イングリッシュブートキャンプ:由美です。
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方言が標準化する、というのはこの十数年、よくある現象だと思います。
特に、上方方言(俗に言う、関西弁)。
これは、主にお笑いタレントの影響ではないかと思うのですが、
“まったりする”とか、“こける”とか、“横入りする”とか、“イケてる”とか、
上方の言葉が、全国的に普通に使われるのを見ると、へぇ~~~と思ってしまいます。
私の両親が新婚旅行で東京に来た頃は、上方言葉はあまり通じなかったそうです。
何度も聞き返されては、鬱陶しい思いをした、と言っていました(笑)
テレビの影響ってすごいなぁと、しみじみ思いますね。
テレビがなかったら、ここまで関西弁が浸透していなかったでしょう。
でも、時々使われ方が間違っていて、う~ん・・・と思うことがあるんですよ。
たとえば、表題にもあります、「あげまん」という言葉。
なぜか、女性に対してのみ使うと思っている人が、多くないですか?
おそらく、あげまんの最後の二文字に、反応しているんだと思いますが(^_^;)
これ、女性とはなんの関係も、ありません。
“まん”とは、間(ま)のことです。
間を上方言葉で、“まん”と発音するのです。
「さあ出かけよう思たら、雨降ってきた。ほんまに、まんの悪いこっちゃ」
「まんようタクシー来たから、乗っていき」
などと使います。
ちょっと若い世代の人は、もう使わないし、知らない言葉かもしれません。
知ってるの、私の世代が最後かも・・・
標準語で言うと、「間が悪い」となりますかね。
タイミングが悪い(良い)、運が悪い(良い)という意味なんです。
だから、“あげまん”というのは、間を上げてくれる人、運気を上げてくれる人、という意味。
男女関係なく、使うんですよ。
この誤用は、伊丹十三監督の映画がヒットしたことから、始まるのではないかと思います。
あれは、ヒロインが確か芸者だったか何かで、そういうニュアンスで使われていましたから。
オジサンでもオバサンでも、おにいちゃんでもおねえちゃんでも、子どもでも、
幸運をもたらしてくれる人は、あげまんですよ~~~♪(゚▽^*)ノ⌒☆
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方言の誤用-あげまん
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その本来の意味をここで初めて知りました。
でも世間では違う受け取り方をされているので残念ながら、その言葉を使うのにははばかられます。(゚ー゚;
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>kariさん
そういえば、この言葉自体、もうあまり若い人は使わないかも・・・
と、記事を書いた後で、ちょっと思いました(^_^;)
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完全に運気を上げてくれる女性のことだとばかり、思っていましたから、男性の場合は何て言うのかしら?なんて(^_^;)
間をマンと発音するんですね。高知では、お前がなまっておマンなんでしょうか?
関係ないですが
揚げ饅頭、美味しいですよね。
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>漆薔薇 ひばりさん
二人称を「おまん」と言うのは、高知だけではありません。
関西には多いです。
私の祖母や叔父叔母(三重県です)も、おまんと言います。
あと、「まん」はお饅頭のことを指したりもしますね。
いわゆる女性の秘部を指す隠語は、あくまでも関東方言であって関西には存在しません。
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男性に対して「あいつはあげまんだ」と言わないところをみると、間違った解釈のほうが一般化しているようです(笑)。誰か、世間に対して大訂正キャンペーンしてくれないかな。ちょっと気恥ずかしいですが(爆)。
「まんが悪い」確かに、運が悪い、タイミングが悪いという意味で関西人は使いますが、「あげまん」の語源だとは…。勉強になりました。ヽ(゚◇゚ )ノ
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>briccoさん
まんが悪い、って多分もう若い人は言わないし、
言われてもわからないかもしれませんね。
今は祖父母と生活することもないですし、
知らない人と話すなと親に言われて育つので、
近所のご老人と子どもが話す機会も、ないですしねえ。
そうやって、方言が失われていくのかと思うと、ちょっと残念ですね。
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・・・すみません。
私も、誤った解釈のほうしか存じ上げませんでした。
もともと、大阪出身ですが、「まんが悪い」という表現を私自身、実際に見聞きした記憶がほとんどありません。
うちの親曰く、「できる限り標準語に近い言葉を選んで、娘には接してきた」そうです。
実際に大阪を離れてみると、もっと大阪弁を教えてくれたらよかったのにと、今更ながら、少し寂しく思っています。
ちなみに、食いしん坊な私にとって、「あげまん」はどちらかというと「揚げ饅頭」です(笑)
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>なちこぶくろこさん
なちこぶくろさんのご両親は、元々関西の地の人ではないのかしら?
世代的に、関西の年配の人は、上方言葉が標準語だと認識してるので(笑)
若い人は、いわゆる浪速言葉を知らないですね。
私も、父が話してるのを聞いて知っているくらいです。
自分が使うことはほとんどないですねえ。
私も、あげまんといえば揚げ饅頭ですね(^ ^)
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少しずれますが、千葉の大学で友人に「なんでやねん」と巨人師匠のダブルツッコミ(前後から「パシン」と行くやつ)やったら、関東地方の女子が
「ひどーい、叩いた」
「なんで叩くの?」
と絶対零度並みに凍りつきました(ノД`)
最近は授業で「煮抜き」と「関東炊き」を教えております(^_^)b
「関東炊きにはコロと筋が無いといかんのやー!」
何の授業をしているのかはよくわかりませんが(^0^;)
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>カオリンさん
関東炊きって、懐かしい響きですね~
今の若い子は知らないかもしれません。
私の親は今でも「おでん」とは言わず、関東炊きと言いますね。
牛丼のことも、肉どんぶりと言いますし。
鶏肉はかしわです。
関西でも、このあたりはもう死語に近いかもしれません。
私自身、知っていても使いませんもの・・・