イングリッシュブートキャンプ:由美です。
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日本人はリスニングとスピーキングが苦手、というのはもう、
ここ数十年間、変わらず言われ続けていることですね。
英語が聞けない。
知っている単語ばかりなのに、聞き取れない。
挨拶程度のフレーズが、通じない。
それはなぜでしょう?
もちろん、発音の問題もあります。
が、それよりも、もっと大きな問題は、リズムだと私は思います。
以前もお話したことがあるかと思いますが、日本語は演歌、英語はロックです。
ロックでなくても、ポップスでもいいでしょう。
日本語には、アップビートという概念がありません。
なので、このアップビート(いわゆる、裏打ちのリズム)は、日本人の体にないものなのです。
たとえば、この曲。
ザ・ビートルズの“A Hard Day’s Night”です。
かなり有名な、クラシックロックなので、ほとんどの方が知っているでしょう。
この往年の名曲を、まずは、何も考えずに聞いてみてください。
この歌、ある男の日記をそのままメロディーにしたような、そんな歌詞です。
しゃべっているみたいな感じですね。
そんなことはさておき、歌詞を見てみましょう。
It’s been a hard day’s night
And I’ve been working like a dog
It’s been a hard day’s night
I should be sleeping like a log
But when I get home to you
I find the things that you do
Will make me feel alright.
You know I work all day
To get you money to buy you things
And it’s worth it just to hear you say
You’re going to give me everything
So why on earth should I moan
‘Cause when I get you alone
You know I feel ok
When I’m home everything seems to be right
When I’m home feeling you holding me tight, tight, yeah
さて、この曲ですが、メロディーのことは無視して、歌詞だけを見て音読してみましょう。
英語は、言葉の持つリズムがそのまま、ポップ、またはロックのリズムなんですね。
最初の出だしの部分、
♪イッツビナ ハ~デ~イズナ~イ♪
♪アナイビン ワァキ~ン ライガドォ~ッグ♪
というリズムですね。
It’s been a のところ、It’s ではなく、been のところにストレスがあります。
And I’ve been も同様に、And ではなく、I’ve のところにストレスがあり、
その部分が音程が上がっていますね。
また、この曲は、サビの部分 ♪ウェナイホ~ム♪ のところのみ、表打ちのリズムで、
それ以外は全て、アップビートです。
日本人ならおそらく誰でも、このサビの、♪ウェナイホ~ム♪のところは、歌いやすいと思います。
それは、頭から入るリズムだからですね。
他のメロディーは、裏打ちなので、リズムが取りにくいはずです。
英語のリズムを、自然に体得するには、メロディーで覚えるのが効果的なんです。
ビートルズは、歌詞の内容が平易で(ほとんどが中学英語)、繰り返しも多い。
また、音域が狭いので、素人にも歌いやすいんです。
ビートルズの曲を10曲くらいマスターしたら、英語のリズムが体に沁み込みますよ。
ぜひ、実践してみてくださいo(^-^)o
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「突然ガバチョ」を思い出しました♪
私はたまたまギターをやっていたので「裏打ち」の練習をしました。
私のギターのお師匠さんだった成毛滋さんは
「裏打ちを習得しなければロックは出来ない」
と仰ってました。
裏打ちが出来る英語の先生ってどれぐらいいらっしゃるんでしょうか?
裏打ちは英語の基本ですよね。
このリズムは、日本人の体の中にはないものなので、
頑張って習得するしかないです。
ロックやジャズのリズムって、英語そのものなんですよね。
なぜなら、ロックもジャズも、アメリカで生まれた音楽だからです。
だから、アメリカの言葉(英語)のリズムで、構成されているわけです。
演歌や民謡が日本語にあわせて生まれたのと同じですねo(^-^)o
私が生徒さんに、ロックやジャズを聴くように、一緒に歌って練習するように、
としつこく言うのはそのためです。
不躾なコメント誠に恐れ入ります。
この度由美さんのお話を拝見して大変勉強になったので、
折り入って下記質問にご見解を頂戴できますでしょうか?
