イングリッシュブートキャンプ:由美です。
二重子音、英語でconsonant clusterと呼びますが、これは私たち日本人が苦手とする音です。
中でも特にハードルの高い、TRとDRをうまく発音するコツを、動画で解説しました。
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日本人は息が弱い、英語を話す時は息を大きく吐き出そう
二重子音は、クリアに発音するのが基本です。
破裂音や摩擦音は勢いよく、息をブワッと出すことが大事。
私たち日本人は、口先で発声するため、息の量がネイティブと比べて、とても少ないんです。
肺活量も関係しているかもしれません。
英語の発声は、お腹から声を出すイメージです。
歌う時の発声を、イメージするといいと思います。
もちろん、英語ネイティブだって歌う時は、お腹から大きく息を出して声を響かせますが、
日本人はもっと、息を多く出すことを、心がけないといけません。
今回取り上げる“TR”と“DR”は、パシッと決めれば、とても英語らしい響きになります。
舞台俳優になったつもりで、3メートルくらい先の人に、話しかけるつもりで発声しましょう。
日頃から心がけることで、ずいぶん変わってきます。
ぜひとも、マスターしてください。
TRとDRはリダクションしない
TとDは、実は色んな発音パターンがあります。
これは学校で習わないため、知らない学習者が多いのです。
わかりやすい例を挙げると、リダクションされたT(またはD)です。
water のTと、table のTは音が違います。
前者は、Tを破裂せず、ちょっと弱いDのように発音します。
日本語のらりるれろにも、似た感じの音になり、ワァラ、と聞こえると思います。
それに対して、table のほうは、本来の強い音で、Tは息がブワッと破裂します。
このように、T(D)はリダクションされることが、非常に多い子音なのです。
ただし、TR(DR)の時は、リダクションされません。
破裂音の後に、これまた私たちが苦手なRが来るせいで、ハードルが高くなっているんですね。
TRとDRの発音のコツは、TをCH、DをJのように、発音することです。
詳しくは、動画を参照してください。
どうですか?
一気に発音しやすく、なったのではないでしょうか。
こういった難しい(または体力のいる)子音は、毎日何度も練習しましょう。
1日15分、いえ10分でもいいのです。
30秒を1セットに、try, try, try…と延々繰り返します。
短い単語なら、30秒あれば20回以上言えます。
それを10セットやれば、200回。
つまり、5分間で200回練習したことになります。
こういう地道な努力が、実を結びます。
語学のアウトプット訓練は、スポーツで言うところの筋トレのようなもの。
短時間でもいいので、集中してやることが重要なのです。
英語は音とリズムが命
私たちは学校で、まともに発音方法をやそのしくみを、習っていません。
習っていないのだから、話せなくて当然です。
そして自分が言えない音は、大抵聞き取ることもできないのです。
語学は発音が基本です。
音を理解することが、語学をマスターするための、王道なのです。
『Yumiの脱カタカナ英語マニュアル』は、英語の基本発声である喉の開き方から、
リエゾンやリダクションまで、段階を踏みながら習得できるように、まとめられています。
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毎回ほんっとに為になるtipsありがとうございます! 自分が普段意識してない個々の音や発音のクセを見直すきっかけになります。個人でこつこつやっている学習者にとって本当にありがたいです。
依然Yumi先生が教えて下さっていた「T/Dの音は日本人が思っているよりもっと盛大に弾く!」という動画を拝見して以来、意識していたもののやはりちょっと方向が間違っていたようで、なんだか変なクセがついてしまっていた悩んでいたのですが、今回のビデオでTR/DRの音についてとてもクリアになりました。ありがとうございます!
今回の動画で最初にYumi先生が説明を始められたときに、「あれ?どうして先生の口は若干とがりぎみになるんだろう?!」と思いながら見ていたのですが、ご説明の点を意識して口に出すと、たしかに同じ口の形になりました! そして音も不自然さがやっととれたような気がします。自然にできるようになるまで意識したいと思います。いつもありがとうございます!
Yossyさん
コメントありがとうございます(^O^)
T(D)はパンチのある音なので、私たち日本人にはなかなかハードルが高いのです。
力むと舌に緊張が入り、かえってうまくいきません。
しなやかに、バネのように舌の筋肉をコントロールして動かす。
ちょっとアクロバティックな動きが必要なんですよ。
口の形や動きに注目されているのは、良いことだと思います。
私もネイティブの口の動きやあごの使い方を、注意して見ていますので。
お互い、がんばりましょう♪