東京は暖かい陽気です。
まだまだ余震が続きますが、ここ世田谷区は普段と変わらない様子です。
被災地は今日は雪が降る寒さだとか。
そんな中、暖房器具も足りずガソリンが足りないため物資も運べない不便な状況にいる、
被災者の方を思うと、本当に胸が痛みます。
今、TESOL学会でアメリカにいる知人が、Facebookにこんなことを書いています。
Kirby Kemper, a nuclear physics professor at Florida State University, has praised the Fukushima workers who have stayed behind to battle the fires and leaks. “There are 40 people or so that are in the process of risking their lives trying to pump sea water into these plants. They are real heroes. If they get the plants full of sea water, then things will cool down and we’ll be OK,” he told Reuters.
フロリダ州立大学の原子物理学のカービィ・ケンパー教授が、火災や放射能漏れを防ぐために、残っている福島原発の職員を褒め称えている。「40名もの職員が、命の危険を顧みず原子炉に海水を注入し続けている。彼らこそ本物のヒーローだ。海水を注入するのに成功すれば、状況は落ち着きを取り戻すだろう」と、ロイターに語った。
世界中が今、日本の味方をしてくれています。
だから、なんとか踏ん張りましょう。
それから、苦しい時は苦しいときちんと自分の感情を吐き出したほうがいいです。
先ほど、避難所にいる少年がこんなことを言っているのを見て、心が痛みました。
「確かに大変だけど、自分たちは命を救われただけまだ運がいい、だから我慢しなくては」
10歳くらいの少年でした。
こんな幼い子供ですら、文句を言ってはいけないと感情を殺しています。
不平不満を言わず、暴徒と化さない日本人の文化は素晴らしいと思います。
けれども、こうやって気持ちを抑えつける、本心を覆い隠すことは、
自分でも知らないうちに凄まじいストレスとなり、後々まで残ります。
子供たちが普通に文句を言い、駄々をこね、大声で泣けるという、
本来の状態に早くもどれることを心の底から祈るばかりです。
どんな時も、最も大きな犠牲をかぶるのは弱者です。
子供、女性、お年寄り、障害のある人・・・こういった人たちのケアを、
周りがしっかりとしてあげてくれることを、遠い東京の空の下から願っています。
それから、人は十人十色、能力も個性も置かれている状況も違います。
こういう時、とかく日本人は自粛ムード一色になりますが、
被災した方がそれを望んでいるとは思えません。
国全体が沈んで士気が下がることは、ひいては経済がひっ迫することになり、
最終的に弱者、つまり被災者に一番ダメージが行くのです。
みんな、自分ができることをやりましょう。
仕事をすることで、日本経済に貢献するのもよし、
美しいものを創造し表現することで、人の心を癒す人、
笑わせることで人の心を勇気づける人。
笑いは、ストレスにより増幅される副腎皮質ホルモンを抑制する作用があるのです。
笑いによって、人間は強いストレスから解放されます。
だから、明るく人を励ます立場にいる人は、どうかやめないでください。
こんなときだからと自粛したりせず、大いにその役割を果たしてください。
みんなが自分の能力や立場を生かして、それぞれにできるかたちで貢献すればよいのです。
支え合い、互いに認め合いながら、この危機を乗り越えましょう。
My heart goes out to you.
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被災地への祈り
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日本国民を守るために自分の命を懸けて原子炉で作業し続ける作業員の方や自衛隊の方は本当にヒーローだと思います。
その家族の方もいつ地震が起こるかもわからない、放射線が漏れるかもわからない状況で自分の家族が懸命に働いてると思うと本当に胸が痛みます。
アメリカからの原子炉冷却の支援を総理が受けていれば、こんな事にならなかったかもしれません。
それなのに命を懸けず口だけの総理が東電を叱ったとニュースを見た時は本当に呆れました。
日本の政治はダメですが、日本は絶対に復興できると信じています!
