暑いですね。
ついに、8月に突入です。
さて、いかにもな“釣り”タイトルで申し訳ありません(苦笑)
今、全国(日本)に英語学習者はどのくらいいるのでしょう。
TOEICの受験者は約170万人いますから、少なくとも170万人が英語を学習していることになります。
もちろん、TOEICを受けたことのない人で英語を勉強している人もいるでしょうから、
実際はもっと人数は多くなるでしょうね。
私は、English Bootcampという英語塾を主宰していますが、
カウンセリングをしていて思うのが、学習者のほとんどがヒアリングに重点を置きすぎる、ということです。
最近ちまたでよく見る、「聞き流すだけの英語学習法」などの影響でしょうか。
もちろん、英語を聞くというのは大事な作業です。
聞かないよりは聞くほうがいい。
これは間違いないのですが、みなさん、ひとつ重要なことを見落としているのです。
それは、
聞いているだけでは話せるようにはならない。
ということです。
それともう一つ。
これまた重要なことですが、
漠然と聞いているだけでは聞けるようにすらならない。
ということも、忘れてはなりません。
以下に、条件をいくつか挙げてみました。ご自身に当てはめてみてください。
-現在、20代前半以下である
-英語上級者だ(TOEIC750点以上保持者、または有名大学の英語英文科卒)
-子供の頃(15歳以下)、英語圏に3年以上住んでいた
-今現在英語圏に住んでいる、または英語話者と一緒に生活をしている
-英語以外のヨーロッパ言語(フランス語やドイツ語など)がネイティブレベルで話せる
さて、上記の条件のうち、ひとつでも当てはまるものがあるでしょうか。
ある場合は、あなたの英語学習に対する方法論は、一般的な日本人のそれとはかなり違ってきます。
あなたの場合は、聞き流すだけの学習法でも効果が出る可能性があります。
毎日数時間英語をひたすら聞く、それだけでかなりの成果がでるでしょう。
では、そうでない、いわゆる普通の日本人、
つまり、
日本語以外の外国語を話さず、英語のレベルが上級ではなく、
子供の頃海外に住んでいた経験もなく、
現在日本で英語を聞く(または話す)環境にいない極めて標準的な日本人が、
英語を学習する時、どうすればよいのか。
英語をマスターする上で重要なことは、まさにこの1点に尽きると言っていいと思います。
多くの英語ブロガーが、自分がどのようにして英語をマスターしたかということを書いていますが、
私が敢えてそれを書かないのは、あまり参考にならないからです。
というのも、私が英語を習得したのは、10代から20歳過ぎくらいにかけてで、
しかも21歳の時に1年留学しているので、まだ辛うじて上記の条件に当てはまってしまうからです。
私は洋楽が大好きで、10代後半は毎日音楽を聴いては歌詞を調べ、一緒に歌い、
歌詞を丸暗記してしまうまで歌いこんでいました。
また、MTVや小林克也のベストヒットUSAなどの番組を録画しては、
海外アーティストのインタビューを何十回と繰り返して見、何を言っているのか聞き取っていました。
ファミリー・タイズなどの海外ドラマを録画して、英語で見たり、
English Journalを購読し、ハリウッドスターのインタビューをスクリプトを見ながら聞いたり、
とにかく毎日家にいる間はずっと英語を聞く環境にしていたのです。
なので、ヒアリング(今はリスニングと言いますね)は、かなり得意なほうでした。
国連英検のA級も取りましたし、与えられたテーマに対してプレゼンするくらいの英語力は、
そこそこ高かったと思います。
けれども、実際に複数の友人と雑談をする、というようなレベルの英語力はありませんでした。
1対1の会話はハンドルできても、これが複数の“おしゃべり”となるとまったく手が出ない。
そこには、ひとつの大きな壁が立ちふさがっていました。
私は、真面目な学習者ではありませんでした。
英語を学習する、というよりは、海外が好きで洋楽・映画が好きで、
その延長線上に英語があっただけだったのです。
ただ、ある程度英語ができるようになってくると、もっと欲が出てきます。
それで、無理をしてでも留学することを決意したのです。
留学する前の時点で、既にTOEICは800点くらいありましたし、TOEFLも500点以上ありました。
アメリカに住み始めて2ヶ月くらいで、ネイティブの早口の英語や雑談が聞き取れるようになりました。
3、4ヶ月くらい経つと、自分も雑談の輪に入ってぺらぺら話せるようになりました。
ある日突然、彼らの早口英語が聞き取れるようになり、雑談について行けるようになり、
頭の中で「日⇔英」変換していたのが嘘のようになくなり、
英語でものを考え、話すようになり、英語で夢を見るようになったのです。
けれども、このプロセスは、いわゆる標準的な日本人には当てはまりません。
厳しい言い方ですが、今の時点で30代の人は、たとえこれからアメリカに移住したとしても、
上記のように英語を習得することは難しいと思います。
海外に住む日本人で、在住10年以上経っても流暢に英語が話せない人が結構いたりすることが、
それを証明しています。
では、日本にいながら、また毎日英語を使う環境にいない人で、
30代以上の初中級レベルの学習者が、英語をマスターすることはできないのか。
そんなことはありません。
日本にいながらでも、毎日英語を使う機会がなくても、上級レベルでなくても、
英語をマスターすることはできます。
どうすればいいのか。
続きはまた後ほどアップします。
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あっという間に英語が話せるようになる方法
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