実は少し前から英詞での作曲に興味を持ち始めたのですが、
色々自分なりに調べて以下のメリットを知りました。
①1シラブルで構成される単語が多いから、
ロックやヒップホップ等のジャンルには最適
②リズムが言葉自体に発生するから、
グルーブ感が生じてノリが良くなる
③強弱や長短でアクセントを作る言語だから、
メロディの作成という観点で自由度が可也増す
ただ2つ目のポイント迄は確かに利点とは言えるものの、
文章単位ではイントネーションが生まれる結果、
最後の点については普通に不自由になるのではと感じました。
またストレスの有る部分では音程が高くなることも多い為、
音節が複数の物に関してもそぐわない気がしたのです。
例えばrecord・object・import・excuse等々、
音程がド→ファとファ→ドなら意図する発音じゃなくなって、
名詞と動詞があべこべに聴こえちゃいます。
(厳密には微妙に違った音ではありますが…)
更にbeautifulとかがファ→レ→ドならOKでも、
ド→レ→ファなら違和感を受けちゃいます。
それを考えるとピッチへの考慮も少なからず必要となって、
日本詞みたく高低への意識を多分に要すると思うのですが、
どう解釈するとベストなのかお教え頂けると幸いです。
差し支えなければご回答を宜しくお願い致しますm(_ _)m
京野蘭さま
コメント、ありがとうございます。
ピッチアクセントに関しては、日本語の歌詞も今はほとんど意味をなしてませんね。
かつては、作詞家の詞をもとに、ピッチアクセントを守って作曲していました。
それはシンガーソングライター(作詞作曲両方を手掛ける人)も同じで、
たとえば吉田拓郎の「結婚しようよ」という曲のサビの部分、
「僕の髪が 肩まで伸びて 君と同じになったら」というメロディーは、
吉田拓郎が西日本出身だからこそ生まれたといわれていますね。
標準語アクセントだと、「ぼく」は「ぼ」のほうが高音ですが、西日本だと逆。
でもこのメロディーだからこそヒットしたのであって、逆だと違ったかもしれない。
英語は、本来ピッチアクセントは関係ありません。
たとえば、What a wonderful world という曲がわかりやすいかと思います。
wonderfulはbeautifulと同じで、第一音節にストレスが来ますが、
この曲では、最後の音節が一番高音です。
また、record のように、名詞と動詞で発音が変わる場合ですが、
これはアクセントの問題ではなく、そもそもの発音が違うので、間違うことはありません。
動詞と名詞でアクセントの位置が変わる、というのは学校英語で教わる多くの間違いのうちの、一つだと思います。
この話は長くなってしまいますので、この辺で(;^_^A
早速のご回答を誠に有り難う御座います。
邦楽の例もご提示頂いてとても分かり易かったですっ。
と仰有ると英詞で作曲をする場合ほ本当に自由なのですね。
日本語は無理なのを承知でメロディを割り振るけれども、
英語はまんま好き勝手に出来て尚且つ格好良いのが凄い^^
イントネーション・アクセントと旋律の関係について、
検索しても全く納得できる話が見付からなかった為、
由美さんに伺って実に善かったたです*
由美さんへ
お忙しい所重ね重ね申し訳ございません^^;
また作詞作曲について解決できない問題が出て参りましたので、
もし差し支えなければご見解をお聴かせ下さいませ。
というのも1音節につき1音符という決まりに関して
①細か過ぎるリズムに乗せるケース
②ロングトーンで唄う歌詞のケース
自分の中でどう得心したら済むのか分からないんです…
先ず①は例えばb.p.m.180の16分音符に入れようとする時、
you・burn・kindなんかはまぁ入るかとも思うのですが、
straightやhungryみたく片仮名表記で6文字も有ると無理です(泣)
日本語だと200の16なら早口ながらも当て嵌められますが、
英語となるとその半分の8分音符にさえ怪しいです>
そもそも私のルール解釈が正しくないのかもなのですが(汗)、
この場合は単純に“背伸びしないで諦めろ”という話でしょうか??
また②では伸ばす音に関する内容なのですが、
https://www.youtube.com/watch?v=6TYUQN5ULcc
のラストは『レ——–イトゥ』となりますよね(凄っwww)
そのパターンだと前後でもう既に2音符分、
上がる所をカウントすれば完璧に2音符分と言えるの思うのですが、
これは原則の観点から見て例外になるのでしょうか??
それともあくまで1音符分と捉えるのかをお教え願いますm(__)m
再び馬鹿々々しいことを伺う様で恐縮なのですけれども(苦笑)、
細かい所まで気になるのが僕の悪い癖でして。。。
京野さん
コメント、ありがとうございます。
う~ん、そうですね。
私は音楽のプロではないので、そこまで専門的なお話になると、
ちょっとわからないです(^ ^;)