イングリッシュブートキャンプ:由美です。
英単語を覚えても覚えても、すぐ忘れてしまう。
なかなか覚えられない。
そういう人は少なくないのではないでしょうか。
語彙増強(ボキャビル)に最適の方法が、多読です。
どういったものを選べばいいのか、具体的に紹介していきたいと思います。
自分のレベルにあったものを探そう
多読とは「たくさん読む」ということです。
下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる・・・じゃないですが、とにかく質より量を目指すこと。
手当たり次第に読み漁ることを指します。
私たちは、一般的な日本の英語教育でこの多読というものを、ほとんどやってきていません。
いわゆる受験英語(長文読解など)は、“精読”と呼ばれるもので、内容を分析しながら細かい部分まで読み込んでいく作業です。
知らない語彙やフレーズは調べ、きっちり訳していく。
この手の作業はもう、嫌と言うほどやってきたでしょう。
それに対して多読は、細かいことはいいからとにかくサクサクと読んでいくことが大事。
辞書は引かず、知らない単語に出会ってもとりあえず「こういうことかな・・・」と推測しながら、どんどん読み進めます。
この、辞書を引かずにひたすら読み進める、ということがとても大切なのです。
なぜならそれこそが、語彙を覚える上で最も効果的だからです。
英語学習者向けに書かれたリーダーズ(Graded Readers)は、何度も繰り返し同じ語彙やイディオムが出てきます。
そうすることで、読者(学習者)が物語の中から意味を推測し、記憶していくよう促すのです。
普通のペーパーバックとは違い、リーダーズはあくまでも学習者向けに書き下ろしたものですから、出てくる語彙や文法レベルも考慮されています。
重要なのは、自分のレベルに合ったものを選ぶ、また自分の好きなジャンルを選ぶということです。
レベルは各出版社によって多少ばらつきがありますが、だいたい6段階に分けられていることが多いです。
おススメのGrader Readers
まずは、初級者向け。
IBCパブリッシングのラダーシリーズ。
HPはこちら。
あくまでも日本人向けに書き下ろされているため、初心者には入っていきやすいです。
タイトルも日本人受けするものが多い。
詳しくは、動画で解説しました。
ラダーシリーズのレベル1、2あたりが簡単だな、という人は洋書にトライしましょう。
Oxford Bookworms
HPはこちら。
オクスフォード大学出版局から出ているリーダーズ。
タイトルも有名な小説のリライト版からオリジナル作品まで、いろんな内容のものが揃っていて楽しめます。
年齢層も若い人から大人までカバーしています。
Cambridge Readers
HPはこちら。
ケンブリッジ大学出版局から出ているリーダーズ。
オリジナルの小説が多く、コメディーからミステリー、ラブロマンスや短編集など多岐にわたります。
有名な作品のリライトではないため、最後まで読んだ時に「自力で読み切った」感が味わえます。
他の出版社より若干レベルが高め。
ペンギンリーダーズ
HPはこちら。
ペンギンのマークでおなじみのリーダーズ。
ピアソン・ロングマンに移行してからは、Pearson’s Graded Readersという名称に変更されたようです。
いかにもペーパーバックの雰囲気のある表紙は、持っているだけでちょっと気分が高揚します(笑)
こちらもタイトルが豊富なので、好きなジャンルを選びましょう。
多読と同時に発音もしっかりやろう
多読のいいところは、物語(フィクション)に世界に入り込みながら、自然と語彙やイディオムが覚えられるということです。
ただ、それだけでは英語が聞ける・話せるようにはなりません。
読めるけど会話ができない・・・ということにならないためにも、やはりしっかりリスニング・スピーキング対策もするべきです。
英語は日本語と比べて、音の種類が多い言語です。
また、日本人を含め多くのアジア人が“胸式”発声であるのに対し、英語をはじめとする西洋人は腹式発声です。
喉を開いてお腹から声を出す、ということが英語を話す上でとても重要なのです。
にも拘らず、こういったことを一般的な日本の学校教育で教わることは、まずありません。
発声と発音、これを抜きにして英語をマスターすることはできません。
リスニングが苦手な人は、一度きちんと発音のルールをやり直しましょう。
『Yumiの脱カタカナ英語マニュアル』は、英語の基本発声である喉の開き方から、個々の音(母音や子音)はもちろんのこと、リエゾンやリダクションまで、段階を踏みながら習得できるようにまとめられています。
マニュアルの詳細、サンプルはこちら♪
↓ ↓ ↓
英語は音とリズムが命です。
多読と発音、同時にやることで効果を倍増させましょう。
ランキングに参加しています。1クリックご協力お願いします。2つとも押してね
↓ ↓ ↓
携帯はこちらへ⇒人気ブログランキングへ
洋書って難しそうだと思っていましたが、Oxford bookwormsを読み、英語を学ぶというよりも続きが気になり読書を楽しんでいる感じです。Level 4を楽に読めるようになりましたが、これは一つ壁を乗り越えたと言えるのでしょうか。どうして学校で多読をやらないのだろうと思いました。最近では多読という取り組みが行われている学校もあるようですが。
Θで始まる単語と、take part in と participate in を解説してください!
小林さん
コメントありがとうございます。
レスが遅れてすいません(汗)
多読は効果絶大ですね。
中級くらいの学習者はぜひともやったほうがいいです。
レベル4まで来たらあとは目指せペイパーバックで頑張ってください(^▽^)
こんにちは。私の英語はCEFRでB1ダッたのですが、ここからB2に上がるためには、どのような事を心がけたら良いのでしょうか。
以前、YouTubeで、由美さんが中級の壁についてお話しされており、共感する部分が多くありました。 (>_<)
一行目にダったと書きましたが、「だった」でした。すみません。