6月ブートキャンプもついに折り返し地点を過ぎました。
いつも思うのですが、やはり語学はインテンシブでやったほうが絶対に効果があります。
個人差はありますが、大体3日目には英語の発声ができるようになります。
勘の良い人だと1日目から英語発声ができるようになり、それが3、4日目で定着してきます。
日本語は、口先と声帯を使って話す言語です。
なので、長時間話していると喉が疲れてきます。
喉が枯れてくるんですね。
また、大きな声を出そうと思うと、青筋を立てて声を張るため、声帯に負担が行きます。
下手な役者がそうですね。
舞台で声が届かない、何を言っているのかわからない役者というのは、
大体が口先だけで発音しているんですね。
歌い手もそうです。
全員とは言いませんが、多くの日本人歌手がこのパターンに陥っています。
つまり、発声ができていないんですね。
だから声に深みがない、声が届いてこないんです。
英語は、口先ではなく、喉の奥を使って話す言語です。
また、舌の付け根や顎の筋肉を使います。
喉が楽器となって反響効果が出るため、日本語より深みのある音として響きます。
友人のジャズシンガーは、ボーカルレッスンを受けた時に、
日本語ネイティブは、ヨーロッパ言語ネイティブと比べて本質的にハンデがあると言われたそうです。
それは、日本語は喉の奥や顎を使わないため、欧米人と比べてその周辺の筋肉が弱い。
顎が弱いというのはシンガーとしては致命的で、
だから日本人歌手はなかなか世界で通用しないのだと言われ、落ち込んだそうです。
歌の上手い人は、青筋立てて声を張らなくても、リラックスした状態で深みのある、
大きな声を出すことができます。
その感覚が、まさに英語発声と同じなのです。
日本語で長時間話すと喉が枯れますが、英語を長時間話すと喉は枯れませんが顎が疲れます。
これが、日本語と英語の本質的な違いです。
これは、知らないとできないけれど、知っていれば、またきちんと訓練すれば
誰でも比較的簡単にマスターできる発声法です。
日本語と英語は発声が違う。
ちょっと指導しただけで、1分でできるようになる人もいます。
ブートキャンプでは、発声訓練もします。
年齢は関係ありません。
コツさえつかめば、誰でもできます。
というわけで、6月ブートキャンプ、折り返しの後半です。
ダウン発声って大事音譜
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