花曇りの東京です。
今日は1日片づけものでバタバタしている、イングリッシュブートキャンプ:由美です。
英語学習方法に関して、よく受ける質問に「どこを改善すれば伸びますか」というのがあります。
コンサルティングをしていて、この相談が一番多いんですね。
自分は中高含めるともう20年も英語をやって来ている、けれどもいまだに英語が聞けない、話せない。
頑張って単語を覚えているし、問題集も日々やっている。けれどもなかなかTOEICスコアが伸びない。
ヒアリングマラソン的なことを続けているが、聞き取りがアップしたように感じない、などなど。
コンサルティングでは簡単なペーパーテスト(15分ほどで終わるもの)と、会話チェックをします。
また、その方の学習履歴を簡単に記入していただき、学習に関わる質問に答えてもらいます。
その上で、その人のウィークポイントを見ているのですが、初中級者がつまづいている共通点に、
基本文法(中学英文法)の穴があります。
おおざっぱに取り上げると、品詞の理解が低いこと、動詞(自動詞と他動詞)がわかっていない、
時制や態がわかっていない、などが上げられます。
ここら辺の超基本文法に穴があると、なかなか先に進めません。
TOEICなどのスコアで高得点を取るのが難しいことはもちろん、
実際にフルエンシ-が上がった場合も、永遠にブロークンなままになってしまうので要注意です。
こういう方には、やはり中学英語に戻っていただいて、一からやり直すように勧めています。
ドリル問題集を買い、それを繰り返しやることで文法の穴を埋めるんですね。
そして、恐らくこれはどの分野にも共通している点だと思うのですが、
この時点で独学でなんとかやれる人とそうでない人がいるんですね。
自分で参考書を読んで、それから問題を解いてみる。
間違えたところをチェックし、何が原因で間違えたのか、どこが理解できていなかったのか、
自分で確認し、前に進む。これを繰り返すことで着実に力をつけていける人と、そうでない人。
つまり、自力で勉強しても今一つ理解しきれていない部分が残り、何度も同じミスを繰り返す人。
そしてこれが一番やっかいなのですが、自分が理解しきれていないということにも気が付いていない人。
もっとはっきり言うと、「わかっているつもり」の人。
こういう人は、どれだけ単語を覚え英語を大量に聞いても、なかなか伸びません。
長年英語を勉強しているのに、初中級の壁をなかなか越えられないという人は、
この状況にはまっている可能性が高いです。
ちなみに、初中級レベル(false-beginner)とは、TOEICで言うと300点台から450点くらい、
英検だと大体準2級から2級くらいを目安に考えるといいと思います。
コンサルティングで一番多い相談が、中級~中上級者からのもので、
今後のスキルアップについて、具体的に何をすればいいかという内容のものなのですが、
中級レベル以上の学習者は、実際のところ自分の弱点を冷静に把握している人がほとんどなんですね。
そしてそれに対処するための最も有効な方法論を探している、
または、自分が今やっている学習法で良いのかどうか確認しようとしている、という感じなんです。
けれども、false-beginnerは、それ以前の段階で止まっている方が非常に多い。
そのため、相談内容も実はとても的外れで遠回りな内容だった、ということが結構あります。
そこで、あなたがつまづいている原因は何か、簡単なチェックテストをしてみましょう。
これは実際に私がコンサルティングでもやっていることです。
アメンバー記事にアップしますので、ぜひチェックしてみてください。
記事は今夜アップしますので、お楽しみに♪
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客観視することの重要性
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時制や態がわかっていない・・・
はい、そうです。私のことですね((^▽^;)
中学生からやりなおそうっと。
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いつもためになる記事ありがとうございます。
私は主に発音矯正を独学で頑張っていますがなかなか進歩がみられなくたまに落ち込みます。
発音はすぐに効果がでるものではないのは分かってますがやはり全く改善しないと自分の勉強方法を疑ってしまいます。
経済的にも独学以外の選択肢はなく
ネイティブの人に教えてはもらえますが、ゆみさんの仰るとおり、発音の基礎に戻ってみます!
何か参考になる勉強方法ありましたら教えてください。
ちなみに自分の声は毎日録音して聴いてます。
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>akie@田舎さん
基本文法はやはりきちんと押さえておかないと、
後々が大変なんです。
本当に基本的なところでつまづいている人って、案外多いんですよ。
複雑な文法はいらないので、基本だけはおさえる。
これは大切ですね。
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>Naoさん
発音と一言でいっても、色々あります。
その人の癖、あごの骨格や舌の長さなどで、
苦手な音やつまづきやすい点が違ってきますので。
ネイティブに発音を習うのは、あまり効果的ではないですね。
その人が日本語を習得した人であればまた別ですが。
ネイティブから得られるのは、ネイティブしかわからない生のフレーズや語彙などで、
発音に関しては、自分で気付いて改善していくしかありません。
自分の発音をよく聞くこと、またネイティブの音と何が違うのか研究すること。
これにつきますね。
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そうなんですねー!
なんでもネイティブ信仰みたいなもの捨てなきゃいけないですね。
自分の声と格闘します。
ありがとうございました。
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>Naoさん
冷静に考えれば、モノリンガルとバイリンガル、どちらが言語に対して知識が豊富か、答えは明白です。
ネイティブに教わるときは、相手がTESOLの専門家か、
または日本語を熟知している人か、よく見極めることですね。
学歴は関係ないです。
たとえハーバード卒だったとしても、言語に対しては素人だと意味がないですから。
発音は、地道にやるしかありません。
がんばってください。