イングリッシュブートキャンプ:由美です。
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お友達のRainyさんが、転職先の研修で、スウェーデンに行って来ました。
彼女の目を通して見た、スウェーデンという先進国の様子が、よくわかる記事です。
ぜひ、このブログの読者の方にも、読んでもらいたいと思い、ご紹介します。
Rainyさんのブログ 「帰国しました」
北欧が、福祉先進国なのは、多くの方がご存知だと思います。
けれども、実際にそれを目の当たりにしたという、経験のある人は、少ないでしょう。
Rainyさんの記事には、うんうんと頷ける点が、いっぱいあります。
まず、私もまったく同じ経験をしたのが、このくだり。
“スウェーデンの社会保障の充実さは、知識としてはあったけど、実際目の当たりにすると、羨ましいというよりショックが先にきました”
これ、わかるなぁ・・・
今からもう四半世紀ほど前ですが、私が初めて海外に行ったのは、アメリカでした。
そこでお世話になった家庭が、いわゆる普通の、ワーキングクラスの家庭だったんですね。
本当にごくごく一般的な、ホワイトカラーでもなければ、富裕層でもない、
ご夫婦とも高卒という、普通の家庭です。
夫は警官、妻はフラワーアレンジメント教室で、教えています。
子どもは3人。
平日昼間になると、夫がいったん帰ってきます。
保育所から子どもをピックアップして、帰ってくるんですね。
あの、警官の制服のままで、です(笑)
ちょっとした家事をしながら、夫は子どもとしばらく過ごします。
そのうち、シッターがやってきます。
すると、夫はまた職場に戻ります。
そして夕方、妻が仕事から帰ってきます。
夫婦二人が、互いに協力し合って、家事や育児をしているんですね。
また、社会全体に、家庭を優先させるという、コンセンサスがあります。
これを見た時、私は羨ましいというより、日本とのあまりの差に、ショックを受けたんです。
だから、Rainyさんの言葉が、よくわかりました。
私がショックを受けたのは、四半世紀前ですよ?
あれから、四半世紀経っても、日本は変わっていないということなんです。
なぜ変わらないのか。
それは、彼女の言うように、「諦めているから」「目覚めていないから」だと思います。
状況を変えるには、ある程度の痛みや、ネガティブな感情が、必ず伴います。
それを乗り越えた社会だけが、変わっていけるのだと思います。
フェイスブックのCOO、シェリル・サンドバーグが、印象深いことを言っています。
最後のほうです。
I think a world that was run where half of our countries and half of our companies were run by women, would be a better world. And it’s not just because people would know where the women’s bathrooms are, even though that would be very helpful. I think it would be a better world. I have two children. I have a five-year-old son and a two-year-old daughter. I want my son to have a choice to contribute fully in the workforce or at home, and I want my daughter to have the choice to not just succeed, but to be liked for her accomplishments.
そういう社会を目指すのであれば、諦めずに頑張ること。
これに尽きるのだと思います。
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成熟した社会とはなにか
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僕もオーストラリアに来てショックを受けました。
土曜日なんてお店が5時に閉まるんです。しかも5時に仕事が終わるのではなく4時半くらいにはシャッターを閉めみないち早く帰ります。
とにかく仕事より家庭。オージーは土日の家族サービスを何より一番大切にしてますね。
日本で休日出勤、深夜残業してまであんなにがむしゃらに働いてきた自分っていったいなんだったんだろうって思います。
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>アラフォーパパ(^^)さん
そうなんですよ。
こういうのって、実際に海外に出てみないとわからないんです。
いくら“情報として”知っていても、実際に肌で体験しないと衝撃として脳に残らない。
自分の誕生日はおろか、妻や子供の誕生日やイベントの時は休み、
子どもが具合が悪くなったら、大統領でさえ執務室から急行するのが常識。
スウェーデンは特に福祉大国ですが、多かれ少なかれ欧米はみな同じですよね、こういう認識は。
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日本は(Rainyさんによると韓国も)、変わることが怖いんだろうね。
でも、現状維持状態では誰も幸せじゃない。
夫は体を壊してまで(下手すると命を落として)馬車馬のように働き、そのせいで家庭を顧みる時間も精神的余裕もない。
そのせいで妻は常に不満と鬱憤がたまっていて、そういう夫婦関係は敏感に子どもに伝わるから思春期になると子どもはぐれやすい。
