すっかり肌寒くなりましたね。イングリッシュブートキャンプ:由美です。
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昨日のアクセス数が、いつもの倍近くだったので、どうしたのかなと思ったら、
ツイッター経由でこちらに飛んできた方が、たくさんいらっしゃいます。
どなたかが、このブログ記事のURLをツイートしたようです。
ツイートされた方、お知り合いでしょうかぁ。
ちょっとそれ以上追跡できなかったので、気になっています。
この記事を見ていたら、こっそりご連絡くださいまし♪(゚▽^*)ノ⌒☆
さて、こんな質問が来たので、取り上げます。
I’d rather you don’t.とI’d rather you didn’t.の違いはなにか。
よく、英語は日本語と違ってストレートに物を言う、はっきりした言語だと言われます。
これは一部は正しいと思いますが、大方の意味合いにおいて、誤解されていますね。
確かに、英語は理路整然としているため、また動詞が文章のはじめのほうに来るので、
結果を先に言うかたちになるということもあって、ごまかしの効かない言語です。
たとえば、日本語の場合、動詞は最後に来るので、最後まで聞かないとその人の意図が汲み取れません。
話は最後まで聞け!と、言われるのはそのためですね。
ある意味、のらりくらりかわして相手の様子を見て、けむに巻くということも可能なわけです。
政治家などが、よく使う手ですね(笑)
英語の場合、そういうわけにはいきません。
だからといって、英語に遠回しな表現がないかというと、そんなことはありません。
婉曲表現は、英語にもたくさんあります。
I’d rather~というのは、その代表格とも言えますね。
I’d rather you didn’t.は、「できれば遠慮願いたい」という意味です。
あなたがそれをしないことを、私はむしろ歓迎する・・・みたいな感じでしょうか。
「やめてちょうだい」と、ストレートに言うのではなく、遠回しにお願いしてるわけです。
Do you mind if I smoke? たばこ、失礼してよろしいですか?
I’m sorry. I’d rather you didn’t. 申し訳ないですが、遠慮していただけますかね。
というような、シチュエーションで使います。
なぜ“didn’t”と、過去形なのか?
はい、もうお気づきですね。
これは、仮定法なんですよ。
仮定法は、婉曲表現として頻出です。
I’d rather you don’t.だと、現在形なので、ストレートな感じですね。
「やめてください」と、ちょっと強いニュアンスになってしまいます。
使えないこともないですが、普通は過去形を用います。
似たようなパターンとして、
I’d rather not. できればやりたくない。
が、あります。
こちらは、「自分がやりたくない」ということです。
I’d rather not talk about it. それについては話したくないの。
できればしたい、というのであれば、動詞の原形を持ってきます。
I’d rather be here with you. あなたと一緒にいるほうがいい。
I’d rather go drinking. 飲みに行くほうがいいな。
I’d rather be dead. 死んだほうがマシ。
すべて、婉曲表現です。
ストレートに言いたいのであれば、“I want to go drinking” “I want to die”でいいわけです。
英語にも、ニュアンスというものがあります。
仮定法は、そういったニュアンスを出すのに、とても重要な役割を果たしているんですね。
以上、婉曲表現のお話でした☆
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