どうも~☆
イングリッシュブートキャンプ:由美です♪
まずはポチっとお願いできますか。絶賛ランキング参加中ですwww
↓
携帯はこちらへ⇒人気ブログランキングへ
発音に関するお問い合わせをよくいただくのですが、
その中に「やはりきれいな発音を目指すべきなのでしょうか」というのがあって、
この「きれいな発音」という言葉にちょっとした引っかかりを感じたので、
ここで私の発音に対する基本的な考えについて述べたいと思います。
お友達のRainyさんのブログで、発音についての考察というか、
実体験が書かれていて、非常に共感できます。
みなさんも、ぜひ読んでみてください。
英語とひとことで言っても、さまざまな英語があります。
今や英語は世界語です。
北米、イギリスやオセアニアといった国々だけではなく、
フィリピン、シンガポール、インド、アフリカなども英語が準母国語です。
なので、当然のことながら様々なアクセントがあるわけです。
シンガポール人は、いわゆるSinglishと呼ばれる、シンガポール英語を話します。
シングリッシュについての本当にあった笑い話は、以前こちらの記事に書きました。
彼らの英語が間違った英語なのか、と問われるともはやそうとは言えないと思います。
言葉は変化していくものですし、それを話す人や場所、文化によってまちまちです。
だから、北米英語、イギリス英語が正しくてインド英語は間違っている!
とは言えないだろうと思います。
ただ、「きれいな英語」という言い方は語弊があるとは思いますが、
それでもやはり、ノンネイティブである私たち日本人が英語を習得しようとする場合、
なるだけネイティブのアクセントを真似るよう努力はすべきだと思うんですね。
最初から、「インド人だってシンガポール人だって立派に英語を話してるじゃないか!
日本人には日本人の英語があっていいのだ!」と開き直るのはどうかと私は思います。
Rainyさんが言っているように、その根底にあるのは「人としての思いやり」だと思います。
なるだけわかりやすい発音で、相手に負担をかけず潤滑なコミュニケーションをはかろう、
と努力することは、人として当然のことではないかと思うわけです。
日本人英語で何が悪い!って、それが通じない、理解されないから問題なのであって、
そこを無視した論議は非常に虚しいと思います。
わかりやすい例を挙げましょう。
オーストラリア人やニュージーランド人、はたまたイギリスの地方出身者などは、
非常に訛りが強くて日本人泣かせだったりしますね。
彼らは母音が独特なので(eightがアイトになったり、loveがロブになったりします)、
ノンネイティブからすると何を言ってるのかわからないんですよ。
だから、「標準語で話してもらえますか」的なお願いをすることになります。
すると、それに対して憤慨する人が少なからずいるんですね。
自分たちは訛ってなんかない!というので、気分を害するのでしょう。
けれども、よく考えてみてください。
あなたの知り合いに、外国人がいたとして、その人は頑張って日本語を勉強していて、
かなり流暢に話せるようになっているとします。
でも、あくまでも外国人がマスターする日本語は、いわゆる「標準語」ですよね?
そこにコテコテの関西弁で話しかけても、まずその人は理解できないはずです。
それでもあなたは、関西弁で話し続けますか?
こういうことをはっきり書けるのは、私自身が関西人だからというのもありますね。
東京出身の人がこれを言うと、角が立ちますからね(笑)
ハッキリ言わせてもらうと、外国人に対して自分の方言や訛りを変えないで接し続けるのは、
頑固さを通り越して、単に「思いやりが欠けている」だけだと思います。
私の友人の米英人はみな在日歴が長く日本語がペラペラですが、
バラエティー番組だけは見ないんですね。
なぜかというと、関西弁のお笑いタレントが出ていると、どうしても聞き取れず、
そんな自分に凹んでしまうから嫌なのだそうです。
ドラマなんかは普通に見られるし、日本人の早口の雑談にも全然付いてこれるベレルの人たちです。
それでも、ダウンタウンなど関西芸人の番組はしんどいのだそうです。
なんで俺のアクセントがわからないんだ!と憤慨するオセアニア人やイギリス人を見ると、
だったら私がコテコテの関西弁で話したら、どう思うの、といつも言ってやりたくなります(笑)
私は、相手が外国人であれば、なるだけわかりやすい言い回しを使おうと思うし、
この言い方がダメなら他の言い方に変えてみよう、という感じで、
多少なりとも配慮しているつもりです。
そのくらい、そんなに大変なことではないですし、
関西弁はわからないから標準語で話して、と言われたからといって、
関西人の誇りを傷つけられたとは全く思いません(当たり前です)。
相手に対する配慮よりも自分のこだわりを取るのって、人間がちっちゃいと思います。
発音なんてどうでもいい!と開き直る人たちを見ていると、そういうことを思ったりします。
私たちは、英語が母国語ではありません。
イギリスの植民地だったこともありませんし、インドやシンガポールやアフリカとは違うんです。
これら旧植民地の国々と比較して言うのは、無理があると思います。
また、発音より中身が大事だ、というのもどうかと思います。
だって、どちらも大事じゃないですか?
