2023年2月23日更新
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なぜ英語がききとれないのだろう?
「英語が聞けない」「リスニングが苦手だ」という日本人学習者は、今もたくさんいます。
TOEICや英検のような試験のリスニングはまあまあ聞けるのに、ネイティブの普通の会話になると、モゴモゴと何を言っているのか聞き取れない。
そう感じたことのない人は、おそらくいないのではないでしょうか。
なぜ、普通の英語が聞けないのでしょう?
それは、リエゾン(音の繋がり)と、リダクション(省略または消滅)のせいなのです。
多くの人が誤解しているのが、“ネイティブスピーカーの英語は早すぎて聞き取れない”というもの。
実際は、ネイティブはそんなに早口ではありません。
もちろん早口の人もいますが、ゆっくり話す人も多いのです。
それでも聞き取れないのは、スピードの問題ではなく、音そのものが聞けていないことが原因です。
子音と母音が繋がることで、別の音が生まれる。あるはずの音が弱まったり無くなったりすることで、別の音になる。
そのせいで脳が認識している音と実際に耳で聞く音にかい離があるのです。
このかい離は、ただひたすら聞く時間を増やすだけでは埋まりません。
かい離を埋めるには、音のルールを理解し、本当の音に慣れる必要があります。
特にリダクションに関しては学校ではほとんど習わないので、一からやり直す必要があります。
下にいくつか例を挙げてみましたので、リスニングにトライしてみましょう。
いずれもネイティブが普通に話している音源です。いわゆる試験用の「よそいき発音」ではありません
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リスニングテスト:Hのリダクション
Hは、日本人にとって難しい音ではありません。「ハハハ」と大声で笑う時に、喉から出る音がHです。ただ、英語のHは発音されないことがあるのです。ここではHが落ちるパターンを聞き取れるかテストしてみましょう。
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リスニングテスト:Tのリダクション
Tのリダクションは、おそらく日本人が最も苦労するところでしょう。I don’(t) know. のように、なんとなくわかっていても、体系立って理解していないと応用がききません。何パターンかありますが、その一部を取り上げてみました。この音源の英語は、ネイティブ(アメリカ人)が普通に話すときのしゃべり方です。
リスニングテスト:その他のリエゾン・リダクション
他にも、さまざまなリエゾン・リダクションパターンがあります。次の4つの文章を聞きとってみましょう。
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