先程テレビでパキスタンの方が被災地でみんなにスープを振る舞っていました。
こんなにも世界に愛される日本人であったよかったと思いました。
早く、みんなが安心して眠れる日が来る事を祈っています。
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>く み み こさん
おっしゃる通りだと思います。
阪神大震災の時も、外国からの支援申し出を政府が断ったために、
助かったはずの多くの命があったわけです。
あの時の取り返しのつかない失敗を猛省して、
今回はすぐに援助申し出を受けたようですが。
怒鳴る暇があれば、あなたが先頭切ってリーダーシップを取ってください、
と言いたいですよね。
私も、日本人の底力があればこの危機を乗り越えられると信じています。
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今、こちらに来る前に全く同じことを自分のブログに書きました。だから、びっくりしました。と、同時に、「何も分かってない」と誰かの気分を害してしまうのでは、、と内心不安だったのですが、「この考え方でいいんだ」と、心から思えました。
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>ちのなっぱさん
礼節や秩序は日本人の良いところですが、
これがマイナスに出る典型が「自粛」といった精神論です。
精神論は何も生みません。
生まないだけならいいですが、最終的に、
最も苦しんでいる人たちをさらに苦しめることになるんです。
私は、16年前にそれを一度経験しているので、
はっきり断言できますが、温度差を感じることもあります。
でも、苦しんでいる人をさらに苦しめることは、
今いちばん避けなくてはならないことのはずです。
買い占めするくらいなら、外食して少しでも経済に貢献すべきです。
こころからそう思います。
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私も同じことを考えていました。
こちらの記事をリンク貼らせて頂いてもいいでしょうか?
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>ツバキさん
コメントありがとうございます♪
リンク、どうぞどうぞ、よろしくお願いします~o(^-^)o
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記事を読んで少し気持ちが楽になりました。お年寄りと病院が多い地域のせいかうちはいつも停電しません。なので厚着して暖房はつけず、ご飯は五時前に炊いておきます。私の実家は茨城県日立市で、ずっと断水していて湧き水や知り合いの家の井戸水をもらっているようです。妹は水戸市、出産間近の従妹はひたちなか市、母は埼玉県草加市にいます。パソコンが見れるのが兄弟で私だけなので毎日計画停電の時間をチェックして教えたりしながら、毎日三日分の非常食を夜作って、ガラス製品はしまい、非常用持ち出し品を用意し、枕元に底の厚いスリッパを置いて寝ています。部屋が狭いので、地震があればすぐ起きて箪笥を支えるようにしています。あの大津波の後、「大地震が起こる確率は三日以内に70%」と専門家が言っているのを聞かなければこんなに用心していないです。原発にかかりきりでその予報のためにずっと不安に思っている人のことなど政府は忘れているようです。無理もないですが、もっと早く、そうしたことに対処していただけたら皆あんなに買い物しなかったのではないでしょうか。関東に大地震が起こる可能性はだいぶ前から指摘されていましたから、今がそのときと覚悟してました。友人は皆遠く、親戚もおらず、近所の人とは挨拶だけとなれば物に頼るしかありません。都内の子供のいない専業主婦にはそんな人が多いのではないでしょうか。北区の友人も昼間は一人だから電話するかも、といっていました。今はその確立も40%に下がり少し安心しています。三日前から英語の勉強も再開しました。少しでも前に進まないと・・・・。人を励ますと自分も楽になりますね。今回の件で強く感じました。
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>げんちゃんさん
こういうときこそ、互いに助け合わなくてはいけないと思いました。
うちの近所のスーパーやドラッグストアは、水もお茶もすべて売り切れです。
お水なんて、日本は水道水が飲める国です。
断水にそなえてとみんな神経質になっているのかもしれませんが、
そこまで買い占めてどうするのでしょう。
私は一度震災を体験しているので、普段からある程度備蓄していますが、
関西ですら、スーパーやコンビニからカップ麺が消えるという状況が起きているらしく、
同じ関西人として胸を痛めています。
助け合いの心、譲り合いの心(ウエシマ作戦とか言うのですよね?)を持ちたいですね。