イングリッシュブートキャンプ:由美です。

wereはワァ、we’reはウィアー、whereはウェア、だと思っていませんか?

実はこの3つの音は、全て同じ発音です。

ええっ、そんなっΣ( ̄ロ ̄lll) と思ったあなた。

英語のリダクションについて、まずは基本ルールを見ていきましょう。

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会話では音の弱化(リダクション)が起きる

単語を辞書で引くと、その単語を単体で発音したときの発音記号しか、記されていないことがほとんどです。
けれども実際は、単語だけで会話することはほとんどありませんね?

たとえば、表題のwhereという疑問詞。

これは、”Where?!(どこなの?)”というように、単体で使うこともあります。
その時の発音は辞書通り、「ウェア」となります。

けれども文章になると、変わってくるのです。


Where?

Where are you going?


whereの発音の違いにに注意して、聞いてみましょう。





文章になった時、whereにはストレスが乗りません。
そのため、音が弱くなる(リダクション)のです。

We are の短縮形である”We’re”も同じ。
ウィーアーではなく、ワァと音が弱くなります。


なので、were, we’re, whereは文章になると、すべて同じ発音になるのです。


他にもあります。


their, they’re, thereも同じ発音です。


すべて、ゼァと弱い音になります。

もちろん、強調して言う時はまた別です。

たとえば、同じthereでも、

It’s over there. そこにあるよ。

という時のthereは、強調しているのではっきりと「ゼア~」と言いますが、

There’s a cat. 猫がいる。

という時のthereは、弱く発音されます。

実際に、違いに注意しながら聞いてみましょう。





こういった音の弱化、省略(リダクション)に関しては、学校で習うことがほとんどありません。
なので、知らないという人が多いのではないでしょうか。

英会話スクールなどでも、きちんと教えているところは少ないでしょう。
なぜスクールで発音をきちんとやらないかというと、発音指導に割く時間がないからです。

また他にも生徒がいる中で、発音の間違いを指摘されることを嫌う人もいるため、グループレッスン内で講師が発音チェックをしづらい、ということもあります。

短縮形については、中学で一通り習いますが、あくまでも表記上のことしか触れません。
たとえば、I am が I’m になる、といったようなことは習いますが、There’reの発音がthere と同じだ、というようなことは習わないのです。

英語には、こういった超基本ルールが他にも、ごまんとあります。
それを知らないと、簡単なフレーズすら聞き取ることができません。

リスニングが苦手だという人は、今一度基本に立ち返り、発音をやり直してみましょう。

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もう何年も英語を勉強してきているのに、話せるようにならない・・・
リスニングすらままならない・・・
そこそこ読めるのに話せない・・・
TOEICならまあまあのスコアが出るのに、ちっとも話せない・・・
どうやってもネイティブに聞き返される、英語が通じない・・・


といった悩みを、あなたも抱えていませんか?

私は英語を教え始めて25年以上になりますが、こういった悩みは昔から変わることなく頻繁に耳にするものです。
日本人は中高で6年間、英語を勉強してきています。
その後大学や、個人的に英会話を習うなどすると、10年以上英語に取り組んできている人も少なくありません。
なのになぜ、いつまでも同じ悩みを抱え続けるのでしょうか。


それは、日本人が間違った学習のしかたをしているからです。


英語は、日本語よりはるかに音の種類の多い言葉です。
たとえば母音ひとつとってみても、日本語には「あいうえお」の5つしかありませんが、英語は20以上あります。
母音だけで英語は日本語の4倍以上あるのです。
わたしたちには似たように聞こえる音でも、ネイティブにとっては「い」と「お」ほどの差があるのです。

色に例えて言うなら、単純に「青」に見える色も、ネイティブにとっては微妙に少しずつ違う。
スカイブルーもあればネイビーブルーもある、ターコイズもある、というようにそれぞれ違う色として認識されるのです。
日本人はまず、正しく音を認識する必要があります。

系統だてて音を理解し、慣れていくことで英語はスッと耳に入ってくるようになります。
そして、正しい発声と口を動かす訓練を続けることで、ネイティブのような発音・流暢さを身に付けることができます。
まずは、正しい音のルールを、理解するところから始めましょう。
わたしたちは学校で、まともに英語の発音を習うことがありません。
習ったとしても、「THは舌をかむ」だとか「Rは巻き舌にする」だとか、間違ったことを教わっている可能性が高いのです。


自分が言えるフレーズは必ず聞き取れます。


音を聞き取れたからと言って、必ずしもそれと同じように言えるとは限りません。
けれども真似して言える音は、必ず聞き取れます。
言ってることは大体わかるけど話せない、という人はいても、英語はぺらぺらだけどリスニングは全然できないという人は、いないのです。
自分が正しく言える、ネイティブのように言えるフレーズは、必ず聞き取れます。
発音矯正をすることは、そのままリスニングの向上に繋がる、一石二鳥のトレーニング方法なのです。


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なので、日本人が苦手な音や苦労する点を、熟知しています。


英語は難しい言語ではありません。


もしも英語がそれほどまでに難しいのであれば、世界共通語にはなっていないはずです。
英語はシンプルで、習得しやすい言語です。
ただ、わたしたち日本人の言語感覚と違う部分があるため、そこでつまずいている人が多いというだけなのです。


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著者プロフィール:明場由美子(Yumi)
大阪大学文学部卒、オクラホマシティー大学社会学専攻
フリーランス通訳、大手英会話講師、企業トレーナー、外資系出版社セールスマーケティングを経て2010年に独立、English Boot Campを立ち上げる。

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監修本:『ネイティブ発音が3D映像でわかる!英語の発音トレーニングBOOK DVD1枚CD3枚付き』(西東社)-Amazonランキング発音部門で第1位!

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