イングリッシュブートキャンプ:由美です。

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★外国人は謝らない、の嘘

よく外国人は謝らない、簡単に“I’m sorry.”と言わない、と言われますが本当でしょうか。
私の経験上、むしろ日本人の方が謝りません。
たとえば、歩いていて人にぶつかった時、電車から降りる時(乗る時)人ごみを押し分けて進むとき。
こういう時、「すみません、ちょっとごめんなさい」という人は、大抵の場合若い女性だけで、
年配者(特にオジサン)は、無言でグイグイ押してくる人の方が、多いと感じます(笑)

この「アメリカ人はsorryと言わない」という、まことしやかな噂は、実際のところ日本人の勘違い、
英語(とその背景にある文化)に対する、誤解から来ているのです。
まず、I’m sorry.をイコール「すいません」だと、思い込んではいませんか?
I’m sorry.=すいません、ではありません。

大切なことだから、もう一度繰り返します。

I’m sorry =すいません、ではないのです。

sorry1

★なんでもかんでもI’m sorryはNG!

私たち日本人が頻繁に使う「すいません」というフレーズ。
これは確かに、とても便利ですね。

ちょっとすいません。(ものを尋ねたいとき)
すいませんねぇ。(何かしてもらったことに対する感謝)
すいませんでした。(謝罪)

というように、同じ「すいません」でも、使われる状況によって意味合いが異なってきます。
これらすべてを“I’m sorry”に置き換えてしまうと、大変なことになります。
英語の“I’m sorry”は、自分の非を認めて謝罪する時以外、使うことはないからです。

誰かにものを尋ねたいときや、人ごみをかき分けて前に進みたいときなどは、I’m sorryは使いません。
というよりも、使うとおかしいので使ってはいけません。
こういう場合は、Excuse me.を使います。

また心から謝罪したいときは、I’m sorry よりもapologize という動詞を使った方が、良い場合もあります。

I apologize for not responding sooner.
返信が遅れて申し訳ありません。

I apologize for any inconvenience this might have caused you.
ご迷惑をおかけして、申し訳ありません。

というように、具体的に何を謝罪しているのか、きちんと述べることで誠意を表すのです。
ただシンプルに“I’m sorry”で、終わらせないようにしましょう。

★カナダ人は“Sorry”を連発する?

人とぶつかった時などに、“Oops, sorry(おっと、失礼)”などと、sorryを使うことがあります。
ただしこれは、ちょっとぶっきらぼうな感じがするので、気分を害する人も多いのです。
ノンネイティブである私たち日本人は、使わない方が無難です。

ところがこのsorryですが、カナダ人はやたらと使うと言われています。
何かあるとすぐ“Sorry”というカナダ人、というステレオタイプなジョークもあるくらいです。

たとえば、こんなのとか。

sorry-eh

こんなパーカーとか(笑)

canada-sorry

こんなコラ画像まで(^ ^;)

sorry3

なので、カナダにおける「sorry事情」は、アメリカやほかの英語圏のそれとは、ちょっと違うかもしれません。

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