イングリッシュブートキャンプ:由美です。
久しぶりに、友人の舞台を見に行ってきました。
なんだか最近、知り合いが出ている舞台しか、見ていない気がします・・・
昔は月に数本舞台を見てたんですけどね(^ ^;)
すっかり出不精になってしまいました。
さて、今回見たのは、『マイ・フェア・レディ』。
東京芸術劇場、初めてでした。
その割に、迷ってしまいました(^ ^;)
一緒に行った友人も私も、池袋はあまりよく知らないんですよね・・・
入口ポスター前でパシャリ。
ロビーにはお花がたくさんありました。
今回の舞台セットのレプリカも、置いてありました。
さすがはミュージカル、とても豪華絢爛な舞台でしたよ~
My Fair Lady というとやはり、オードリー・ヘップバーンの映画ですよね。
これは、実は英語学習者には必見の映画なんですよ。
どんなお話かというと、ロンドンの下町の花売り娘を、音声学教授が特訓して訛りを矯正し、
Mayfairにいる貴婦人のように仕立てあげる、というもの。
ちなみに、Mayfair(メイフェア)を下町訛りで言うと、マイフェアになる。
なのでこのタイトルは、言葉遊びでもあるのです。
ベースは、バーナード・ショーの「ピグマリオン」ですが、エンタテインメント業界では、
もはや「マイ・フェア・レディ」のほうが、メジャーかもしれませんね。
イギリスと言う階級社会では、アクセントで出自が丸わかりなんです。
“Hello”のアクセントだけでわかる、と私の元同僚のイギリス人が言っていました。
ヒロインのイライザは、下町の労働者階級の娘。
こんな言い方をすると、育ちが悪いのかと誤解されてしまいますが、実際のところは、
ごく普通の一般人です。
東京で言うなら、江戸っ子弁(べらんめえ)を話す。
江戸っ子弁と山の手言葉の対比に近いですが、イギリスはそこに階級意識が加わります。
典型的なロンドン下町言葉は、コックニーと呼ばれます。
二重母音”エイ”が、全部”アイ”になるのが、ロンドンの訛り。
today が to die になる、というのはオーストラリア訛りだと思っている日本人が多いですが、
実はロンドン訛りが元祖です。
イライザの訛りを矯正するための、英文がこれ。
The rain in Spain stays mainly in the plain. スペインの雨は主に平野に降る。
rain / Spain / stays / mainly / plain と、全て[ei]の音が含まれます。
ライン、スパイン、スタイ・・・となるのが、ロンドン訛り。
もちろん、いわゆるホワイトカラー(知識層)は、そういう喋り方はしません。
教授の特訓のおかげで、ついに言えるようになるという、有名なシーンがこちら。
ちなみにこの練習用の英文、日本版ミュージカルでは、こうなっていました。
日は東、日向にひなげし、広い額
そうです。
江戸っ子は「ひ」が「し」になるんですよ。
あと、「あそこ」が「あすこ」になる。
「しはしがし」「しなたにしなげし」「しろいしたい」とイライザが言うと、ヒギンズ教授が
「なんだよ白い死体って!怖いだろ!」という、セリフがありました(笑)
それにしても、オードリー版は教授がオジイサンで、こんな爺さんと若い美女が恋愛するって
ありえね~~~!!!と、思ったものでしたが(私もまだ若かったし)、今回の日本版は、
教授役が寺脇康文さんで、見た目もかっこいいので楽しかったです(≧∇≦)
観劇の後は、火鍋を食べてきました。
美味しかったです~(^O^)
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映画懐かしい〜。私もあんな尊大な老人と恋愛なんてありえへんわ、と思ってました。でも寺脇さんだったら分かるかも(笑)。
映画では、イライザを好きになる男性が一番好感が持てました〜。
chicaさん
映画、懐かしいでしょう?
私も観たのが学生の頃でした。
正直、あの映画のせいでイギリスに対するイメージ悪くなった。
どんだけ庶民を馬鹿にしとんねん、と思ったので。
今は、言語学的に面白いと思って見ることができるけど。
寺脇さんが演じたので、コミカルでカッコよくておしゃれな恋愛ものになっていましたよ(笑)
「なんだよ白い死体って!怖いだろ!」このセリフいい!
こんばんはー、ご無沙汰です。
由美さん観たお芝居の脚本良さそうですね。
って言うか、翻訳者が創作したのでしょうか?
だとしたらユーモアセンスいいですね。
kariさん
面白かったですよ。
翻訳も演出もG2だったので(G2はコメディーが得意)、
パンチが効いてるのだと思います。
他にも面白い文章がいろいろありましたが、年のせいですっかり忘却の彼方(^ ^;)
おススメのミュージカルです。