今日も良いお天気の東京でした。
こんにちは♪ イングリッシュブートキャンプの由美です。
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さて、先日のウィリアム英王子と恋人ケイトさんの結婚会見を見て、
ウィリアム王子の英語が聴き取りにくい、という声があちこちで上がっていますね。
私自身、イギリスアクセントには詳しいほうではないのですが、ちょっと分析をしてみました。
イギリス英語はアメリカ英語とは違い、地域方言の他に社会階級によってもアクセントが異なります。
いわゆるホワイトカラー(知識階級、大卒者ですね)は、
RP(received pronunciation)といわれる標準語を話します。
これはBBCのニュース英語などを聴いていると慣れます。
しかし、一般的にRPを話す人のほうが少ないので、BBC英語に慣れたとしても、
ロンドンのカフェで店員が話す英語はちんぷんかんぷん、ということが起こりうるわけです。
なぜ、ウィリアムさんの英語が聴き取りにくいのか、こちらのサイトで詳しく解説されています。
『英語喉』著者、上川さんのブログ Nippon Dream
上川さんが、ウィリアム王子の言ったことをそのまま、まずアメリカ英語でゆっくり話し、
その後すぐにウィリアム王子の会話にスウィッチする、というのを実践してくれています。
こうして、一度アメリカ英語で聴いてから、イギリス英語を聴くとかなり聴き取り度がアップします。
上川さんは、ウィリアム王子の英語の聴き取りにくい原因のひとつに、グループ子音を上げています。
たとえば、privateの“pr”とか、子音が2つ重なる場合ですね。
これは、アメリカ英語でも同じで、日本人が苦手とする部分ですね。
私は、イギリス英語が聴き取りにくい原因のひとつは、母音ではないかと思っています。
アメリカ英語の母音と大きく音が違うんですね。特に、二重母音。
ウィリアム王子のインタビューで、“for a while”という表現が出てきます。
この“while”という単語の母音は、[ai]という音です。
ちょうど、喉仏のあるあたりを大きく開けて「ア」と言い、その後小さな「イ」に流れます。
これが、イギリスアクセントだと、喉のずっと奥、上川さんの言葉を借りるとゲップエリアですね、
声帯の下あたりで響かせるんですよ。なので、[ai]というよりはむしろ、小さな「ア」に近い。
敢えてカタカナで書くと、「フォアワァ」という感じ。「フォアワイル」にはならない。
つまり、イギリスアクセントは、私たちが認識している母音とは違うということです。
これを知らなければ、聴き取ることはできません。
で、私自身、アメリカ英語使いなので、正直コテコテのブリッツアクセントはわからない時があります。
RPなら大丈夫なんですけどね。実際、このインタビューのインタビュアーの英語は問題なく聴き取れます。
彼の英語が、いわゆる典型的な、インターナショナルな仕事をしているイギリス人の英語です。
インターナショナルな環境にいるイギリス人は、アクセントもマイルドになります。
私は8年ほどイギリス企業の東京オフィスに勤めていましたが、
みんなマイルドなアクセントを話していました。
あまりにアクセントがきついと、他の国の人やノンネイティブから何度も聞き返されるので、
自然とマイルドになっていくのです。
関西出身者が東京で仕事をしていると、関西弁が少しマイルドになるのと同じような感じですね。
北米アクセントに近い英語を話すイギリス人も多いんですよ。
イギリス人でも優秀な人はハーバードやコロンビアといったアメリカの大学院に行くからです。
なので、多少聴き取れなくても、そこまで落ち込む必要はないと思います。
いやいや、私は英アクセントをマスターしたいのだ!!!というあなた。
そんなあなたにおススメのブログがあります。
英語口を作る発音トレーニング by イギリス英語使いmaki
みずの式英語リスニング・発音の秘密の法則
ヨーロッパ・イギリスの帰国子女makiさんが指導するイギリス英語発音、
そして、オクスフォード大学仕込みの素敵なイギリスアクセントを指導するみずのさん。
お二方とも、ブログはとても勉強になるのでいつもチェックさせてもらっていますo(^-^)o
ただ、お二方とも都内で指導されているんですね。
関西やその他の地域でイギリス英語を指導されている方、いらっしゃらないですかね。
というわけで、イギリス英語のお話でした。
アメリカ英語とイギリス英語の違いについてはこちら⇒クッキーはアメリカ英語?
