どうも~♪ イングリッシュブートキャンプ:由美ですo(^-^)o
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もうすぐハロウィーンですね。
ハロウィーンというと、私のイメージは、やはりThe Nightmare Before Christmasなんですね。
で、ハロウィーンソングといえば、これくらいしかないんですよ。
This is Halloween, this is Halloween♪っていう、あの映画の歌ですね。
これを、マリリン・マンソンが歌っているバージョンもあって、
連鎖的に、ハロウィーン=マリリン・マンソン・・・というイメージに繋がるわけです。
マリリン・マンソンと言えば、英語関係の人間なら要チェックの人ですね。
1999年に起きた、コロンバイン高校銃乱射事件。
コロラド州コロンバインにある、コロンバインハイスクールの少年二人が、銃を乱射し、
生徒と教師十数名を殺害した後、二人とも自殺したという、あの衝撃的な事件です。
この事件を題材に、アメリカの銃社会の歪みを鋭く追及したドキュメンタリー映画、
Bowling for Columbineが、マイケル・ムーア監督によって作られ、数々の賞に輝きました。
この犯人の少年たちが、夢中で聴いていたのが、マリリン・マンソンだったんですね。
それにより、マリリン・マンソンの音楽(そして本人も)は、やり玉にあげられることになります。
まるで、ジョン・レノンを殺害した犯人の愛読書が、サリンジャーだったことから、
アメリカ国内で、一時サリンジャーが発禁となったように、
マリリン・マンソン=諸悪の根源、という見方があったんですね(後にそれはなくなりましたが)。
まあ、こういうデモーニッシュな見た目で、音楽はデスメタルですから、
生理的に「こんなもん、まともな青少年が聴いたらアカン!」と、PTAが騒ぐのも、
いかにもありがちな現象といえば、それまでですが。
で、この時の、マイケル・ムーア監督の、マンソンに対するインタビュー動画があったので、
これを使って、ディクテーションしてみましょう。
ルックスと、インテリジェンスのギャップに驚かないように(笑)
マンソンのインタビューは、2:17あたりから始まります。
The two by-products of that whole tragedy were, ( ) in entertainment, and gun control. And how perfect that that was the two things that we were going to talk about with the ( ) election. And also, then we forgot about Monica Lewinsky and we forgot about, the President was shooting bombs overseas, yet I’m a bad guy because I, I ( ) some rock-and-roll songs, and who’s a bigger influence, the President or Marilyn Manson? I’d like to think me, but I’m going to go ( ) the President.
Michael Moore: Do you know that the day the Columbine happened, the United States dropped more bombs on Kosovo than any other time during that war?
I do know that, and I think that’s really ironic, you know, that nobody said ‘well maybe the President had an influence on this violent behavior’. Because that’s not the way the ( ) wants to take it and spin it, and turn it into fear, because then you’re watching television, you’re watching the news, you’re being pumped full of fear, there’s floods, there’s AIDS, there’s murder, cut to commercial, buy the Acura, buy the Colgate, if you got bad ( ) they’re not going to talk to you, if you got pimples, the girl’s not going to fuck you, and it’s just this campaign of fear, and consumption, and that’s what I think it’s all based on, it’s the whole idea that ‘keep everyone afraid, and they’ll consume.’ And that’s…that’s really as ( ) as it can be boiled down to.
Michael Moore: If you were to talk directly to the kids at Columbine or the people in that community, what would you say to them if they were here right now?
I wouldn’t say a single word to them I would ( ) to what they have to say, and that’s what no one did.
この、マンソンのメッセージは、とても深いと思ったので、
今回は、珍しく全訳してみました。
この悲劇には2つの副産物があって、それは、エンターテインメントの持つ暴力性と、銃規制だ。そしてこれが、今度の選挙で取り上げられるべき問題と、いかに上手くはまったかということだ。みんな、モニカ・ルインスキーのことや、大統領が大量の爆弾を落としていることなどは都合よく忘れ、俺が悪者になるという寸法さ。なぜって、俺はロックンロールを歌ってるからさ。考えてもみなよ、どちらが影響力があると思う?大統領か?マリリン・マンソンか?俺としては、そりゃ俺のほうだって思いたいけど、違うだろ。大統領だろう。
ムーア監督:コロンバイン事件が起きた日、コソボに対して、これまでで最大級の爆撃を合衆国が行ったことはご存知で?
