イングリッシュブートキャンプ:由美です。

今、全世界的なムーブメントとなっている、Black Lives Matter.

これについて、その意味と背景を考察していきたいと思います。

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「黒人の命を守れ」に込められた思い

まずは文法的なところから。

このmatterという単語は、名詞ではありません。

名詞で「重要な問題」「考慮すべき事柄」という意味も、もちろんありますが、ここでは主語が black lives(黒人の命)である以上、matterは動詞でなくては文章が成立しません。

matterは、重要問題である、大きな違いがある、という動詞でもあるのです。

つまり、直訳すると、「黒人の命は重要な問題である」となります。

このmatterのような自動詞は、日本語に存在しないため、直訳だとピンとこない人もいるでしょう。

なぜこれが「黒人の命は大事だ」「黒人の命を守れ」という意味になるのか。

それを理解するには、matterの持つニュアンスを知る必要があります。

たとえば、


Does it matter? - Of course! It matters a lot!


この会話の意味がわかりますか?


「それって重要?」「当たり前じゃん。めっちゃ重要だよ!」


matterとは、大事な問題だ、という意味なのです。

It doesn’t matter.だと、別に大したことじゃない、という意味になります。

では、主語がblack livesだとどうでしょう?

そうです。

これは「黒人の命なんて別に大事じゃないだろう」という差別的な扱いに対して、「そんなことはない、黒人の命だって(白人同様に)大事なんだ」という、マイノリティーの悲痛な叫びなのです。

こちらの動画では、matterの発音に関して解説しているので、ぜひご視聴ください。




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matterは名詞より動詞としてよく使われる

matterには名詞の意味もあるので、もちろん名詞としても使われます。

as a matter of factで「実のところ」という慣用句です。

ただ、英語においては名詞よりも動詞で使われることが、圧倒的に多いというのを覚えておきましょう。

最近はビジネスの場において、日本語で「〇〇マター」といったような言い方が、結構目に(耳に)つくようになりました。

例えば、

「これって誰マターよ?」「営業部マターですね」

のように、~担当の問題(課題)といったニュアンスで使われる、和製英語として定着しつつあります。

英語の使われ方と全く違うので、こういう和製英語には要注意です。

以下、よく使われるフレーズを載せておきますので、ぜひ参考にしてください。


None of that really matters. そんなのどうだっていいよ。

Does it really matter? それって重要なの?

That’s what matters most. それが一番大事なことなのです

What really matters is that everyone is healthy.
大事なのはみんなが健康でいることだ。



以上、black lives matterについての解説でした。

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