2021年6月25日更新
イングリッシュブートキャンプ:由美です。
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歌手のビリー・アイリッシュが、アジア人に対するヘイト動画を上げていたということで、バッシングを受け謝罪しました。
人種差別や偏見に関する問題は、非常に根深いですね。
今回はそういった、英語と差別語・差別表現(スラング含む)について、解説していきます。
★PCは英語圏において基本
以前にも書きましたが、PC(political correctness)は、欧米先進国(英語圏)における基本概念です。
PCがいまいちよくわからい、という人はこちらから先にどうぞ⇒アメリカで“lady”は禁止語?
英語圏、特に北米は人権問題に敏感です。
英語をマスターする上で、こういった認識を身につけることは、ただ単に流暢に話せるようになること以上に、とても重要なことであると私は思います。
特に日本は、人口のほとんどがモンゴロイドで髪や肌の色も同じ、というモノカルチャーな国です。
様々な人種・民族、宗教、セクシャリティーを受け入れる、つまり多様性(diversity)が基本であるという認識を、常に持つことが、英語を話す上で不可欠な姿勢です。
以前某テレビ局の27時間生放送番組で、出演者やスタッフが着ていたTシャツに、差別語が書かれていて問題になりました。
Honkyという単語ですが、これは白人に対する蔑称です。
テレビ局は英語ができる人も、ネイティブ(帰国子女)も、たくさんいるはずです。
そんな職場でさえ、こういったことが起こるのです。
他にも、ある航空会社が差別的なCMを放送したことで、外国人(白人)から批判を浴びたことがありました。
日本人タレントが金髪のカツラをつけ、大きな鼻をつけて「これで国際人だ」と、やってしまったのです。
こういったことは、ちょっとでも想像力を働かせれば、NGなのはすぐに気が付くはずです。
もしもアメリカの航空会社のCMで、白人が目にテープを貼って細いつり目にし、鼻にテープを貼って低くし、「これで国際人♪」なんてやったら、どうでしょう?
アジア人を馬鹿にしているのか、と思うでしょう?
前置きが長くなりましたが、英語を話す上で大変重要なこの、“PC”について、もう一度取り上げます。
★差別表現は2パターンある
一言で差別表現と言っても、2種類あります。
まず一つ目は、その言葉自体が差別語、蔑称である場合。
これは某テレビ局のTシャツに書かれた、Honkyなんかがその、典型的な例ですね。
もう一つは、差別用語は一つも出てこないけれど、発言自体が差別的、コンセプト自体がダメな場合です。
これは航空会社のCMなどが、その典型と言えます。
他にもデパートのネットCMで、女性差別的な内容があって、炎上したことがありました。
では、なにが差別になるのか。
人種、民族、宗教、性別、セクシャリティーに関して、マイノリティーを排斥するような、もしくは、マイノリティーの存在を軽視するような発言、行動がダメなのです。
難しく考える必要は、ありません。
仮に自分がその立場だったとして、言われたら(されたら)嫌だな、と思うことは言わなければいいのです。
★パターンその①-差別語、蔑称
まずは、差別用語、蔑称から取り上げたいと思います。
あくまでもこれは、英語の知識として、知っておくべきだから、ここに記載しています。
絶対に使わないように、注意してください。
Nigger
いわゆるNワードと言われる、黒人に対する蔑称です。
これは先日、オバマ大統領が口にしたことで、かなり話題になりました。
オバマさんの発言の主旨は、差別問題は根深く、ただ単に“nigger”という言葉を使わないとか、
そういった表面的なものではないのだ、ということでした。
けれども、現役の大統領がこのNワードを公言したのは、かなりセンセーショナルだったのです。
オバマさん本人が黒人だからこそ、口にできたのでしょう。
黒人の中には、自分たちのことをniggaと言ったりする人もいます。
けれども、彼らが言ってるからと言って、私たち日本人が言ってもいいわけではありません。
たとえて言うなら、「うちの旦那、ハゲでチビのくせに偉そうなのよ」と、あなたの友人が言ったからと言って、
「あなたの旦那はハゲでチビですね」とは、言ってはいけないのと同じです(笑)
身内が言うのがOKでも、部外者は言ってはいけないのです。
Chink
中国人(アジア人)に対する蔑称です。
白人や黒人から見ると、アジア人の区別はほとんど付きません。
中国人も日本人も韓国人も、同じです。
なのでこの言葉は、中国人に対してだけでなく、私たち日本人にも浴びせられることがあります。
私自身は一度も経験はありませんが、この手の言葉は本当に、威力があります。
ビリー・アイリッシュは、いくら子供だったからと言ってこんな言葉を口にした自分を恥じ、吐きそうなくらいに嫌悪に陥っている、とインスタグラムに投稿していましたね。
ビリーの件に関しては、YouTubeでも解説しましたので、参考にどうぞ。
他にも、アジア人に対する蔑称として、Orientalというのがあります。
He’s dating an Oriental.(彼、東洋人の彼女と付き合ってるよ)
といった感じで、使われることがあります。
ホワイトカラーのアメリカ人は、まずめったに言いませんが、欧州では今でも普通に使われます。
Jew
ユダヤ人を表す単語ですが、これもNGワードです。
差別的な意味で言ってるつもりはなくても、差別語と捉えられる可能性があります。
Jewish と言いましょう。
こういった人種的な表現は、本当に気を付けなくてはいけません。
白人、黒人と言った表現も、WhiteやBlack ではなく、Caucasian, African American と言いましょう。
さて、以下は性差別に関わる単語です。
Stewardess
これはもう、日本でも死語になりつつありますね。
かつては、Steward/Stewardess と言われた、客室乗務員ですが、今はflight attendant と言います。
cabin attendantは和製英語(というか日本の航空会社の言葉)なので、使わないようにしましょう。
Salesman
セールスマンも死語ですね。
基本的に、男性を意味する“man”がつく単語は全て、今は公共の場では使われなくなりました。
sales rep と言いましょう。
この“rep”は、representativeの略語です。
最近では、女優という言葉も使わない、という流れが出てきています。
男性女性関係なく、actorで統一しようという動きですね。
ただ、そうなるとアカデミー賞とかで、主演男優(女優)賞とか、区別できなくなっちゃいますからね。
俳優に関しては、性別で分けてもいいんじゃないの?
