車(car)の複数形carsと、カードの複数形(トランプ)のcardsの発音の違い。
わかりますか?
ポイントは舌にあります。
“s”と“ds”の違いは、前者は舌が上の前歯に着かない。
それに対して後者は舌が上の前歯の付け根あたりに一旦着きます。
なので、“ds”のほうがちょっと空気が詰まったような音になるんですね。
文章で書くとわかりにくいので、動画をごらんください。
script_ameba_vision_movie,http://visionmovie.ameba.jp/mcj.php?id=DAs52qg75nW:bhbV:Og:bh:0vth78mev1W3Jf7/xmLchieVNpgKJUd:Dx_G:y3:NV:YI5mXOIOSRY2LhckOmiMq/&width=320&height=240&skin=pink
どうでしょう?
違いがわかりましたか?
こういった、舌が着く着かないというのは、案外日本人には気が付きにくい、
弱点なんですね。
というのも、日本語は基本的に舌がちょろちょろと始終動く、
それも無意識に動かしながら発音する言語だからです。
英語は、必要な時しか舌を動かしません。
逆に言うと、不必要な時に舌を動かしてしまうと、音色が変わってしまうのです。
だから、動かしてはいけないんですね。
日本語で「ざ」と言ってみてください。
その時、舌の動きはどうなっていますか?
かすかに口内の上の部分を触っていませんか?
では、舌が触らないように気をつけながら「ざ」と言ってみてください。
どうでしょう?
音が震えるのを感じたら、英語の“S”が発音できているということです。
同じく「ず」と言ってみましょう。
この時も舌が上に着かないように注意しながら声を出してください。
舌先が振動する感じがありますか?
あれば正しく発音できています。
英語の“S”の有声音のポイントは、舌が着かないことです。
最初はついうっかり日本語の「ざ」や「ず」のように舌が着いてしまうこともあるでしょう。
大切なのは、「あ、しまった。今舌が着いちゃった」と、
自分で気が付いて訂正できるようになることです。
これはもう何度も繰り返し訓練するよりほかに方法はありません。
まずは正しい発声、音の出し方を知ること。
次に、それを自分でも出せるようになること。
さらに、それが単語レベルで言えるようになること。
最終的には、フレーズや文章になっても正しく発音できるようになること。
これが、発音矯正の基本です。
地味な作業ですが、ひとつひとつの音を丁寧にマスターしていきましょう。
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