イギリスやオセアニアの大学は、IELTSのスコアがないと、留学を受け入れてもらえません。
多くの大学・大学院は、TOEFLで代用できますが、IELTSでないとダメなところもあります。
これから留学を考えている人で、北米の大学や大学院を目指している人でも、学校によっては
TOEFLの代わりにIELTSでもOK、というところもあるので、調べてみるといいですよ。
というのも、日本の受験英語をやってきた人には、TOEFLよりむしろIELTSのほうが、
点数が取りやすいところがあるからです。
試験の傾向が、日本人向きなんですよ、IELTSのほうが。
それはアメリカ人よりもイギリス人のほうが、日本人と感性が近いからではないか。
と、個人的に思っています。
いや~でも、イギリス英語はアクセントが・・・と思うかもしれませんが、心配ご無用。
試験英語なので、いわゆるRP(標準イギリス英語)です。
ベッカムみたいなアクセントは、出てきません(笑)
非常に聞き取りやすいと思います。
むしろ改定後のTOEICのリスニングのほうが、私は苦手ですね~。
あのオーストラリア訛りが、どうしても「???」となってしまうんですよ、私(^ ^;)
昔はリスニングセクションは満点取れましたが、今は数問落してしまいます。
そしてそれは全て、オーストラリア英語です(笑)
それに比べると、IELTSの英語は、非常にクリアですのでご安心を。
以上、世界に通用する英語資格のお話でした。
今まで目を向けたことがなかった、という人はぜひ、こういった試験も受けてみてください。
試験が好きな人は、ぜひ(* ‘-^) ⌒☆
英語は発音が命です
さて、基本的にアメリカ英語しか話せない私ですが、珍しくイギリス英語のお話をしました。
言葉には色んなアクセントがあって、だからこそ面白いわけです。
日本だって、こんな狭い島国なのに、多くの方言があるわけで、それはどの言葉も同じです。
言葉は音から始まります。
英語には英語の、発音ルールがあります。
それを理解することが、英語を話せる(聞ける)ようになるための、第一歩なのです。
『Yumiの脱カタカナ英語マニュアル』は、英語の基本発声である喉の開き方から、
リエゾンやリダクションまで、段階を踏みながら習得できるように、まとめられています。
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由美さん、こんにちは(^^) ブログ楽しく読ませて頂いています。
由美さんの少々辛口な意見も楽しみにしています(^o^)
「日本の英語教育は、アメリカ英語がベース」
で、思い出しましたが、去年中学一年生が使っていた、ある英語の教科書はアメリカ、イギリスどちらでもないそうです。教科書のサイトにはっきり書いてありました(汗)
どの国民や民族にも通じる英語を目指しているそうです・ω・
内容的には、はじめの登場人物はオーストラリア出身の男の子ですし、他にもイギリス人の女の子の家族の話、バグパイプの話。最後までアメリカの話が少なかったです。
Mr. はMr になっています。サイトによると、生徒達の負担を減らすためイギリス式にしてピリオドは省略、「〜, too. 」などのカンマも省略して「〜 too.」
ピリオドやカンマが負担(?)って、冗談かなと思いました。
けれども、書店などにある問題集などは、Mr. Mrs.になっているので子供たちはあれ?っと思うようです。
colorやcenterなどの綴りはアメリカ式です。これまた、colourなどはイギリス式だと難しいからだそうです。
ちなみにトイレはtoiletになってます。bathroomは出てきません。
America という単語も一度も出てこなかったです。(The USAは最後の方にちょろっと出てましたが)
最後の執筆者のページをみてみたら、大学名から察するに、イギリスの方が関わっていたみたいです。
なので内容がイギリス寄りなのかもしれませんね。他の教科書はわかりませんが……
英語の教科書、結構疑問に思うところがあります。(笑)
記事の内容とはだいぶ違ったコメントで申し訳ありませんでした m(_ _)m
にこさん
コメントありがとうございます。
今の中学生が、気の毒ですねぇ・・・
カンマを省略とか、ありえませんね。
私の知人(英語ネイティブ)は、教科書作成に携わっていましたが、
ありえないと憤慨して辞めてしまいました。
結局、イギリス人が関わろうがアメリカ人が関わろうが、検定教科書の場合、
あまり意味はないんですよね。
ネイティブの意見をガン無視するので(苦笑)
英語に限りませんが日本の公立の教育制度では、よほど本人が成熟していて
自分で勉強しようと思うか、親がしっかりしているか、たまたま当たった教師が
優秀であるかでないと、きちんとした知識をつけるのは難しいと思います。
私が小中の頃とは全く状況が違うと、そういう話を聞くにつけしみじみ思いますね。
貴重なお話、ありがとうございます。