発音指導をしていると、あ、この人は比較的すぐに伸びるだろうな、
というのがわかることがあります。
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英語の発音、または発声は、ボーカルトレーニングと似ているところがあります。
先日、あるバラエティー番組で、音痴を1日で治すという企画をしていました。
自他共に認める音痴芸人と言われる人たちが数十人集まり、
みんなで合唱していたのですが、そこにボーカルトレーナーがついて、
一人ひとりの音痴矯正というのをやったのです。
歌をうまく歌うコツは、裏声と地声の切り替えだとその先生は言っていました。
これは、英語喉とも深く関わってくる部分なのですが、
頭のてっぺんから突き抜けるような裏声というのは、喉を開かないと出ないんですね。
つまり、口先だけで歌っていると、裏声は出せない。
まず、喉を開くことがまともな歌唱に必要なのですが、
それを、裏声を出す訓練をすることで、短時間でマスターさせるということを実践していたのです。
喉を使う訓練として手っ取り早いのが、動物の鳴きまねです。
カラスや猫、犬の鳴き声をリアルに再現してみてください。
動物には唇というものがありませんから、
鳴き声は全て喉で作られ、音として口を通して出ています。
なので、それをまねるには、喉を使わなくてはいけません。
これができる人は、発音の上達が早いはずです。
色んな動物の鳴きまねがここで聴けます⇒こえ部
ここに登場する人たちはみなかなり上手ですね。
こんな感じで、鳴きまねをしてみてください。
同じようにできない人は、自分がいかに喉を使っていないかというのがわかると思います。
うまくできる人は、喉を使うということがどういうことか、実感としてわかるはずです。
とりあえず喉を使うということはわかった、
けれども、英語が文章になったとたん聴き取れなくなる、という人。
それは、個々の音を正確に発音できていないからです。
個々の音、たとえば、eraseという単語を例にとりあげるとしますね。
この単語は、まず“e”という喉の奥で小さく出す音があり、
そのまま次の“r”に繋がります。Rの音も同じように喉の奥で出す音ですから、
最初の“er”の部分がこもったような、喉の奥で呻くような音として響きます。
このように、個々の音とそのつながりが正しく理解されていないと、
全体として聴き取るのは不可能です。
日本人は、ひとつひとつの音を正確に聴いていない人が多いんですね。
それは、先ほど言ったように、日本語は喉を使うことのない言語であるため、
思いもしないところで音が作りだされると、それを言葉として脳が認識しないのです。
動物の鳴き声や、風の音、雨の音といった物音と同じフォルダに、
自動的に収納されてしまうわけです。
これは音ではない、言語であると脳を切り替えるためには、
まずは個々の音をしっかり聴くこと、
それが喉のどのあたりを使って作りだされているか、
その時の喉の状態はどういう風になっているか、
また、舌の位置はどこにあるのか、
そういったごく基本的なところを押されることが重要です。
よく、ネイティブと同じように早く言おうとする人がいますが、
早く言おうとするがために個々の音が流れてしまっては本末転倒です。
ひとつひとつを丁寧にクリアしながら、
今度は2、3語のフレーズで言ってみる。
それができたら次はもっと長いセンテンスで言えるようにする。
というように、段階的に練習しましょう。
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