イングリッシュブートキャンプ:由美です。
韻を踏む、という表現を聞いたことはありますか?
韻とは、英語で“rhyme”と言います。
最近では日本でもヒップホップの世界で、ライムとかライミングとか、言うようになりましたね。
このrhymeは英語を習得する上で、とても重要です。
英語は脚韻のみ、語尾で韻を踏む
韻には頭韻と脚韻があります。
頭韻は、語頭(つまり最初の音)を揃えること。
それに対して、脚韻は語尾(最後の音)を揃えることを言います。
音を揃えることで、一種の心地良さを出すんですね。
日本語のリズムが、五七五七七とか、三々七拍子だと心地いいのと同じです。
英語は、語尾の音を揃えることで、心地良いリズムを生んでいます。
わかりやすいのが、歌です。
ビートルズの名曲、「イエスタデイ(Yesterday)」を、例に見てみましょう。
Yesterday all my troubles seemed so far away.
Now it looks as though they’re here to stay.
Oh, I believe in yesterday.
Suddenly I’m not half the man I used to be.
There’s a shadow hanging over me.
Oh, yesterday came suddenly.
語尾の音に、注目してください。
太字のところが韻を踏んでいます。
第1パラグラフは全て、“エイ”という音ですね。
day, away, stay と、続きます。
第2パラグラフは、全て“イー”で揃えています。
ly, be, me と、心地良いリズムを作り出しているのがわかるでしょう。
このように、最後の音を揃えるのが英語の詩の鉄則なのです。
日本語にもある、言葉遊びとしてのライム
日本語は英語と違って、韻を踏むということは基本的にはありません。
けれども、ロックやポップスなど、本来英語圏(アメリカ)から生まれた音楽は、英語のリズムに乗るようになっています。
なので、日本のミュージシャンもそれを意識して、英語風にライムを取り入れていたりします。
たとえば、B’z の『Liar! Liar!』という曲。
サビの部分が、なかなか秀逸です。
You, liar, liar
もう信じられないや
なんて酸っぱいんだ
大人のパラダイス
好きか嫌いか
それだけじゃ甘いや
青臭いやつが
おいてけぼりくらうよ
これは、liarと“ないや”が韻を踏んでるんですね。
英語と日本語ですが、「信じられないや」の部分を、ナ~ィヤというように英語っぽく歌っています。
「それだけじゃ甘いや」も、ァマ~ィヤというように、liarの音とうまく韻を踏むように発音しています。
B’zの稲葉さんは英語が堪能なので、こうした言葉遊びも上手なのでしょうね。
英語は音とリズムが命
英語を流暢に話すためには、音とリズムを意識することが不可欠です。
英語のリズムは、日本語とはまったく違います。
日本語が演歌だとすると、英語はロック。
まさに、遠く離れた世界なのです。
言葉は音で成り立っています。
正しい発音を理解していないと、聞き取ることすらできません。
ネイティブの普通の会話が聞き取れない、ついて行けないという人は、まず発音からやり直しましょう。
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リエゾンやリダクションまで、段階を踏みながら習得できるように、まとめられています。
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