イングリッシュブートキャンプ:由美です。
英語をやっていると、いわゆる“中級者の壁”というものに、必ずぶちあたります。
それは、「やってもやっても上達しない」というジレンマです。
それがストレスになり、負のサイクルにはまってしまいがちです。
では、負のサイクルから抜け出すには、どうすればいいのでしょうか。
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非ネイティブ同士ではなく、ネイティブと会話すること
語彙をたくさん覚え、英字新聞を読み、それなりに英語力はついてきた。
CNNなどのニュースも、7~8割は理解できる。
TOEICのスコアも、コンスタントに700点以上取れるように、なってきた。
けれども、映画やドラマを見ていると、字幕なしではつらい。
勉強時間は、結構取っている。
毎日の通勤移動中、必ず英語を聞くようにしているし、スマホやタブレットで読書もしている。
なのになかなか、ブレイクスルーできない。
その理由は、きわめてシンプルです。
生きた英語に触れていないから。
生きた英語とは、人がふだん普通に話す英語のことです。
友達や家族、職場の人とするたわいもないお喋り。
そういった言葉が、生きた言葉です。
自分の母語(日本語)を、例にとって見てみると、わかると思います。
私たちは日ごろ、新聞や雑誌に書かれたような言葉を、しゃべっていますか?
またニュースを読むような口調で、会話していますか?
そうではありませんね?
話し言葉というのは、書き言葉や、いわゆる“よそいきの言葉”とは、違うのです。
いつまでもよそいきの言葉ばかりやっていても、普通の会話が理解できないのは、あたりまえなのです。
では、生きた英語を学ぶには、どうすればいいのでしょう。
これも答えはシンプルです。
ネイティブと会話することです。
チャットでもかまいません。
飲みに行ったり、パーティーでもカラオケでも、お食事会でもなんでもいいのです。
ネイティブと話をしていますか?
ひょっとして、ノンネイティブ同士でばかり、会話していませんか?
ノンネイティブ同士では、なかなか生きた英語を学ぶことは、難しいのです。
なぜなら、ノンネイティブはお互いに相手の背景を考慮しつつ、これならわかるだろうという範囲内の語彙で、話してしまうからです。
限りなくネイティブに近い人でも、ノンネイティブの場合、相手に合わせた英語を話します。
それは、自分も第二言語として英語を習得してきたから、相手の気持ちや状態がわかる。
だから相手に合わせることが、できるのです。
ところが、ネイティブはそれができません。
できるのは、日本人に英語を教えている人や、日本人の英語に精通している人だけです。
いわゆる普通の、一般的なアメリカ人は、相手が誰であれ普通に話します。
そしてこれが、中上級レベルの学習者にとって、非常に重要なことなのです。
なぜなら、ネイティブの普通の会話に慣れる、貴重な機会だからです。
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ネイティブは中学英語で話す
これもよく言われることですが、ネイティブの普段の会話のほとんどは、中学英語レベルです。
にも拘らず、日本人学習者の場合、上級者でもそれについていけないことが、珍しくありません。
次の会話を、読んでみてください。
すぐに理解できたあなたは、ネイティブと普通に会話できるレベルです。
A: I’ve never seen him so out there!
B: No, he really got down.
A: He’s wonderful.
どうですか?
語彙も文法も、中学英語の範疇です。
この会話が行われている状況を、想像できますか?
これは実際の映画から、抜粋しています。
訳してみると、こんな感じです。
A:彼があんなに弾けてるの、初めて見たわ。
B:私もよ、ノリノリだったわねぇ、ホント。
A:サイコーよ。
Aの最初のセリフの、out という前置詞に注目してください。
outには、色々な意味があります。
前置詞はイメージで理解する必要がありますが、outは「外れている、外に出ている」というイメージ。
次に、Bのセリフ。
get down という句動詞が出てきますね。
これにも、いくつか意味があります。
かがむ、降りる、というだけではありません。
次に続くAの「彼は素晴らしい」というセリフを考えてみても、かがむとか降りるというのは、おかしいですね。
get downには、楽しむとか、気分が乗るという意味があります。
会話でよく出てきます。
この二人は、パーティーか何か、遊びに出かけた帰りで、その時一緒だった男性の話をしている。
その人がすごくノリノリで、そういう姿を見たことがない、最高だったね、という話をしているのです。
こういった表現を、いかに自然に理解できるかが、英会話上達のキーと言えます。
そのためには、ネイティブとの会話を増やすことが大切です。
カジュアルに話ができる友人を、なるだけたくさん作りましょう。
チャット友達でもかまいません。
また、映画やドラマに出てくるフレーズを、片っ端から覚えていくことも、効果的です。
その時に大事なのは、役になりきって自分もセリフを言ってみること。
セリフを自分の物に、してしまいましょう。
そうすることで、英語が地となり肉となります。
なかなか中級の壁を、ブレイクスルーできない人。
ぜひ、参考にしてくださいね。
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