菜食主義者のことをベジタリアンと言いますが、
ベジタリアンにも種類があって、動物性のものは一切NGなveganと呼ばれるものから、
魚介や鶏はOKというソフトなものまで、案外幅広いのです。
ところで、ベジタリアンの人がよく、
I don’t eat red meat.
という言い方をしますが、このred meatというのが何なのか、
最初はわかりませんでした。
赤身って、マグロとかは赤身魚と言うけれど、肉だよなぁ・・・と思っていたのですが、
このred meatからchickenが外されていることに、しばらくして気が付きました。
つまり、牛、豚、羊と鶏は区別されてるんですね。
ところで、日本語で肉というとき、何を指すでしょう?
関西地区では、肉というとイコール牛肉を指します。
例えば、肉じゃがは必ず牛肉です。
だって、“肉”じゃがですから(笑)
もう30年以上昔の話ですが、子供の頃、関東の親戚の家で食べた肉じゃがが、
豚肉で驚いたことがあります。
また、東京に住むようになって、友人から「しゃぶしゃぶやろうよ」と言われ、
肉を持参したら「えっ、牛肉持ってきてくれたの?」と驚かれ、
しゃぶしゃぶなのに当たり前やん、何言ってるの?と不思議に思ったこともあります。
これは、食肉の歴史が大きく影響しているようです。
神戸、但馬、三田、松坂、と関西地区には牛肉が安易に手に入るルートがあり、
それで肉というと牛肉を指すようになったんですね。
牛肉以外の肉は、豚、かしわ(鶏)と言います。必ず。
なので、肉まんというのはあり得ないわけです。
あれはあくまでも豚まんであって肉まんではない。
また、お好み焼きも、豚玉と言います。
ミックス玉(肉、イカ、エビ)と書いてあれば、牛肉が入っているということ。
吉野家がメジャーになる前までは、牛丼のことは肉丼と呼んでいました。
うちの親などはいまだに「肉どんぶり」と言いますね。
とまあ、話が長くなりましたが、
英語のmeatの概念も、案外そんなとこから来てるのかな、
なんて思ったりしています。
本当のところはよく知りませんが。
ちなみに、XXが食べられないんです、と言いたい場合、
英語では、I don’t eat XX.となります。
I can’t eatとは言いません。
私、お酒は飲みません、と言いたいときは、
I don’t drink.
です。
日本人はやたらと I can’t を連発するきらいがあるので、
注意しましょう。
以上、お肉のお話でした☆
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chickenはmeatではない?
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