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多くの方から聞かれる質問に、こういうのがあります。

“often”の発音は、「オフン」と「オフトゥン」どちらが正しいのでしょうか。

中学校では、オフンとかオッフンと習いました。
あと、辞書にもそう書いてあるけれど、実際はTを発音する人も、結構多いように思います。
オフテンとか、オフトゥンと発音するネイティブもいます。
いったいどちらが正しいのでしょう?

そんな疑問に、お応えしていきたいと思います。

<目次>
1.イギリスVSアメリカだけではない発音の現実
1-1 英アクセントと米アクセント
1-2 元は読み違いだった?

2.Tのリダクションはカタカナ英語脱却のカギ
2-1 oftenだけじゃない、Tの脱落
2-2 発音は語学の基本

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1.イギリスVSアメリカだけではない発音の現実

上記の問いに関して真っ先に思い浮かぶのが、おそらく英国訛りとアメリカ訛りの差だ、というものではないでしょうか。
イギリス英語はTを発音するので「オフトゥン」、アメリカ英語はTが脱落するので「オフン」
はたして、そうでしょうか。
実際のところを、辞書で確認してみましょう。

1-1 英アクセントと米アクセント

米語辞典のMerriam-Webster Dictionaryを参照してみると、oftenの発音はこう記載されています。

ȯ-fən, ȯf-tən

オッフンとオフトゥン、両方が載っています。
順番は、オッフンのほうが先ですね。

では、イギリス英語最大の辞書、Oxford Dictionaryでoftenを引いてみましょう。

ɒft(ə)n, ɒf(ə)n

こちらも2種類載っています。
ただし、順序は米語辞典とは逆で、先にオフトゥンのほうがきていますね。
つまり、英米どちらのアクセントでも、両方の発音が存在するということです。

1-2 元は読み違いだった?

どっちが正しいんだろう、という長年の疑問が解けましたか?
答えは、どちらも正しいのです。

な~んだ、どっちでもいいのか~~~と思ったあなた。
確かに中学時代、「oftenのTは発音しない」と習いましたよね(私はそうでした)。
受験勉強をやって来た人は、みなそうではないかと思います。
Tを発音したら、訂正されたりしたこともあります。

でも実際のところ、これはどちらでもいいんです。
人によって、Tを発音する人としない人が、いますね。
イギリス英語はTを発音する、というような解説をしている人がいますが、
私の経験上、アメリカ人でもTを発音する人が、結構いるように思います。

これに関しては、イギリス人の知人(TESOL保持者)から聞いた、面白い説があります。
昔、あるイギリス男が、“often”を“offen”と読み違えた。
bad hand writing(字が汚い)のせいで、筆記体のTとFの区別が付きにくかったからで、その後、これはFではなくTである、と訂正したが、いまだにTを発音しない人がいるのだ。

ホントかな~~~という気もしないでもないですが(^ ^;)
でもひょっとすると、案外語源ってそんなものなのかもしれないですね。

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2.Tのリダクションはカタカナ英語脱却のカギ

oftenのTが落ちているのは、一種のリダクションと言えます。
このブログでも何度も繰り返し述べていることですが、リダクションを知らないと、ネイティブの英語が聞き取れません。

Tのリダクションについて、少し見ていきましょう。

2-1 oftenだけじゃない、Tの脱落

英語は綴りと音が一致しない、意地悪な言語なんですね。
特に母音は、要注意です。

oftenの発音記号ですが、米語版のȯ-fən(またはȯf-tən)を見ると、シュワ(あいまい母音)が含まれています。
シュワは小文字のeをさかさまにした、[ə]で表します。
これは、日本語の「あ、い、う、え、お」のどの音でもない、微妙な母音です。
ほとんど聞こえてこない音で、リスニングの大きな障害にもなっています。

oftenと似たパターンで、listenやfastenなども、やはりTが落ちますね。
そして最後のtenの音は同じ、シュワです。
リスン、ファスン、となります。
これらはリステン、ファステンと発音することはありません。
oftenだけが、2パターンあるんですね。
なので、前述の「読み間違い説」が、実しやかに語られているのかもしれません。

2-2 発音は語学の基本

こうして見て行くと、英語って発音がネックだということが、よくわかるかと思います。
このスペルの時は必ずこうだ、というわけでもないのがまた、やっかいです。
ただ、ある程度の法則性はあります。
100%ではありませんが(どうしても例外があるので)、基本法則を知っていれば、大体の単語が読めます。

英語は日本語と比べて、とにかく音の種類が多い言葉です。
先ほどのシュワ(あいまい母音)もそうですが、私たちが出したことのないような音が、いっぱいあるのです。
そういった音を訓練せずして、リスニングを伸ばすことはできません。
まずは、音を理解するところから入ることが、英語をマスターするための一番の近道です。

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