もちろん知ってる。皮肉なもんだよ。大統領があの暴力事件に影響を与えたんじゃないかって、誰も言わないんだから。そうならないのは、メディアがそうさせないからさ。メディアは、事実をこねくり回して恐怖を煽るんだ。テレビを見てみな。ニュースを見ると、恐怖心を煽る内容ばかりだ。洪水にエイズに殺人に、コマーシャルはアキュラを買え、コルゲートを買え、息が臭いと誰も話をしてくれないぞ、ニキビ面だと女に相手にされないぞ。そうやって恐怖心を植え付けて、消費を促す。それが全てのからくりさ。「怖がらせろ、そうすりゃ消費する」っていうのが根底にあって、まったく本当に分かりやすいったらないよ。
ムーア監督:もしも、コロンバインの生徒たちや、その地域の人たちと直接話す機会があるとしたら、なにを言いたいですか。
何も言わないよ。それよりまず彼らが言いたいことを聞いてやるよ。それこそ、誰もしなかったことだからね。
訳:由美
さて、ディクテーションの解答です。
violence
upcoming
sing
with
media
breath
simple
listen
それにしても、このメイクは、なかなか凄いものがありますね。
夜中に道端で出会ったら、声も出ないくらいに恐怖のどん底に落とされそうな、そんな感じです(笑)
ハロウィーンの変装には、ピッタリですね。
コロンバイン事件から、もう10年以上が経ちました。
こういう現象は、先進国には常につきまとう暗部なのかもしれませんね。
以上、マリリン・マンソンのインタビュー、でした。
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マリリン・マンソンのインタビュー
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高校の頃、よく聴いていました(笑)
というか、音楽が好きで、英語を学び始めました!
だからこういう題材のディクテーションは嬉しいです!
ありがとうございます!
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>Iαnさん
高校生の頃聴いてたんですね。
マンソン世代ですねぇ(笑)
私は、デスメタルはあまり詳しくありません(^_^;)
マンソンの英語はクリアで聞き取りやすいと思います。
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私のためにこの記事を
ありがとうございます!(違)
彼のインタビューもすごいですが、
ゆみさんの翻訳も素晴らしいと思います~!
彼も最初のほうに言ってますが、
彼は「悪役」として分かりやすいから
「選ばれて」しまったんですよね。
この映画で唯一まともなことを
言っていた人だと思います。
インテリジェントな人ですね。
ライブで竹馬乗ってる人には見えません。
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>Rainyさん
はい、あなたの愛するマンソンですよ(笑)
この映画は印象が強いですね。
私はあまりデスメタルは詳しくなくて、
この事件がきっかけで、マンソンを聴いてみようと思いました。
当時はまだYOU TUBEとかなかったですしね。
ライブで竹馬に乗るんですか。
なんか、牧歌的な感じですが、私の抱いているイメージとは、
きっと全然違うんでしょうね(^_^;)
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携帯で聞いたので、音が小さくて、よく聞き取れませんでした。
リスニング苦手です。
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ボーリング・フォー・コロンバイン、面白かったけど、ちょっとムーアのごり押しなところもあったね。
ドキュメンタリーとは言いつつも、どこかバイアスかかってるっていうかね。
まあ、ドキュメントつっても人間が作ったものやからね、それはしかたないけど。
マンソンのこのインタビューは、印象に残ってるなぁ。
スケープゴートじゃないけど、悪者を一手に引き受けさせられたって感じやね。
こういうのって、いつの時代にもあるよねぇ・・・
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「…sickest group ever promoted…」はとってもひどいですね( ̄^ ̄)。ささのはいまもmusic is the escapeです♪勉強になる記事をありがとうございます(・∀・)ノ
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>はしもとおさやさん
今度は、PCで聴いてみてください♪(゚▽^*)ノ⌒☆
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>よ!さん
よっちゃんもこの映画見た?
確かに、多少のバイアスはかかってるよね。
でも、ムーアのここまで徹底したやり方は、ある意味おもしろいと思ったけど。
正面切って政治家批判ができるアメリカは、日本と比べるとずっと健康的だと思った。
日本の文化人は、そういう度胸のある人、ほとんどいないもんね。
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>ささのはさん
この映像を見る限り、どっちがevilか歴然、ですよね。
何かに取りつかれたように叫んでる男性、恐ろしいです。