イングリッシュブートキャンプ:由美です。

久しぶりの、有名人の英語シリーズです。
前回取り上げたのは、ショーン・Kさんでした。
ショーンさん、今はどうされてるのでしょうね。

ショーン・Kさんの英語はこちら⇒ショーン・Kさんの英語を徹底分析!

さて今回は、これまた学歴詐称(カイロ大卒)の疑惑をもたれている、小池百合子さんです。
小池さんの英語を、見ていきたいと思います。

流暢な英語で会見する小池さん

まずは、今SNSで話題の、こちらの映像をごらんください。



先月、プレスクラブにて海外メディアに向かって、記者会見を行った時のものです。

小池さんの英語は、さすがに流暢で素晴らしいですね。
この方、現役キャスター時代にも、ニュース番組で海外の要人やアーティストに、英語でインタビューをしていました。
私が印象に残っているのは、ニュースステーションでの、マドンナへのインタビューですね。
ニュースステーションじゃなかったかもしれません。
なにせ、ずいぶん昔の記憶なので、ちょっとその辺はあやふやです・・・(汗)

ともあれ、昔から小池さんはニュース番組などで、英語を披露しておられました。
なので、とてもお上手なのは存じていましたが・・・

それよりなにより、同時通訳者の狼狽ぶりが、目立つビデオですね(^ ^;)
申し訳ないとは思いつつ、ちょっと笑ってしまいました。
小池さんの、”Cool biz”が聞き取れず、「クービー(ズ)」と訳してしまいました。
これは事前にまったく、会見内容を知らされていない、原稿も渡されていないまま、本番に臨まされたのでしょうね。
ちょっとお気の毒です。

あと、小池さんのこの説明で、本当に海外の人にクールビズのことが、伝わったのかな?
という疑問も、正直若干ありますね。
“Cool biz”を何度も連呼していますが、それに付け加えて、ネクタイとスーツではなく、
ノータイだったり上着なしだったり、いわゆる欧米のbusiness casualに近いスタイルのこと、
といった説明をしたほうが、よかったんじゃないかなぁと思います。

そもそもcoolという単語って、「カッコイイ」とかいう意味があるので、このままだと
「お洒落でスマートなビジネスファッション」と、取られかねません。
なので、”Cool biz”, which is Japanese business casual in sweaty hot summer.とか、
説明を加えれば、親切だったかなぁと思います。

最後のほうで、日本は湿度が高いから云々と言っていて、そのあたりで通訳さんもようやく、
「ハッ!」と気付かれていますね(苦笑)
彼女のため息や、狼狽ぶりがマイクを通して伝わってきて、こちらも胃が痛くなりそうです。

同時通訳の大変さ

私は同通の経験はありませんが(というより、同通はできませんが)、逐次通訳であっても、
こういった冷や汗が出そうな経験は、何度かあります。
大抵の場合、あらかじめ話す内容や語彙のリストを、もらえるので準備ができますが、
そうでない場合も、もちろんあるわけです。

小池さんのように、流暢で聞きやすい英語を話す方にあたるのは、通訳者としては、
とても幸運なことですが、思わぬ落とし穴にはまってしまった、そんな映像ですね。
それにしても小池さんの英語は、英語学習者の手本のような感じです。
ノンネイティブでここまで話せたら、言うことないですね。

英語は音とリズムが命

語学の基本は、発音にあります。
いくら語彙を増やし、文法力をつけても、音が聞き取れないと、ネイティブの会話は理解できません。
また、どれほど素晴らしい内容の話をしても、発音が正確でないと、相手に伝わりません。

英語をマスターするにはまず、発音の基本ルールを理解しましょう。

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