ツイッター流行りですね。
ツイッターにiPadにiPhone4に、一昔前までは想像もできない近未来的な姿が目の前に広がっています。
アメリカでは、iPadは人をバカにするからよくない、という批判的な見方があるようですが、
ひとつのツールとして使う分には面白いと思うんですけどね。
あと、これは私の個人的な思いですが、どれほど電子化が進んだとしても、
紙の世界はなくならないと思うんです。
自分が紙の世界(出版社)出身だからというわけではありませんが、
なんとなく、人は何もかもが電子になることを望んでいるわけではないという気がするんですよね。
まあ、単に私がアナログなだけかもしれませんが。
ところで、日本人が苦手とする英語の発音のお話です。
レストランでフォークを頼んだらコーラ(コーク)が出てきた、
ニューススタンドでタバコを買おうと「マルボロライト、プリーズ」というとキャメルが出てきた、
など、英語に関しては苦い思い出を持つ人がたくさんいると思います。
ちなみに、これらは全て私の知人の体験談です。
もうひとつ、友人(男性)の体験談。
あるドラッグストアで、Dr.Pepper(炭酸飲料の名前)を買おうと探すものの見つからない。
レジまで行き、「Do you have Dr.Pepper?」ときくと、レジのお姉さんは不審顔。
もう一度大声で、「Do you have Dr.Pepper?」と叫ぶと、
今度はお姉さん、ちょっと待ってと何やらどこかへ行ってしまった。
しばらくするとトイレットペーパー片手に戻ってきたお姉さん、「Here you go!」と差し出し、
トイレは向こうよ、と笑顔で答えてくれたという。
トイレットペーパーを持ったまますごすごとその場を立ち去った友人の姿が目に浮かびます。
とまあ、かほどに、日本語訛りの英語はネイティブに通じにくいんですね。
この友人はアメリカ滞在歴も長く、日頃話すことにはそんなに苦労しない人ですが、
発音のせいで通じないということがままあるようです。
最近、日本人英語だと絶対に通じない、という単語が新たに加わりました。
Twitterです。
日本語では「ツイッター」
この単語が曲者なのは、まず日本人が苦手とする“tw”の音からスタートすることです。
twilight
twice
twig
twin
など、Tの音からWに移る一連の動きが、日本語にはないものなのでまずここが第一のつまづきポイント。
子音が2つ重なるのが、日本人にはちょっと難しいんですね。
余計な母音が入ってしまうことがあり、TWの場合だと「トゥ」というように「u」の音が入ってしまう。
次にやってくる、「tt」- ダブルティー、これがまたつまづきポイント2。
Tがダブルになると、本来持つTの破裂音が弱まります。
これはひとつのリダクションです。
例を上げると、
letter
better
lettuce
settle
gutter
little
などがあります。
これら、ダブルティーは、LまたはDの音に限りなく近いのです。
「little」という単語は、歌の歌詞などでは「lil」と書かれることがあります。
実際にそのように発音するからです。
日本でもよく知られた歌、『Ten Little Indians』を聞いてみましょう。
littleのダブルティーがかなりリダクションされているのがわかりますね?
ちなみに、アメリカインディアンのことをIndiansとはもう呼びません。
Native Americansと言います。
ただ、この子供向けライムは古い歌なので、Indiansという表現を使っています。
さて、Twitterも同じで、このダブルティーをうまく出せるかどうかで、
ネイティブに通じるかどうかが決まります。
では、実際に聞いてみましょう。
Twitter
単語の右側にある、赤いマークをクリックすると音声ファイルが立ちあがります。
どうでしょう?
これを聞きながら、何度も練習してみるといいと思います。
また、実際に自分の声を録音して、モデルの音とどう違うか、比べるのも訓練になります。
以上、本日の発音クリニックでした。
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日本人が苦手なツイッター
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