と思う私です(^ ^;)
さて、長くなってしまったので、パターンその②、コンセプト自体がNGな表現については、また次回に。
英語の差別表現パターン②
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こんにちは。
今日の由美さんの話題ですぐ思ったのが、映画「ティファニーで朝食を」です。
オードリー・ヘップバーンは素敵だけど、中に出てくる日本人は、不愉快。”(-“”-)”
目が細くて、出っ歯で、メガネかけているっていう日本人のイメージで作られています。私のブログに写真が貼ってあります。↑
kariさん
写真見ました(笑)
確かにひどい・・・この映画を見たの、もうかれこれ30年近く前だから、
こんなシーンあったの覚えていませんでした。
今でも西洋人の中にある東洋人のイメージって、こんな感じですよ。
ありていに言えばブサイク。
でなければ、ブルース・リーみたいなカンフーの達人。
ステレオタイプって誰しもあるものですが、それを表には出さないというのが、
先進国、文明国のルールなんです。
昔(ティファニーで朝食をの頃)と今では時代が違います。
単一民族の日本では、なかなかこういった意識が変わりにくいのかもしれません。
映画ブルースリーストーリーで、ブルースリーがティファニーで朝食を見ていて、このへんな日本人が出てくるシーンで怒り出したのを思い出しました。
アメリカも大分変わりました。日本も差別用語の規制は昔より厳しくなったみたいですが。
日本に住んでいた1980年代に、俺たちひょうきん属と言う番組で、アダモちゃんと言うアフリカンキャラクターがおもしろかったのですが、今考えるとPCでしょうか?
carolinakikiさん
そんなシーンがあるんですね。
でも確かに、この日本人の描写には悪意を感じますねぇ。
アメリカはちょっと過剰かな、と感じることもあります。
イギリスやオセアニア(欧州も含めて)なんかは、この辺ゆるいですよね。
イギリス人が客室乗務員のことをair hostessと呼ぶのを聞いたことがありますし、
東洋人のことをorientalと言っているのも、何度か聞いたことがあります。
アメリカと欧州、足して2で割ったくらいがちょうどいいのでは?
なんて思うこともありますね。
アダモちゃん、懐かしいですね。
島崎俊郎(としちゃん)でしたっけ・・・あれ、今だと完全にアウトでしょう(^ ^;)
PCはようは、言っていいことと、悪いこと、ですよね。
日本の政治家なんて、PC incorrectの大嵐のような内容を
twitterにあげてますが、そういうのが、翻訳されて、
海外の新聞で報道されたりすると、もうげんなりしてしまいます。
確かに、actor, actressと分かれてないと、
どっちかわからなくなってややこしいです。。。
Rainyさん
本当に最近の政治家や作家の発言は酷い。
あのドナルド・トランプの斜め上を行くような人たちで、溢れ返ってますね。
トランプもそうですが、おかしな発言する人って、目付きも変ですよね。
やはり精神性って顔に表れるのかな、と思ったりします。
俳優の場合、キャスティングの時点で性別って重要です。
たとえば若い女性の役をオッサンが演じることは、現実的に無理なわけで(笑)
だから男女の性差を表す必要が絶対にあるわけでしょう?
male actor/female actorがいいんじゃないか、という人もいますが、
だったらactor/actressでいいやん、と思ってしまいます。
actressという言葉自体が差別的で嫌なのかもしれないですが。
日本に来る白人の男性がyellow monkyとずっと言っていて悲しくなり、白人イコール差別人間という価値観が生まれてしまいました。
その為、私は今でも白人に対して不信感があります。
大さん
返信が遅れました。
一人でもそういう人と出会うと、その人の背景(国や人種)に対してマイナスイメージを持ってしまいますね。
それがあるので、私は海外に出た時や日本に来る外国人に対して、嫌な印象を与えないようにしようといつも心がけています。
自分は親の転勤中にロスで生まれシアトルなどで育ち、小6に日本に帰国し、
現在40代(合法二重国籍)です。
英語は喋れますし発音はネイティブです。ただ小6レベルで止まっており、
子供っぽい表現や語彙に限定され、
大人同士や近い知り合い同士でどの程度の言葉使いが許されるのか、感覚に迷います。その後もアメリカには何度も何度も言っていますし、20歳前後からラップにハマった悪影響(良い影響?)もあり、汚い言葉がつい出ます。
具体的な質問として、仲の良い黒人に
“What’s up my brotha”
“Shut the fuc up nigga “
などと言って、本気で怒る人は居ますか?当然冗談っぽく親愛な態度の中で言うので怒られた事はありませんが、結構やばいのかも、とたまに不安を感じます。
逆に自分は自分の事も「Jap」「Yellow」と自虐するタイプの性格です。ざまあ!ほらみろ!なんて言う時も“KISS my yellow asss”などと言い、ウケを狙います。ただ生真面目な黒人や白人はたまに「あなたがは黄色なんかじゃないよ、白く見えるよ」なんて諭してくる人もいて、ジョークが過ぎたかなと、反省します。
どうでしょう?どう思いますか?