どちらも大事ですが、まずは発音でしょう。
どれほど素晴らしい楽曲も、めちゃくちゃ下手な歌手が歌うと台無しになります。
素晴らしい旋律も歌詞も、まったく伝わってきません。
まずはまともに歌えることが最低条件で、そこで初めてその歌の素晴らしさ(内容)が
相手に伝わるわけですよね?
まともに発音できなければ、何を言っているのかわかりません。
何を言ってるのかわからない人がどんなにうんちくを語ろうが、意味がありません。
内容がどうの、と言う前に、素直に発音向上を目指すべきだと思います。
なるだけ相手に伝わりやすい、相手に負担をかけないで話をするというのは、
コミュニケーションの基本ですし、人としての思いやりです。
それは、万国共通のはずだと私は思いますね。
以上、発音についての考察でした☆
3月ブートキャンプ、そろそろ残席が少なくなってきました。
お申し込みはお早めにどうぞ♪
この記事が役に立ったという方は、ポチっとお願いします
↓
にほんブログ村
英語喉 50のメソッド(CD付)
SECRET: 0
PASS:
ごもっともなご意見ありがとうございます。
実は数日前、アメブロのある先生が「企業が求めるTOEICにもとめているのは英文の読み書きできる人材だ」と書いてるのを見てがっかりしたのです。
実際に企業で働いてる自分にしてみたら、ふざけんじゃねーっ!!!と言ってやりたい。
なぜなら、そんなのできるの当たり前で、それ以上のものが求められてるのに、教えるほうはそこが分かってない。高校受験科大学受験の生徒に英語を教えるのとは違うんだからっ!!
と思いっきり憤慨いたしました。
実際、企業人として使える英語を話すのは常識で、いくらTOEICで点数がよくても、海外に飛ばされて意思疎通ができなければ、文字通り「お話になりません」。
その辺のことを、英語講師を生業としている先生方にも今一度認識を改めてほしいな~と思います。
発音がきれいかどうかは別として、相手に通じる英語であること。
ここに重点を置いてほしいと切に思います。
SECRET: 0
PASS:
そう思います。。。
ワタシ、日本語でも発音が変だと気になります。
あっ、方言の事ではないですよ。
まぁ、私の場合は、まだダメダメ発音なんですが。。。。
ぺらぺ~ラと流暢に喋っている方を見ると
かこいいし、意味分かんなくても聞いていて心地いいと感じます。
だから、私も少しでも近づきたいと思ってます。
相手の事を考えると言うよりは、自分がカッコよく喋りたいだけという
勝手な欲望ですけどね。。(^o^;)
数日前の事ですが、日本人のリポーターがネイティブにインタビューしてる放送を見たんです。
かなり分かりずらい英語なんだ思いました。
何度も聞き直されてましたからね。
私はその時、酷い発音!って、思いました。
すっごく、心地悪かったです。
こんなの思うの始めてかも知れないかなぁ。
発音クリニックに通うようになってから、発音が気になるようになりましたねぇ。
(=^・^=)kitty
SECRET: 0
PASS:
英語を学ぶことは、人としてのあり方をも同時に学ぶことである、という趣旨の今回の由美さんの記事は、近頃あちこちで読んだ様々な記事の中で、飛びぬけて感動的で、しかも有益でした。
文章もとても達者ですね。勉強になりました。
SECRET: 0
PASS:
「人としての思いやり」、心から納得できる言葉…。
由美さん、Rainyさんが書かれたこと、私は100%同感です!
発音に関して、常々思ったり感じたりする所があって、今回こうしてお二人の日記を読んで、すごくスッとしたというか、納得というか、今まで感じていたことをクリアに言葉にしてくださった感じです。
ありがとうございます!
SECRET: 0
PASS:
由美子先生のお話は、たとえ話が
とってもわかりやすいので、
お話が理解しやすいです!
