イングリッシュブートキャンプ:由美です。

以前、ゴリラとゲリラは同じ発音ですよ、というお話をしました。

こちらに解説動画をアップしています。

また、careerとKoreaはほとんど同じ発音だ、というのもある程度英語を学習してこられた方は、ご存知だと思います。

英語のあいまい母音(schwa)は、スペルと関係がないため、私たち日本人学習者を悩ませます。

今回も、このあいまい母音のお話です。

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Congratulationsの正しい発音は?

英語ネイティブが結構スペルミスするのを、不思議に感じたことはないですか?

こんな単純なスペルをどうして間違えるのか。

たとえば、この看板を見てみましょう。




この看板の意図するところが、すぐにわかったあなたは英語上級者です。


People write congrats because they can’t spell congrajlashins.


「congratsと略して書く人は、congrajlatshinsというスペルが書けないからだ」

という意味なんですが、このcongrajlashinsがそもそも間違っている、というオチなんですね、これ(^▽^;)

正しいスペルはもちろん、congratulationsです。

そんなの当たり前じゃん、なんで間違うの・・・と思ったあなた。

この単語の発音をご存知ですか?

発音記号は、


kən-gra-jə-lā-shən


あれ・・・?

思ってたのと違う、なんてことはないですか?

まず、母音を見てください。

graとlaのところ以外はすべて、あいまい母音[ə]なんですね。

そして、tuのところですが、このtはリダクションが起きてjと発音されます。

なので、コングラチュレーションではなく、カングラジュレイシャンという感じの音になるんです。

ネイティブは当然、音から先に覚えますから、音そのままに綴るとこの看板のような間違いを、してしまうわけですね。

canをkinと書いたり、theirとthereとthey’reがごっちゃになったりするのも、音が同じだからなのです。

私たちは逆に、同じ音を違うと認識していたりします。

それが「ゴリラとゲリラ」や「キャリアとコリア」といった、間違ったカタカナ表記につながり、リスニングの妨げになっているのです。

純粋に音をコピーするということを、ぜひ心がけてみてください。

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音の上に文字が乗っているのです。

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