こうまでして滅私奉公したところで会社は何の保証もしてくれるわけでなし、死んだところでなかなか労災は認められず、今や終身雇用も危うい。
みんなが不幸なのに、アクションを取ろうとしない。
まるで負の連鎖だなぁと思ったよ。しみじみ。
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日本も昔と較べれば、家庭に気持的に比重が傾いているとは思いますが、現実生活面では、先進国にはまだまだ及びませんねえ。
TV番組で働きながら主夫する男性が取り上げられているってことは、そういう人はまだ少ないってことですよね。
当たり前じゃないから、珍しいから、番組になっているんです。
男性社会のままの日本では、社会の仕組みも大きく変わってないし、男性の意識も日常生活は女性依存なので、働く女性には不利な環境だと思います。
ほんとに一生懸命働いている女性をサポートする社会になってほしいと切に願います。
主夫業も自分の仕事と思っている男性にもね。☆
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>よ!さん
変化には必ず痛みとか、犠牲とか伴うからね。
でもそこを乗り越えないと、何事もimproveしないんだよね。
一人ひとりがそれを望んで、変わるように努力するしかない。
欧米だって最初からこんなだったわけじゃ、ないからね。
女性たちが血の滲む努力をして、勝ち取ってきたもの。
負の連鎖、確かにそうだね。
日本って、誰か一人が得するくらいなら全員が損する方がいい、
っていう考え方がどこかにあって、それが進歩の妨げになってる気がする。
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>kariさん
Rainyさんも書いているように、「イクメン」なんて言葉が、
まだまだメディアでもてはやされているようでは、ダメなんだと思います。
親なんだから育児はして当たり前。
なにも特別なことじゃ、ないはずです。
そういう意識からして、なかなか変わらないんだなと思いますね。
シェリルさんのスピーチを見ても、これはユニバーサルな問題なのでしょうね。
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僕が幼稚園の時までは両親ともそうでした。そうせざるを得なかった環境でしたから。ただ、僕は日本は日本でいいと思っていますし。一番当人たちにとって幸せな形が優先されていいと思いますね。
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>池田諭(いけちゃん)さん
そうですね。
当人たちにとって幸せなかたちが優先される、
つまり、色んな選択ができる社会が理想ですよね。
残念ながら、今の日本はまだそれにはほど遠いと私は思います。
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こんにちは。こちらではお久しぶりです。取り上げていただいて、ありがとうございました。嬉しかったです(^○^)
今まで留学したオセアニアの国々でも、社会の成熟度にショックを受けたんですが、スウェーデンはもっと先をいっていて、女性が制度に甘えていないところに感動しました。国は違えど、同じ会社の人だというのも、また留学したときとは違った親近感があったので、よけい衝撃的でした(^_^;)
社会が成熟しているのは、個人が成熟しているからで、みんな立派な自立した大人の女性でした。日本のような幼い可愛らしさは求められていないというのが肌でわかる(^_^;) かといって、男性に負けないように!という気負いはない。みんな自然体で、リラックスしていました。
なんかいろいろな思いが交錯した研修でした(^_^;)
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>Rainyさん
出張お疲れさまでした。
Rainyさんの書いていることは、いちいち「うんうん」と共感することばかりだったので、
思わず拙ブログでも紹介したくて、取り上げさせてもらいましたo(^-^)o
仕事仲間を通して見た世界って、また違った衝撃がありますよね。
私も、やはり海外で仕事をした時にそれをすごく感じました。
なにより、みんな自分のペースで、ゆったりと生きている。
日本はそれが許されない空気がありますからね。
羨ましいというよりショックだった、という表現がまさにピッタリだと思いました。
もっとみんなが、色んな選択を持てる社会になるといいですね。
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なんか日本は後退しているような気がしますね。
先日もある良い年をした女性漫画家が、飛行機の機内で赤ん坊の声に我慢出来ず、着陸態勢に入った機内(もちろんシートベルト着用)でシートベルトを外して
「私降りる、飛び降りる!」
と叫び回った事件がありましたね。
アラブの社会では、子どもが車内で泣いていたら、周りの男性が面倒見てあげるそうです。
法的整備も必要なのは勿論ですが、共同体意識が必要でしょうね。
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>カオリンさん
>なんか日本は後退しているような気がしますね。
私も、それを強く感じます。
こういう感覚って、すごく大事だと思うんですよ。
危機感と言い換えてもいいかもしれません。
だからといって昔のほうがよかったか、と言えばまたそういうわけでもなくて。
難しいですね、本当に。