関西弁の例え、なるほど♪でした。
相手にわかりやすく話すのは
当然の思いやりですね(*´・∀・)
ますます、かっこいい発音、
正しい発音で話したいな~と思いました♪
SECRET: 0
PASS:
>akie@田舎さん
その先生は、英語でビジネスをしたことがないのでしょう(苦笑)
あったら、そんなとんちんかんな発言はしないと思います。
海外に赴任しなくとも、国内でもコレポン業務をしていて、
TOEICのスコアなどまったく当てにならないことは外資系では常識です。
ぶっちゃけ、TOEIC900以上あってもまともにビジネスできない人っていますから。
発音が大事だと痛感したのは、昔勤めていた英系企業で苦労したからです。
シンガポール英語に慣れるのに時間がかかりました。
電話がかかってくると、本当に大変でしたよ。
あと、イギリス人も、オクスブリッジ出身者とかは別として、
総じてみんな訛りがきついので、困ります。
ウェールズ出身のディレクターの英語なんて、
名前すら聞き取れませんでしたから(苦笑)
相手に通じる英語を目指して欲しいと、そのとき心底思いました。
SECRET: 0
PASS:
>kittyさん
聞き返されている時点で、ああ自分の発音は聴きにくいんだな、
と思って顧みるべきだと思うんですよ。
田舎のお婆さんとかだったらしょうがないと思いますよ。
でも、一応ビジネスマンなわけですよ。
それも、下手するとインターナショナルな仕事をしている。
なのにそういう配慮がないのはどうかと思うんです。
そこには多分、無意味なプライドが存在してるんです。
コミュニケーションって相手に自分の思いを伝えることが基本ですから。
なるだけわかりやすい発音を心がけるべきだと思いますね。
SECRET: 0
PASS:
>けやき准教授さん
ありがとうございます。
そんな風に言っていただけると恐縮ですo(〃^▽^〃)o
これは、もう20年くらい前から思っていたことなので、記事にしました。
共感してくださる方が結構いらっしゃって、嬉しいです♪
SECRET: 0
PASS:
>ジャズ&洋楽訳詞(東エミ)さん
相手への配慮って、絶対に必要だと思うんです。
別に「ネイティブみたいなきれいな発音」でないといけない、
と言ってるわけではないんです。
でも、ある程度聞き易い発音を目指すべきだと思うんですね。
発音なんて関係ない!って自分から言うのはおかしい。
いいよ、君は発音はそんなにうまくないけど中身があるから、
って言ってくれるのは100%慰めかお世辞です。
それを真に受けてこちらから開き直るのはよくないと私は思います。
SECRET: 0
PASS:
>かのこさん
私自身、関東圏の人間ではないので、
今回の記事が書き易かったというのはありますね(苦笑)
日本語、つまり大和の言葉は近畿が発祥です。
だから関西弁が本来正しい日本語なんだから、
お前たちみんな関西弁を理解しろよ、
という上から目線の人って、やっぱりいまだにいるんですよ(笑)
何言ってるのかわからないです、と言われるとムッとする人。
イギリス人とかもこのパターンですね。
20年近く前、英会話スクールで生徒から訛ってるからわからない、
と指摘されてブチ切れていたスコティッシュの人がいて、
おいおい・・・と思ったことがあります。
思いやりです、基本は。
SECRET: 0
PASS:
根底にあるのは思いやり、という事にはっとさせられました。
そもそもコミュニケーションのために英語を学んでいるんですもんね。
うーん。なんか感動してしまった!
もっともっとがんばろうと思いました☆
SECRET: 0
PASS:
英語の発音をよくする・標準語で話すことを「思いやり」と表せるとは…!
たしかに、おっしゃる通りですね!
今までそういう風に考えつきませんでした(>_<)
あと質問なのですが、イギリスやオーストラリアのいわゆる“なまりの強い人”は、話そうと思えば標準的な英語も話すことができるものなのでしょうか?(*_*)
日本は国内でなまりと標準語がありますが、オーストラリアなんかだと国中がなまっている状態なので、少し事情が違うんじゃないかと思ったんですが…
SECRET: 0
PASS:
>Haru-毎日がmiracle!さん
Rainyさんの記事にあるように、何度「もう少しゆっくり話して」と言っても、
一向に話し方を変えない人っているんですよ。
小さな村社会で生活しているのならともかく、
国際的な仕事をしている人でも、そういう人が多いんですね。
で、それはどうしてなのかと考えた時に、
相手に対する配慮だったり、思いやりではないか、と思ったんですね。
思いやりってコミュニケーションの基本だと思いますo(^-^)o
SECRET: 0
PASS:
>Pumice^O^さん
正確には、「教養」と「思いやり」だと思います。
だから、たとえは悪いですが、田舎のお爺さんにそれを求めるのは酷だと思うんです。
でも、ある程度教育を受けていて、国際的な仕事をしている人、となると話は別ではないかと。
