イングリッシュブートキャンプ:由美です。
★なぜ、氷水をかぶるの?
ここ数日、Facebookのフィードが、バケツをかぶった写真や動画で、埋め尽くされていて、
なんだろうと、不思議に思っていました。
アメリカ人、カナダ人、イギリス人、といった欧米の友人たちが、こぞってバケツをかぶってるんです。
休暇先で、子供や友人にバケツをかぶせられている、というパターンが多くて、微笑ましいなと。
一つ一つの動画をちゃんと見ていれば、主旨がわかったんでしょうけど、大方の人がそうであるように、
私も、SNSのフィードって、ザッピングするだけなので、絵面しか見てなかったんですよ。
そしたらこれ、全世界を席巻している、大掛かりなチャリティーだったんですね。
この、Ice Bucket Challenge を、ここまで広めたのはやはり、有名人の力が大きいでしょう。
たとえば、こんな人。
レディー・ガガは、日頃から人権活動など、チャリティーもしている人なので、
すぐにアクションを、起こしたんでしょうね。
そういえば、最近来日してましたね。
そして、この方。
Facebookの創始者、ザッカーバーグさん。
このアイスバケツチャレンジは、ALS患者である、ボストン大学の野球選手が始めた、チャリティーです。
指名された人(3人)は、24時間以内に、バケツで氷水をかぶって、その動画をアップするか、
ALSの団体に、100ドル寄付するか、またはそのどちらかをする、というのがルールのようです。
一昔前に流行った、チェーンレターみたいな感じですね。
ブログのバトンとか。
ザッカーバーグが指名した3人が、ビル・ゲイツにシェリル・サンドバーグに、もう一人。
ちょっと名前聞き取れませんが(Reed なんとかさん)、どっかの会社のCEOです(笑)
で、ザッカーバーグに指名された、ゲイツの動画がこちら。
さすがゲイツ、なんともクリエイティブじゃありませんか(笑)
こういった、世界トップ級の大富豪たちが、どれくらい寄付したのかはわかりませんが、
7月にスタートした、このアイスバケツチャレンジで、既に400万ドル寄付が集まっているとか。
すごいですね。
★流行に敏感になろう
さて、こういった話題の出来事は、英語学習にとても役に立ちます。
まず、大抵こうしたニュースは、動画でアップされるので、生の英語に触れる機会になる。
それと、新たな語彙を増やすきっかけにも、なるんですね。
たとえば、このチャレンジの主旨である、“ALSに寄付する”という部分に、着目しましょう。
ALSとはなんでしょうか。
気になるから調べますよね?
恥ずかしながら、私は今回のこのアイスバケツの話題で、初めてこの病気のことを知りました。
ALS: amyotrophic lateral sclerosis (筋萎縮性側索硬化症)
病名とか医学用語は、専門用語なので、医学を目指すのでない限りは、覚える必要はありません。
日本語だって、正しく読める自信、ないですもん私(^ ^;)
ただ、lateral は、側面とか横とか、水平の、という意味の単語なので、覚えましょう。
collateral で、平行な、並んだ、追加的な、という形容詞。
これも良く使います。
病名はちゃんと言える必要はないですし、実際にネイティブも、ALSはALSとしか言わないし、
知らないと思います(専門家以外は)。
たとえばDNAも、deoxyribonucleic acid (デオキシリボ核酸)だと、知っている人は少数です。
でも、acid(酸)という単語は、知っている必要があります。
★単語を覚えるときは、発音もチェック
これは、とても大事なことなのですが、単語を覚えるとき、字面だけ追っていませんか?
知らない単語を覚えるときは、必ず発音もチェックしましょう。
たとえば、ALSという単語。
“エー・エル・エス”だと、思っていませんか?
それ、アルファベットを、日本語読みしただけですよね?
エーもエルも、英語じゃないですよ、それは。
ALSは、ey-el-es です。
ハイフンは、声に出さないので、音は繋がります。
éyeles つまり、“エィエレス”となります。
英語の音は、基本的に全部繋がります。
これを、リエゾンと言います。
日本人はリエゾンができないので(できないのは、知らないから)、聞けない、通じない。
音のルールを知らないと、英語は習得できません。
『Yumiの脱カタカナ英語マニュアル』は、英語の基本発声である喉の開き方から、
リエゾンやリダクションまで、段階を踏みながら習得できるように、まとめられています。
この記事が役に立ったという方は、ポチっとお願いします
↓ ↓ ↓
携帯はこちらへ⇒人気ブログランキングへ
参考になりました
ななさん、コメントありがとうございます(^O^)
へそ曲がりの私はこんなにブームになってしまうと、「ふんっ!ただの売名行為じゃないの?」「氷水かぶった人はその場で100ドルのチェックを切るところも写しなさい!」と思ってしまいます(笑)
briccoさん
まあでも、セレブが流行らせたことで3千万ドルも寄付が集まったんだから、
いいんじゃないでしょうかね。
それに、彼らはみんな世界的な有名人である以上、“売名”とは言いません(笑)