イングリッシュブートキャンプ:由美です。

風邪を引いた時は”I have a cold”と言いますが、インフルエンザにかかったとき、
“I have the flu”と、theを付けるのが一般的です。
a と the の違いは、何なのでしょう?

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定冠詞(the)と不定冠詞(a)の基本コンセプトを理解しよう

日本人が西洋の言語を理解する上で、一番やっかいなのがこの、冠詞と呼ばれるものです。
冠詞とはつまり、冠(かんむり)なわけですから、飾りみたいなものです。
話し言葉においては、ストレスが乗らないため、あってもなくても同じ。
音としては、ほとんど聞こえてきません。
けれども、書く時は別です。
これらの区別ができていないと、まともな英文は書けません。

たとえば、この二つの例文を見て見ましょう。

I have a cold.

I have the flu.

はい、片や“a cold”で不定冠詞、片や“the flu”で定冠詞です。
風邪と流感(インフルエンザ)、どちらも似たような病気なのに、冠詞の種類が違うのはなぜ?
こういうところで、「ああ、英語ってよくわからない~」と、なってしまいがちです。
ここは冷静に、イメージで考えましょう。

特定できるものが“the”

わかりやすく言うと、a というのは「ひとつの」という意味ですよね?
なので、数ある中のひとつ、というイメージなのです。
たとえば「風邪かな・・・」と思った時、なにを根拠にそう思うでしょう?

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なんか喉が痛い、鼻水が出る、ぼうっとする、ぞくぞくする・・・
いろんな症状があります。
そしてそれらから、たぶん風邪なのではないか、と推測するわけです。

それに対して、インフルエンザというのは、検査によってはっきりと診断が出ますね。
なんとかA型とか、なんちゃらB型とか。
なので特定されるので、定冠詞(the)が付くのです。

う~ん・・・難しい。
確かに、冠詞という概念のない私たち日本人には、なかなかにハードルが高いですね。
ただ、こういったフレーズはもう、丸ごと飲み込むようにして、覚えるしかないのです。

他にもこんなフレーズがあります。

I have a fever. 熱がある。
I have a headache. 頭が痛い。
I have a sore throat. 喉が痛い。
I have a runny nose. 鼻水が出る。

インフルは特定されるからtheで、他はだいたいaを取る、くらいに思っておくといいでしょう。
まともえて覚えてしまうと、便利ですよ(* ‘-^) ⌒☆

英語は音とリズムが命

フレーズを覚える時、発音(ストレスやイントネーション)も一緒に、覚えることが大切です。
自己流に音読していると、ネイティブの自然な英語が、いつまで経っても聞き取れません。
まずは個々の音のルールを理解し、英語のリズムに慣れることが、英語をマスターするための、
一番の近道なのです。

『Yumiの脱カタカナ英語マニュアル』は、英語の基本発声である喉の開き方から、
リエゾンやリダクションまで、段階を踏みながら習得できるように、まとめられています。

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