英語にはリダクション(音の脱落、省略)がつきものです。
リダクションは、ネイティブが普通に喋ると自然に起きるもので、くだけた言い方だとか、まして教養のないだらしない喋り方だとかいうことは、一切ありません。
大統領の演説でもリダクションは起こります。
また、イギリス王族に対して、マスコミがインタビューする時も、普通にリダクションします。
王族に対して一般人が話しかける時でさえ、リダクションは起こるのです。
あなたがもし、リダクションなんて無教養な人のいい加減な話し方だから、慣れる必要はない、と思っているのであれば、それは大きな間違いです。
自然な英語を話すためにも、リダクションは不可欠なのです。
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リダクションを知らないと、ネイティブの会話が聞き取れない
何よりもまず、リダクションがわからないと、ネイティブの普通の会話について行くことができません。
リダクションの基本ルールは、早いうちに理解した方がいいでしょう。
たとえば、wannaやgonnaといった省略形は、フォーマルな場でも普通に使われます。
アップルの創始者であるスティーブ・ジョブズが、スタンフォード大学の卒業式で述べた祝辞でも、何度も繰り返し出てきます。
I wanna tell you three stories from my life.
私の人生から3つの教訓をみなさんにお話ししたいと思います。
Your work is gonna fill a large part of your life.
仕事は人生の大部分を占めることになります。
など、随所にリダクションが現れます。
リダクションはまだ早い、上級になってからでいい・・・と思っていませんか?
発音は言葉の基本です。
上級になるまで後回しにしていたら、とても効率が悪いばかりか、間違った音がインプットされてしまうことにもなりかねません。
初級者もまずは、発音から入るべきなのです。
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ジョブズのスピーチでリダクションを練習しよう
スピーチは基本的に原稿があります。
それを読み上げているので、普通の会話よりもフォーマルですし、比較的ゆっくりはっきりと話すため、英語学習者にピッタリな学習素材と言えます。
ジョブズのスピーチを、実際に動画で解説しましたので、ぜひご覧ください。
どうですか?
原稿を読み上げている状態でも、普通にリダクションが起きているでしょう?
スタンフォード大の卒業式での祝辞です。
日本で言うなら、東大の卒業式の祝辞のようなものです。
こういったフォーマルな場で、エリート学生や偉い先生方を前にしても、また一流のビジネスマンであるジョブズのような人であっても、話す時は普通にリダクションするのです。
英語学習において日本人が一番つまずくのが、リスニングと発音です。
こういったスピーチなどを用いて、リダクションに慣れるようにしましょう。
英語が聞き取れない通じない人にオススメ情報!
日本人特有の弱点を克服できる英語発音教材『Yumiの脱カタカナ英語マニュアル』
『Yumiの脱カタカナ英語マニュアル』は、25年以上にわたり述べ5,000人に発音矯正を行ってきたYumiが、独自に開発した日本人による日本人のための英語発音教材です。
英語が通じない、聞き取れないのは正しい発音ができていないから。自分が発音できる言葉は必ず聞き取れます。日本人特有の「カタカナ英語」を克服して、正しい発音を身に付けましょう。
英語の基本発声である喉の開き方から、個々の子音や母音はもちろんリエゾンやリダクションまで、段階を踏みながら習得できるようにまとめられています。
- テキスト102ページ(PDFファイル)
- 音声約90分(MP3ファイル)
- 動画約40分(MP4ファイル)
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