イングリッシュブートキャンプ:由美です。

今回取り上げる音は、私たち日本人が苦手な二重子音です。

なかでも、破裂音とRという、最も嫌な組み合わせ。

try, dryなど、TRとDRの音について、その発音のコツをご紹介します。

破裂音の発音は、一通りではない

破裂音というと、英語では”P, K, T, B, G, D”の6つを指します。
B, G, DはそれぞれP, K, Tの有声音です。
無声音と有声音の違いは、声帯が震えるかどうかだけです。
それ以外は、基本的に同じ音なんですね。

日本語でも、清音と濁音がありますね?
「か」と「が」、「た」と「だ」なんかがそうです。
浜崎という苗字は、「はまさき」と読む場合と、「はまざき」と読む場合があります。
これに近い感覚です。

さて、破裂音の中でも、日本人が苦戦するのが“T”です。
Tには5つの発音パターンがあります。
これは、体系立てて理解していないと、ネイティブの会話が聞き取れません。
また、ネイティブに聞き返される、という憂き目にあいます。

そのTと、これまた私たちの苦手なRが合体すると、さらに難易度は上がります。
ただ、このTR(またはDR)の音は、うまく発音するコツがあるのです。
それは、TR、DRのとき、TはCH(チュ)、DはJ(ジュ)という音に変化する、というルールです。
これを知っているかどうかで、あなたの発音は飛躍的に変わります。

TRはチュ+R、DRはジュ+R

わかりやすいようにカタカナで書くと、tryはチュライ、dryはジュライ、となります。

動画で解説しましたので、ごらんください。



どうですか?

なんだ、そうだったのか!と思ったあなた、そうなんです、破裂音って色んなパターンがあって、変化することが多いのです。

音感の良い人は、ネイティブの発音を聞いていて、なんとなくそうなんじゃないか・・・と、
思っていた人も、いると思います。
二重子音は難しいですが、繰り返し練習することで、だんだんうまく発音できるようになります。

一日数分でいいので、スキマの時間を利用して、発音トレーニングをしましょう。
特にこのTRとDRは、舌をダイナミックに使うので、筋肉を鍛える必要があります。
日本語は、あまり舌も口も動かさない、省エネ言語なので、英語を話すためにはまず、訓練が大事です。

そんな発音集中トレーニング、週末ブートキャンプを不定期で開催しておりますが、
あいにく次回のブートキャンプ(11月12&13)は、すでに満席になってしまいました。
その次の予定は、来年2月ごろになると思います。

発音は日々の訓練が不可欠。
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リスニングが苦手。
ネイティブの会話についていけない。
アジア人同士なら大丈夫だけど、ネイティブ相手だといつも聞き返される・・・

そんなあなた。

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