イングリッシュブートキャンプ:由美です。
今日は、英語学習に関する質問に、答えていきたいと思います。
多くの人から寄せられる質問に、「どうすればリスニングが伸びるでしょうか」というのがあります。
また、「自分は耳が悪いのではないか、音の違いが聞き分けられない」といった、リスニングに関する相談もあります。
私たち日本人の悩みの種である、リスニング、英語の音に関して、お話していきましょう。
リスニングは騙し絵と同じ
このイラストが何か、わかりますか?
これは、有名な騙し絵ですね。
左の絵はグラスにも見えるけれど、横顔が向き合っているようにも見えます。
右側のほうが、ちょっと難易度が高いかもしれません。
でも有名な絵なので、すでにご存じの人も多いのでは?
貴婦人に見えると同時に、老婆にも見える。
最初に貴婦人に見えてしまうと、老婆が見えてこないし、その逆もまたしかり。
人の目は、自分が見たいように見てしまうもの。
そしてそれは、耳(音に対して)も、同じことが言えます。
私たちは音を聞く時、「こう聞こえる」と思ってしまうと、なかなかそこから抜け出すことができません。
英語を聞く時に陥りがちなのが、この騙し絵と同じ状態です。
私たち日本語ネイティブは、残念ながら聞ける音の範囲がそもそも狭いのです。
それは、日本語の持つ音域が狭いこと、また音の種類が少ないことが原因です。
したがって、自分の聞ける範囲内で、英語の音を処理してしまいがちです。
リスニング力をつけるためには、音をちゃんと聞くという訓練が必要なのです。
全ての音を聞こうと思わないこと
では、どのように訓練すればいいのでしょう?
リスニングが苦手だと言う人の話を聞いていると、全ての音を一言一句たがわずに聞かなくてはならない、と思い込んでいる人が多いことに気付きます。
けれどもよく考えてみてください。
私たちは日本語で会話している時、はたして全ての音を聞き分けているでしょうか。
実際のところ、予測や推測で聞いていることのほうが、多かったりしませんか。
また、滑舌の悪い人と話している時、何言ってんだかわかりにくいなぁ・・・と思ったことはないですか?
少し年配の人の、方言バリバリの喋り方を前にして、ほとんど何言ってんだかわからない、なんて思ったことは誰しも一度くらいはあるはずです。
それでもなんとか会話を成立させているのは、前後の文脈やその人との関係性、背景から読み取った情報です。
純粋に音だけを聞いて、会話しているわけでは決してないのです。
英語も同じです。
ネイティブも、全ての音を聞いているわけではありません。
たとえば、前置詞や冠詞、関係詞などは音としてはほとんど聞こえてきません。
それがちゃんと文章として成り立つのは、文法・構文に対する知識であり、文脈に対する理解です。
固有名詞が出てきた時、それが例えば誰でも知っている人の名であれば、スッと頭に入ってきます。
でも、知らない人の名前だったら?
それがそもそも人の名前かどうかすらわからない場合なんかはもう、まったく話についていけなくなります。
ネイティブ同士の会話には、私たちノンネイティブにはなじみのない固有名詞や、ジョークがたくさん出てきます。
それを全て理解するのは、現実的に考えて無理があります。
そこは、わからなくても落ち込む必要はありません。
後で聞いてググるなりすればいいのです。
全てを完璧に聞こうと思わないこと。
全て100%聞けなくてはいけないと思ってしまうと、英語を聞くのが苦痛になってしまいます。
少し心に余裕を持ってみることも、語学学習には重要ですよ。
音の基本ルールを知ろう
そうは言っても、なんか英語の音そのものが、よくわかっていない気がする・・・
母音や子音の違いが、いまひとつはっきり理解できていない・・・
という人は、基本的な発音のルールを、一通りやり直したほうがいいでしょう。
私たち日本人は、残念ながら学校で発音というものを、ほとんどまともに習っていません。
習っていないのだから、理解できていなくてもちっとも不思議ではないのです。
短いフレーズなのに、ネイティブがサラッと言うと聞き取れない。
書いてある英語は全て理解できるのに、ネイティブが言うと全然違うように聞こえる。
中学英語レベルの英文なのに、ネイティブに聞き返される。
そんな人に、『Yumiの脱カタカナ英語マニュアル』をおススメします(^O^)
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