イングリッシュブートキャンプ:由美です。
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七夕ですね。
関東甲信越は、梅雨明けだそうですよ。
こんなに早く梅雨が明けるのは、珍しいですよね。

さて、今回は、カタカナのお話です。

日本人が英語を習得する上で、大きな障壁となっているのが、“カタカナ語”、
すなわち、外来語の存在です。
外来語を英語で、borrowed words、専門用語(言語学用語)でloanwords と言います。
borrowed とはつまり、借りてきた言葉、ということですね。
本来存在するもの(概念)ではないものを、外国からそのまま取り入れた言葉。
それが、外来語なわけで、日本語にはこの外来語が、山のようにあります。

もちろん、英語だけではありません。
食品やファッション業界だと、フランス語やイタリア語からの外来語が、数多くありますし、
医学用語だとドイツ語とか、仏教用語だと梵語(サンスクリット語)などがあります。
で、この際、英語以外の外来語はさておきましょう。
フランス語を学習している人にとっては、フランス語の外来語が足かせになることは、
言うまでもありませんが、ここは英語に関するお話なので。

BBCニュースでも取り上げられた、こちらの事件。
あるご老人が、NHKを訴えた、というあのニュースです。

Japan’s NHK sued over use of English words

sue は、訴える、訴訟を起こす。
頻出動詞なので、必ず覚えましょう。

A disgruntled viewer is suing Japan’s national broadcaster for “mental distress” caused by an excessive use of words borrowed from English.

disgruntled は、不満を抱いた、不機嫌な、という形容詞。
mental distress で、精神的苦痛。
caused by ~は、~によって引き起こされる(引き起こされた)で、こちらも頻出イディオムです。

カタカナ言葉(英語の外来語)を使いすぎるNHKに対し、そのせいで精神的苦痛を味わった、
ということで、140万円の損害補償を要求した、ということですね。
で、この方の主張(日本がアメリカナイズされすぎている)、というグダグダはさておき(毒)、
全く別の観点から、私はカタカナ語の氾濫は、あまりよくないと思っています。

それは、カタカナ語のせいで、日本人の英語力が伸びない原因になっている、と思うからです。
テレビやビール、カメラ、パソコンといった、他に日本語がない物に対しては、
これはもうしょうがないと思います。
けれども、ちゃんと日本語があるのに、なぜわざわざ英語(カタカナ)を使う必要があるでしょう?

たとえば、DVDを借りると(買うと)、必ず表示される、著作権協会の警告。
あそこに出てくる、“パイラシーホットライン”という名前も、私はイラッと来ますね。
パイラシーとはもちろん、piracy(著作権侵害)のことです。
piracy は、pirate(海賊)から来ている単語です。
つまり、海賊行為なわけです。
日本語でも、海賊版、って言いますね?
あれと同じです。
パイラシーホットラインなんて、カタカナにせず、著作権違反通報先、とかでいいのでは?
なぜ、あえて耳慣れない“パイラシー”なんて言葉を、使うのでしょう。

カタカナは、私たちが思うよりずっと、脳に体に沁み込んでいます。
マクドナルド、これは「マ」「ク」「ド」「ナ」「ル」「ド」と、6文字、6音節です。
どれも均等にストレスが乗っていて、タータータータータータ、というリズムです。
英語だと、McDonald’s、あえてカタカナにするなら、“メッダァノゥ~”となり、
タッタ~タ~のリズムです。

英語と日本語は、子音と母音、リズム、といった点で正反対の言語です。
カタカナにすることで、日本人のリズム音痴に、拍車をかける結果になっていると思います。
不必要なカタカナ語は、英語習得の大きな妨げになります。

この訴えを起こしたオジイサントは、正反対の理由で、私もカタカナ語の濫用には反対ですね。

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