オーストラリア人でも教養のある人は標準語を話す人もいます。
きちんと教育を受けて、国際的な仕事に就いているのに、
どこまでも自分のアクセントを変えない人って、
最終的にはやはり「思いやり」の欠如じゃないかと私は思います。
少なくとも、日本という外国に住んでいて訛りを直さないのって、
どこまで思いやりがないんだろう、と私は感じます。
SECRET: 0
PASS:
私の場合は、発音がきれいな方が、同じ内容を話していても通訳としてのクレディビリティが増すという実利的な理由できれいな発音を目指しましたが、由美さんのおっしゃることはもっともだと思います。
アメリカに来て、CNNの日本人レポーターをはじめ、長くアメリカに住んでいる日本人の多くがコテコテのカタカナ発音であることには驚きました。やはり自分で意識しないとアメリカに住んでいようが発音は変わらないという持論を再確認しました。
SECRET: 0
PASS:
>女公様さん
私は通訳養成スクールに半年だけ通ったことがあるんですが、
そこで驚いたのが、講師を含めみんなの発音に対する意識の低さです。
通訳に発音は必要ない!と言わんばかりの態度で、
大事なのは発音や流暢さではない、いかに正確に伝えるかだ、
と先生は豪語するのですが、発音が悪ければ正確に伝わらないだろうと。
通訳スクールでさえも内容至上主義というか、
発音を軽視することで、現実から逃げている節がありました。
私がエライ人だったら、聞き取りにくい発音で小難しいことを言う通訳より、
多少言葉の選び方は下手でも聞き易い発音の人に頼んだほうが、
ずっとやりやすいと思います。
発音って本人の意識の問題も大きいんです。
要は直そう(変えよう)という意識を持つか持たないか、ですね。
SECRET: 0
PASS:
由美さんのご意見、全く持って納得です。
コミュニケーションをとるときに、相手のことを考えて話をするのは
日本人同士でも言えますもんね。
とにかくしゃべれば相手は解ってくれるみたいなのって
相手に対して失礼ですよね。
会話に思いやり・・・
「発音」の重要性を再認識しました。
SECRET: 0
PASS:
本日もためになる記事を有難うございます。興味深く読ませていただきました。
発音と流暢さはとてお大切ですよね。相手に負担をかけないためにも。
本日オーストラリア人の友人に
「OYOMEってメールだけを読んでいるとネイティブみたいなんだけどね」
と言われました。writingを誉めてもらって嬉しいけれど、裏を返せばspeakingとhearingの能力との差が激しいことなのでしょう。あぁ。
少しでも差を縮めたい。もう歳だからとは
分かっているけれど、歳をとっても本人の
努力しだいですよね。関西ブートキャンプでは
ガンガンしごいてくださいな。楽しみです。
SECRET: 0
PASS:
>僕さん
ほんの少しの配慮で、言葉ってずいぶん変わるんですよ。
何も、完璧に美しい標準語をしゃべろと言ってるのではありません。
ただ、今の時代それこそテレビもネットもあるのだから、
みんながわかる言葉やアクセントって知ってるはずなんです。
それを意識して話すかどうかは、多分にその人の人間性にかかっていると、私は思います。
だったら東京の人はいつでも自分の言葉で話せてずるい!とか、
アメリカ人はどこに行ってもアメリカ英語を押し通すじゃないか!
と反論する人が出てくるのですが、それを言ってもしょうがないんですよ(苦笑)
そこに突っかかっている限り、前に進みません。
現実を受け入れることも、コミュニケーションに欠かせない部分だと思います。
SECRET: 0
PASS:
>OYOMEさん
流暢さを身に付けるのが、語学の最終的な壁だと思います。
通訳できる人は大抵翻訳もできますが、その逆は必ずしもそうでないように、
話すのって体・筋肉を使いますから。
でも、書く能力が高い人は、話すこともできるはずです。
書く・話すは技能として繋がっているので。
あとはfluencyをいかにあげるか、それと根本的な発声でしょうね。
関西キャンプの詳細はまた近々アップしますので、お楽しみに!
SECRET: 0
PASS:
ご紹介いただいていたのですね。
どうもありがとうございます・・・!
とっても嬉しいです☆感激☆
それに、ゆみさんや私の考えに
共感してくださる方がとても多いのに
なんだか励まされる思いです。
やはり根底は思いやりだと思います。
開き直りってよくないな、って
これに関しては思いますね。
SECRET: 0
PASS:
>Rainyさん
私も、これだけ多くの方に共感してもらったのは、
とても心強いし嬉しいです(≧∇≦)
発音に関しては、いつも歌唱を例えに出して説明するんですが、
「けして上手ではないけど味のある歌声」というのと、
音程外れっぱなしの耳障りな歌声」」は根本的に違う。
上手くはないけど人を感動させる歌手、というのは他人の評価であって、
下手でもいいんだよ!って歌手自身が開き直るのはみっともない。
と、私は思います。