イングリッシュブートキャンプ:由美です。
アメリカのトランプ大統領が日本人記者の英語に対して、「君の言ってることがわからない」と発言したことで、差別であると問題になっていますね。
トランプの態度の是非はさておき、実際のところ、発音のせいで言わんとしていることが伝わらない、というのは日本人に限らず起こり得ます。
中国人には中国人特有の、フランス人にはフランス人特有のアクセント、というものがあるからです。
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beachがbitchに?-フランス語に長母音はない
ツイッターで話題になったこちらの動画。
フランス人男性がアメリカで「Where’s the beach?」と聞いていますが、通じていません。
なぜなら、彼のbeachの発音が本来の音と違うからです。
フランス語には長母音が存在しないため、beachがbitchになってしまうのですね。
彼がWhere’s the beach?と言うたびに、周りの人たちの空気が凍り付くのがわかります(^▽^;)
これくらいの訛りなら察してやれよ、と思うかもしれませんが、この程度でも英語ネイティブには通じないのが現実です。
この方がハンサムな白人男性だから、この程度で済んでいるという部分もおおいにあります。
これがもしアジア人だったら、トランプのように”I don’t understand what you’re saying”と言われて終わっていたかもしれません。
私が留学していた時、サンドイッチの具を選んでお店の人に伝えるのに、チキンが通じなくて困る、とぼやいている日本人留学生がたくさんいました。
日本人が苦手な英語の発音と言えば“LとR”だと思われがちですが、実はそれ以上に苦労するのが母音です。
フランス人とは正反対で、短母音の[i]が私たち日本人は苦手なのです。
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日本語の「イ」は強すぎる-[i]と[i:]
先ほどの動画のフランス人は、beachがbitchになってしまいましたが、これが日本人なら反対に、bitchと言おうとするとbeachになってしまうでしょう。
ためしにSiriに「Where do you live?」と聞いてみてください。
高い確率で、Where do you leave?だと認識されることでしょう。
一発で通じた人は、L/Rの子音はもちろんのこと、短母音[i]の音も正しく発音できています。
[i]を日本語の「イ」と同じように発音してしまう人が、とても多いのですが、英語の[i]はもう少し喉の奥の方で出す感じの音です。
「イ」と「エ」の中間くらいの音なのです。
sickと言ったつもりがseekだと思われたとか、hitがheatになってしまったとか、sitがseatになってしまったとかいうのは、本当によくあることです。
chickenが通じないのも、最初の母音が正しく発音されていないせいです。
サンドイッチの具にチキンと言ったらチーズを入れられた、なんてことになるのもそのせいなのです。
[i]は「イ」ではありません。
日本人である以上、どうしても日本語アクセントはある程度残ってしまいます。
ただ、発音矯正をすることで、ネイティブに通じるアクセントは習得できます。
それにはまず、英語と日本語の音の違いについて、理解することが必要です。
音感の良い人であれば、外国語を聞いて耳コピーするということができるでしょう。
そういう人はリスニングも得意なはずです。
もしもあなたが英語のリスニングに苦労しているとしたら、一度発音をきちんと見直してみましょう。
『Yumiの脱カタカナ英語マニュアル』は、25年以上にわたり述べ5,000人に発音矯正を行ってきたYumiが、独自に開発した日本人による日本時のための英語発音教材です。
英語の基本発声である喉の開き方から、個々の子音や母音はもちろんリエゾンやリダクションまで、段階を踏みながら習得できるようにまとめられています。
《収録内容》テキスト102ページ(PDFファイル)
音声約90分(MP3ファイル)
動画約40分(MP4ファイル)
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