おはようございます。イングリッシュブートキャンプ:由美ですo(^-^)o
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昨日、生徒さんが、
「会社に行く途中、すごい警備とひとだかりがあり、何かと思ったら、ブータン国王夫妻が来るらしい。入り待ちしてみよう♪」
と、呟いていて、あれ、ブータン国王って、確かまだ若かったよなぁ・・・とか思っていたら、
最近おいしい豚まん・牛まんを作っている、masaさんが、早速ブログで取り上げていました。
このニュース映像、国王と王妃の英語が聞けます。

記者が、王妃に向かって質問をしていますが、その際、Her Majestyと呼びかけていますね。
これは、国王または皇后に対する、特別な敬称です。
日本の天皇陛下は、His Imperial Majestyです。
では、ここでクイズです。
皇太子に対する敬称、呼びかけは、なんでしょうか。
皇太子は国王ではないので、majestyは使いません。
答えは、最後にあります。
あまり知られていないかもしれませんが、ブータンは、完全なバイリンガル教育をしています。
子どもたちは、英語で授業を受けるんです。
小学校の教員はみな、英語を話します。
もちろん、ノンネイティブの英語なので、それなりにアクセントはあります。
それは、ブータン国王の英語も同じですね。
けれども、国民がみな、英語を話すようになるということは、非常に大きな意味があると思います。
同時に、この貧しい小国が生き残っていけるよう、国の自然や文化を保護してるんですね。
観光で訪れた渡航者は、国内を勝手に出歩くことはできません。
必ず、国選のガイドが付きます。
外からやって来た人間が、中の生態系を破壊しないようにという、環境保護のためです。
国内は完全禁煙、また国民は、外出時は必ず民族衣装を着衣しなくてはいけません。
なんだか堅苦しく感じますが、インターネットカフェもあり、外部の情報は自由に入ってきます。
また、海外のCDやゲームソフトなども、普通に買えるんです。
なので、決して鎖国しているわけではありません。
そのつもりなら、そもそもバイリンガル政策など、国を上げてやらないはずですからね。
ブータン国王は、アメリカの大学を経て、イギリスはオクスフォード大学を卒業しています。
また、王妃も、イギリスで教育を受けています。
確か、ブータンは、首相もアメリカの大学を出ているんですね。
国のトップが、英語を話し、非常に国際的な感覚を持っている、というのは素晴らしいことだと思います。
こういう現実を見るたび、なぜ日本で同じことができないのだろうと、いつももどかしく感じます。
バイリンガル教育を導入するという話になると、病的なまでに反対する人たち。
英語よりまずは母国語を大事にせよとか、わけのわからない反論をしてくる人たちがいて、
うんざりします。
そうやっているうちに、日本はどこにもいけない、宙ぶらりんな状態になっているというのに・・・
さて、これ以上暗くなってもしかたがないので、先ほどのクイズの解答に、まいりましょう。
皇太子殿下に対する敬称、呼びかけは、
His Imperial Highness
です。
イギリスの皇太子夫妻(皇太子及び皇太子妃)は、Their Royal Highnessesとなります。
直接呼びかける時は、Your Highnessです。
まあ、王族(皇族)と直接お話する機会は、普通はないと思うので、覚える必要もないですが(^_^;)
以上、ブータン国王夫妻の英語、でした☆
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