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イギリス英語を聴き取るコツ-ウィリアム王子のインタビュー
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とでも参考に鳴りました‼
勉強させていただきました。
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>TSUYOSHIさん
コメントありがとうございます♪
お役に立てて何よりです☆
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為になりました。
ありがとうございます。
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>FABBOXさん
いつもコメントありがとうございます☆
お役に立てて光栄です♪
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イギリス英語って、フランス語とちょっと似てるのよ。
音のこもり具合が。
これって、喉の奥を使って音を出すことが多いってことやろうね。
君の指摘通り、イギリス英語が聴き取りにくいのは、実際のイギリスアクセントって、うちらが学校で習う発音記号とは違うからなんよね。
二重母音が一番わかりやすいと思うけど、他にもあるよね。
これって豪アクセントや新アクセントにも言えるけど、あの通り発音してる人なんていてない。
たとえば、新アクセントだと短母音の[e]が[i:]みたいになるやん?
penのことを「ピィ~ン」って言う。
こういうのって、やっぱりノンネイティブには大変だよね、慣れるまで。
言葉って深いね。だから面白いだろうけどねw
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>よ!さん
アクセントって面白いよね。
私の知人の外国人はみな日本語が堪能でね。
在日歴も長くて、ほぼネイティブ並みに話せるんだけど、
バラエティ番組だけは見ないって人が多いの。
テレビで関西弁が流れてくると思わずチャンネル変えるんだって。
なぜかというと、聴き取れないから。
聴き取れないと落ち込むからなんだって。
自分の日本語は完璧だと思っていても、関西タレントの会話にはついていけない。
だからへこむから見ないようにしてるって(笑)
英語も同じで、いろんなアクセントがあるわけで、
そこまで神経質にならなくてもいいかな、と私は思ってるんだけどねー
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ボクが英語のdictation教材のひとつとして使っている
ニンテンドーDSソフトの「もっとえいご漬け」。
このソフトにもイギリス英語の会話分が含まれているのですが
listenが何度聴いても「リステン」にしか聴こえなくて
自分の耳のスペックの低さを悩んでいんですが
後日、listenを「リステン」と発音する地域があると知って一安心した経験があります。
ほかには、英サッカーのプレミアムリーグに所属する
Newcasteleの日本語表記が「ニューカッスル」なのは
実は現地の発音に近い表記だったりとか、イギリス英語は、
アメリカ英語と一部別物なのだなぁと思いました。
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>こぶさん
oftenの“t”を発音する地域とそうでない地域がありますが、listenも同じパターンなんでしょうね。
他にも、Anthonyはイギリス英語では「アントニー」です。
“th”の音が“t”になるんですね。
。
それから、アメリカ英語では[æ]と発音される母音が、
イギリス英語では[a]になる場合があります。
castleはその例で、[casl]となるんです。
この手の細かい方言やアクセントは、言い出したらきりがないので
あまり気にしないほうが良いかと思います♪(゚▽^*)ノ⌒☆
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ご紹介下さっていたことに今気がつきました。
ありがとうございます!
イギリス英語は一言しゃべるだけで「お里が知れる」=階級と出身エリアがわかってしまうので、面白いですよね。このイギリス人のクセ(言葉で相手の出身を無意識にさぐる)がうつってしまって、すっかり発音オタクになってしまいました(笑)。
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>イギリス英語使い makiさん
どうも、わざわざコメントありがとうございます!
そうなんですよね、イギリス英語は「hello」だけでお里が知れる。
私の元上司はイタリア移民のノッティンガム出身者ですが、ケンブリッジ卒です。
パブリックスクール育ちのスカした喋り方が大嫌い、と言っていました(笑)
面白いですよねwww