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アメリカの新聞が、大地震に対する日本の対応を分析したコラムを載せています。
ニューヨークタイムズの、ニコラス・クリストフ氏のコラムを見てみましょう。
この方は、阪神大震災時、日本支局長だったそうです。
その当時を振り返りつつ、日本人の精神性を冷静に分析しています。
内容もさることながら、英語の勉強にも非常に適した題材です。
Sympathy for Japan, and Admiration-日本へのお悔やみ、そして称賛
以下、各パラグラフごとの要約です。
第1パラグラフ
過去最悪の大地震に見舞われた日本へ、心から追悼の意を表したい。がしかし、1995年のあの阪神大震災後の復興ぶりを目の当たりにした私としては(当時私は東京支局長として日本にいた)、こう付け加えたい。今後の日本の動向を見なさいと。そこには我々が学ぶべきことがあるから。
第2パラグラフ
日本政府の震災への対応が優れているというわけではない。1995年の震災時、他国からの救助を受け入れなかったため、最初のアクションが遅れてがれきの下で亡くなった人もいた。
第3パラグラフ
だが、日本人はその忍耐強さ、秩序の点で非常に優れている。日本語で“がまん”という言葉がある。英語には訳しにくい概念だが、これこそが神戸復興の元になった力であり、当時私は畏怖の念を抱いた。
第4パラグラフ
平素から日本人の秩序性には感嘆していたが、それは震災後さらに強まった。大地震で神戸港はもとより、商店街など大きなダメージを受けた。そんな中、物資を巡っての略奪などがないか、私は調べ歩いた。やっとのこと、2人組の男に強盗に遭ったと言う店主に出会った。同胞に略奪されるなんてショックだったでしょう、と聞いたら、同胞じゃない、彼らは外国人だったと店主は語り、私を驚かせた。
第5パラグラフ
もちろん、日本にも下層階級というのは存在する。被差別部落や在日朝鮮韓国人居住区がそれだ。けれども、他国と比べて日本は比較的格差のない国だ。中産階級意識が強く、これこそが震災時に大きく発揮される性質なのだ。
第6パラグラフ
それが問題となる場合もある。日本人の礼節といったものは、学校や職場でのいじめや、私腹を肥やすヤクザ組織、政治腐敗などのネガティブな面を覆い隠している。がしかし、震災時にはヤクザさえも救援物資を提供していたのだ。
第7パラグラフ
日本人の我慢強さは、言語にも表れている。仕方がない、頑張って、といった言葉はよく日本人が口にするものだ。自然災害は運命であり、仕方のないものなのだ。それが日本人の人生観となっている。16世紀に日本を訪れたイエズス会が、当時の地震直後の農民の立ち直りの早さについて記録を残している。
第8パラグラフ
文句を言わず団結して立ち直ろうとする力が、日本人の魂となっている。息子をしばらく日本の小学校に通わせたが、真冬でさえ半ズボンで通学させるのが日本の学校なのだ。これも“がまん”の一種で、このがまんこそが戦後の立ち直りや、90年以降のバブル崩壊時の日本人を支えてきたメンタリティーである。もう少し文句を言えば日本の政治家も変わるだろうにとは思うが。
第9パラグラフ
もうひとつ、ここには日本人の自然に対する考え方の違いがある。我々アメリカ人は自然は対峙すべきものであり、コントロールすべきものだと考えるが、日本人は人間も自然の一部であると捉えている。この「自然」という言葉自体、100年ほど前に生まれたにすぎない。あえて自然を意識する必要が日本人にはなかったからだ。ここに、有名な俳人、松尾芭蕉の句を紹介しよう。
うきふしや 竹の子となる 人の果
第10パラグラフ
日本人には復興力と高潔さがある。それはこの数日のうちに明らかになるだろう。そして、これを機に日本社会の結束が強まるだろう。我々は、そこから学ぶべきものが必ずあるはずだ。最後に、この度の悲劇に対し心からの追悼と、日本への賛辞を表したい。
なかなか興味深いコラムですね。
普段は、物言わぬ大衆であることが、政治腐敗を野放しにしてしまったり、
まだいじめを助長させたりと、マイナスの方向に行くことの多い日本人の精神性が、
大災害のときには大きな力となりプラスに転じる。
本当にその通りだと思います。
さすがは、日本支局長ですね、洞察が深い。
では、ここでポイントとなる語彙を整理してみましょう。
particularly  とりわけ、かなり、特別に
utterly  完全に、徹底的に(=totally
disgrace  面目を失わせる
under the rubble  がれきの下敷き
incompetence  無能さ
perseverance  忍耐強さ、根気
poverty   貧困
were embarrassed to~  ~するのが恥ずかしい
a natural disaster or crisis  自然災害や危機
bullying  いじめ
aftermath  災害の余波、後遺症
earthquake survivors  地震の生存者
resilience  回復力、立ち直る力
is steeped into  ~に染み込んでいく、のめり込む
burst in  突然パッと開く(ここではバブル経済が弾ける、の意)
in confrontation with~  ~と対立している
あまり聞き慣れない(見慣れない)単語やフレーズもあるでしょう。
under the rubbleという表現は、buried under the rubble(がれきの下敷き、生き埋め)
というかたちで、阪神大震災の時に何度も英語のニュースで耳にしました。
また、ここでは日本人の性質を表す言葉として、我慢する、仕方がない、といった
表現をなんとか英訳していて、興味深いですね。
がまんは“toughing it out”、仕方がないは“it can’t be helped”と訳しています。
tough it outというのは、私は思いつきませんでした。
さすがはネイティブだなぁと感心しました。
NYタイムズのコラムや、CNNのサイトなどはネイティブ英語の宝庫です。
長さもちょうど良いので、精読の訓練になりますよ。
それから、単語を覚える時は必ず発音もチェックしてください。
電子辞書や、こちらのサイトで調べてみましょう。
以上、地震に関するコラムでした。
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