イングリッシュブートキャンプ：由美です。
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鉄拳というお笑いタレントの、パラパラ漫画が話題になっています。
『振り子』と題されたこの漫画、ＹＯＵ　ＴＵＢＥで話題となり、
この映像に使われたＢＧＭもあいまって、大絶賛となったようです。
で、ＢＧＭなんですが、イギリスのバンドＭＵＳＥの曲で、これがご本人たちの目に留まり、
なんとなんと、公式ＰＶに採用されたというのです！
これはすごい。
ＭＵＳＥといえば、ビッグネームですよ。
彼らの公式ＰＶは、全米にも流れるでしょうし、それこそ世界中の人の目に触れます。
鉄拳さんというと、確か骸骨みたいなメークで、ほとんどしゃべらない人ですよね？
この方、今後は世界で活躍できそうですね。
ハリウッドとかも、夢じゃないかも。
というわけで、鉄拳の『振り子』です。
ハンカチのご用意はいいですか？（私、号泣してしまいました）

この映像を見ると、いろんな思いがよぎります。
いわゆる、カッコは良いけどろくでなし系の男に惚れた女。
一緒になったものの、苦労の連続。
ところが、人生ってちゃんとツケを払うように、できてるんですね。
妻は晩年ボケちゃうんです。
その妻をかいがいしく世話する夫。
だけど、夫は介護疲れで亡くなってしまう。
最後、若いころの二人の姿になって、天に上っていく二人の幸せそうな絵に、癒されました。
癒されたけど、同時に目が洪水状態(^_^;)
こんなに泣いたのは、久しぶりでした。
すごい才能だなと思いました。
そしてなにより、ＢＧＭにこの曲を選んだセンスが、素晴らしい。
ＭＵＳＥの、Exogenesis: Symphony Part 3という曲なんですが、
前半はインストゥルメンタルなんですね。
ピアノの旋律が、リストの『愛の夢』やショパンの『ノクターン』を、彷彿させます。
おそらく、意識して作られてますね。
そして後半の、ボーカルの部分。
Let’s start over again
Why can’t we start it over again?
Just let us start it over again
「もう一度やりなおそう、もう一度やりなおせたら」というフレーズが、胸にじんと来ます。
鉄拳さんが、この歌詞の内容もわかっていて、ＢＧＭに選んだのだとしたら、すごいです。
なんか、この漫画のために作られた曲みたい。
ご本人たちも、これを見てそう思ったのでしょうね。
だから、ＰＶにしたいと言ったのだと思います。
それにしても、しみじみ、日本が生き残る道は、やはりサブカルしかないと思いましたね。
サブカルって、日本では評価がいまいちですが、欧米では“cool”だと思われています。
音楽やダンスといった、正攻法では難しいと思うので（というかはっきり言って無理でしょう）、
さっさとギアチェンジして、サブカルをどんどん輸出したらいいのに、と思いました。
はぁ～～～しかし、年取ると涙腺ゆるゆるになりますわ(^_^;)
友人（同い年）が、小動物を見ただけで涙が出てくる、と言っていたけれど、
私も時間の問題です（笑）
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